ハウス長が紹介する
ゆいま~る花の木
「ゆいま~る花の木」は、全室で20室。集合住宅としてもこじんまりした規模が、「ゆいま~る花の木」の特徴です。入居されている方も60代から80代までさまざま。ご自身のペースでゆったりと暮らされています。
丸山秀樹ハウス長が、ゆいま~る花の木の暮らしを紹介します。
さまざまな「食べる楽しみ」を大切に
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暮らしの中で、大きい楽しみのひとつが「食べること」。
居室には、火事の心配が少なく安全性の高いIHヒーターが2口ついたキッチンがありますので、自炊生活に不自由はありません。秩父の水道水はおいしいことで評判です。奥秩父山地の急峻な河川から取水され、豊かな自然の力でゆっくりとろ過した、まろやかな軟水で、自炊も楽しくなります。
また、秩父の魅力の一つが、新鮮で安い地場産野菜。四季折々、旬の野菜が、徒歩15分圏内の店舗で手軽に手に入ります。ブドウやいちごなど、秩父にしか流通しない地元の珍しい果物は、土産物としても人気です。
隣接した花の木交流センターに、月に2回ほど、移動販売がやってくるのも楽しみのひとつです。
移動パン屋さん(光の村)のパンは、人気で、来るたびにぎわいます。秩父にある光の村養護学校秩父自然学園が、「移動販売車」でパンを販売しに来てくれます。
また、NPO法人「はぴねす」さんの有機野菜販売では、旬の有機野菜や手作りの雑貨が購入できます。
2020年4月から、週替わりで、希望者の注文をまとめてランチを配達してもらう「デリバリーランチ」も始まりました。自室にいながらにして、秩父のさまざまなお店のデリバリーランチを楽しむことができます。「これまで知らなかったお店の味と出会えた」と、好評です。ゆったりしたキッチンで自炊も楽らく
光の村のパンの移動販売車
週替わりで違う店に配達してもらう「デリバリーランチ」
※コロナの状況により、お休み、不定期となります。おいしくて新鮮な地場産野菜が人気です
コミュニティスペース「花の木交流センター」での活動
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「ゆいま~る花の木」のフロントがある、隣接する「秩父市花の木交流センター」では、月2回開催する多世代食堂「花の木食堂」など、地域の方々と交流できるさまざまなイベントを行ってきました。
2020年7月からは、歌と体操で楽しく心身を活性化する「♪笑って歌って♪音楽で脳トレ講座」が、10月からは「フレイル予防教室」がスタートしました。
また2020年10月~2021年2月には、健康づくりの習慣が5カ月で身につく「フレイル予防プログラム」を行いました(本企画は、経済産業省の補助事業「令和2年度ヘルスケアサービス社会実装事業」で採択された事業として行ったものです)。
入居されている方や地域の高齢者の楽しみや活性化につながるさまざまな活動を、地域の移住者ともつながりながら、今後もつづけていきます。秩父市花の木交流センター平面図
フレイル予防教室
フレイル予防プログラム
♪笑って歌って♪音楽で脳トレ講座
多世代食堂「花の木食堂」
プリザーブドフラワー教室
マッサージ(有料)
※コロナの状況を見ながら、活動を少しずつ再開しています。卓球台(予約時:有料、その他:無料)
健康を心がけながら、孤立しない暮らし
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春の芝桜、夏のホタル、秋の紅葉、冬の祭と、秩父は季節ごとに外出する楽しみがあります。しかし2020年4月以降、新型コロナウイルスの感染が拡大してからは、入居されている皆さんも感染予防に努めて、外出を控えていらっしゃいます。そうなると心配なのが、身体の衰えです。
感染予防のため、花の木交流センターでも、多人数が集まるイベントは一時期自粛していました。その間も、「ゆいま~る花の木」のフロント業務は継続しており、居住者とスタッフがお顔を合わせないことはありませんでした。
また、入居されている方と「ラジオ体操」(参加自由)を毎日行っており、体力の衰えを予防しながら、お顔を見てご挨拶していました。
緊急事態宣言が解除されたのちの7月以降は、3密を避け、マスク着用や消毒を徹底して、感染予防に細心の注意を払いながら、活動を少しずつ再開しています。隣接した花の木交流センター内にあるフロント
毎日午前中に、ラジオ体操を行っています(自由参加)
ゆるやかなつながりと交流
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ひとりで過ごすのが好きな方は、居室で好きなようにゆったり過ごせるのが、「ゆいま~る花の木」のいいところです。
一方で、高齢者のひとり暮らしでは、「出かけないと人と会えない」「しばらく人と会話していない」ということが起こりがちですが、「ゆいま~る花の木」ではそういうことはありません。隣の「花の木交流センター」内にあるフロントまで足を運ぶと、日中365日スタッフがいます。花の木交流センターには、コーヒーやお茶(有料)も用意していますので、「茶飲み話」を楽しむこともできます。
暮らしのちょっとした困りごとや、医療・介護の考えごとがあるときも、フロントでご相談いただけます。
〈相談事例〉
・部屋の中で、巾着が見つからなくなってしまったというご相談あり。お部屋にうかがって一緒に探したところ、本人が置いた記憶のない棚の上から見つかった。
・カーペットを買い替えたい、とのお話が出たので、矢尾百貨店をおすすめしたところ、早速その日のうちに行って、採寸と見積もりをお願いしたとのことだった。
・腰痛があり、湿布を貼っても効果なしとのこと。訪問マッサージの手配をお手伝いしたところ、症状が改善し、歩行も楽になったと喜んでいただけた。
・歯肉が痛み、食事も食べづらいというお話に、スタッフが調べて、歯科で往診を依頼。義歯を調整してもらって、「調子がよくなった」ととても喜んでいただけた。365日、日中スタッフが常駐。いつでもお立ちよりください
ゆいま~る花の木カフェのコーナー。談話にご利用いただけます
毎日の安否確認、そしてもしもの時は
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居住者には毎日、朝10時までに、共用廊下に置いてある紙に名前を記入していただくのが「ゆいま~る花の木」の安否確認です。
もし、ご記入がない場合は、スタッフがお部屋に訪問します。
応答がなく、安否が確認できない緊急事態の場合は、お部屋に入らせていただき、状況を確認して、救急搬送を手配するなどの対応をします。
また、室内には一定時間動きがないと緊急通報を行う「空間センサー」が設置されています。もし倒れて動けないような場合は、このセンサーからセコムに自動通報がいき、緊急隊員が駆けつけます。
緊急時は、押すと異常を通報する「ペンダント型救急ボタン」でも、セコムに通報できます。
日中常駐するスタッフと、セコムの緊急対応システムの連携で、居住者の「もしも」に対応します。お名前の記入で毎日安否を確認
室内にはセコムの空間センサーが設置されています
居住者の声
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・ひとり暮らしに自信がなく、自分にできるとは思わなかったけれど、皆さんのおかげでひとりで暮らせます。(居住者Aさん)
・入居することには不満もあったけれど、ここでの暮らしは楽しんでいます。(居住者Bさん)
・コロナのために家族が行くことができない間も、電話で話はしていました。いろいろ聞いていましたが、いいところで過ごすことができてよかったです。いつか自分たちも入りたいサ高住です。(居住者Cさんのご家族から)
(ゆいま~る花の木 ハウス長 丸山秀樹)