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2月7日(金)「おしゃべりサロン」の様子を報告
「ゆいま~る」の暮らしに関心のある方が「ゆいま~る大曽根」と「ゆいま~る神南」で暮らしている方に話を聞く「おしゃべりサロン」が始まりました。 2月7日(金)に行われた「おしゃべりサロン」の様子をご報告いたします。この日は、ゆいま~る神南にお暮らしのおふたりをお招きしてお話を伺いました。
■住み替えたきっかけは?
「ゆいま~る神南」におすまいのEさん(女性)は84歳。1年少し前に名古屋市外から住み替えていらっしゃいました。きっかけは、息子さんが「ゆいま~る神南」の近くに住んでいたから。「年を取ってきて何かあれば世話になるし、1時間かけてきてもらうのも悪いし、元気なうちに引っ越した方がいいと思って」あっという間に決めたそうです。それまで住んでいたマンションがとんとん拍子に売れたのにも背中を押されたようです。
同じく「ゆいま~る神南」で暮らす78歳のFさん(男性)は、守山区から住み替えて5カ月。77歳になった時、目が衰えてきて車を手放そうかと考えていましたが、「それまで住んでいたところは、車がないと不便だった」ので悩んだそうです。そんな時、南区に住む妹さんから「ゆいま~る神南」のチラシが送られてきて、「近くに来て」と言われました。諸経費を計算した結果、年金と貯金でやっていけると判断。徒歩3分以内に、バス停、スーパー、病院などがあり、車が無くても不便でない「ゆいま~る神南」への住み替えを決心しました。
おふたりとも声をそろえる「ゆいま~る神南」の特徴は「自由」であること。Eさんは「前のマンションに住んでいるのと変わらない」、Fさんは「老人ホームだと3食付きで楽だろうけど、自分は食べ物の好き嫌いが激しいので迷惑をかけてしまう。ここは自分の好きなものを好きな時に食べられるのがいい」。
そして、やはりおふたりとも、「動けるうちに動こうと思った。引っ越し作業や、手続きなど、年を取れば面倒になる」と思い切って決めたそうです。
■暮らしてみていかかですか?
Eさんは、「生活しやすいですね。前住んでいたところも、すぐ前にスーパーやユニクロがあったけど、こっちに来てもっと便利になりました。目の前の温泉施設(白鳥の湯)がいいですね。家でお風呂掃除をする手間を考えたら、大きなお風呂にゆっくり入った方がいい。病院も徒歩3分くらいだし、少し具合が悪くても歩いて行ける」。
Fさんは、「バス通りが近いので外の音が気になるかと思っていたけど、窓を閉めると全然聞こえない。雨が降っているのに気づかず、外に出てびっくりしたこともあります」。また、10階なので港で打ち上げられる花火がとてもきれいに見えるそうです。
■毎日の過ごし方は?
Eさんは、毎朝6時に散歩に出かけるのが日課です。神社にお参りし、お気に入りの喫茶店でモーニングを食べます。毎月、1日、15日には、熱田神宮へお参りに。ゆいま~る神南向かいの「白鳥の湯」でお風呂に入ったり、「じっとしているのが好きじゃない」ので、敬老パスを利用してあちらこちらに出かけるそうです。ご本人曰く「味音痴」なので「何を作ってもおいしくない」ので、もっぱら外食が主。気ままに自由に暮らしを楽しまれています。
Fさんも、毎朝2時間の散歩が日課。独自の散歩コースが5つあり、曜日によって散歩コースを分けています。歩いた距離もしっかり記録。お部屋も大変きれいに整えていらっしゃいます。本が好きで、「引っ越しの時だいぶ処分してきました」ということですが、今も本棚にぎっしり詰まっています。
■参加者からの質問
「福祉会館で行われるセミナーやイベントに参加したりして、出かけることが多いです」とおっしゃるGさん(女性)は名古屋市内にお住いの80代。「実際に暮らしている人のお話を聞きたかった」ということで参加しました。
Gさんからは「バスの利便性」について質問があり、入居者からは「バスは思ったより便利」との回答がありました。
ゆいま~る神南から徒歩3分の「南陽通五丁目」バス停からバスに乗れば、地下鉄名城線「伝馬町」駅への乗り継ぎに便利な「熱田伝馬町」バス停まで約10分。名鉄名城線「神宮前」駅への乗り継ぎに便利な「神宮東」バス停までは約13分。敬老パスが利用できます。
Hさん(女性・70代)は、様々な高齢者住宅を見学してきましたが、子どもの近くに引っ越しするか悩んでいるそうです。
「暮らしの費用がどのくらいかかるのか知りたい」ということで、電気代について質問したところ、鬼頭さんから「1カ月2400円」という驚きの金額が…! 「テレビ、こたつくらいしか使いません。エアコンもあるのですが、使っていないんです。とにかく南向きなので日当たりが良く、冬でもあたたかいですね」との回答でした。
また、Hさんから「病気になったり、入院しなくてはならないときは?」との質問には、入居相談室相談員が答えました。「程度にもよりますが、自宅と同じなので、入院してもそのまま、退院後もそのままお暮らしいただけます。医療が必要になっても、病院まで行けない場合は在宅医療を使うなどで暮らすことが可能です。ただし、医療的な措置が多くて難しい場合もあると思います」。
さらに、「認知症になった場合は?」との質問に対して、「お元気なうちに住み替えられた方の場合は、体の感覚で部屋の状況を覚えているし、スタッフもその方の好みや希望をわかっているので、程度にもよりますが暮らしていくことはできます」。そして、「毎日の安否確認で入居者の方にお会いしているので、スタッフは変化に気付きやすい」。認知症の初期に気付く可能性も高いので、お元気なうちに住み替えられることをすすめたいです。
最後に、Eさんから、「引っ越しするときに、お墓をマンション型のお墓に移しました。これまで息子と1時間かけて毎月墓掃除に行っていたのですが、ゴミ袋5つ分の落ち葉の処理など、掃除が本当に大変で疲れてしまって。息子と相談して決めました」。
お元気なうちに、住まいとお墓の引っ越しまで済ませたEさん。見習いたいものです。
参加者のHさんは、「神南に暮らしている人から話がきけてよかった」。
Gさんからは、「はじめてのことなので、話を聞かせていただくつもりで参加した。入居者の日頃の生活の様子を聞けてよかった」との感想をいただきました。
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