〒191-0062 東京都日野市多摩平3-1-6
TEL:042-514-9416
1958年、東京都日野市に日本住宅公団(現・UR都市機構)は、2792戸の大規模な多摩平団地を建設しました。人口約1万人。4次募集では競争率100倍を越える大人気。ステンレスのキッチンや水洗トイレといった最新設備、子ども部屋のある間取り、地縁や血縁などのしがらみのない生活、緑豊かな環境での子育て……、その頃の団地は憧れの的でした。
それから半世紀が過ぎ、老朽化した多摩平団地のほとんどが高層のUR賃貸住宅に立て替えられたのですが、そのなかで最後まで残っていた5棟のある敷地が「たまむすびテラス」として再生しました。
若者向けシェアハウスの「りえんと多摩平」、貸し菜園を併設したファミリー向け共同住宅「AURA243多摩平の森」、そして「ゆいま〜る多摩平の森」―――この3つが隣接する「たまむすびテラス」という名前には、「世代を超えて、人と人、人と街、周辺地域がつながり、コミュニティが再構築される結び目になるように」という想いがこめられています。2012年度グッドデザイン賞を受賞しました(都市づくり、地域づくり、コミュニティづくりカテゴリー)。ゆいま~る多摩平の森は平成22年度 第2回高齢者等居住安定化推進事業選定事業(特定部門)に選定されています。
手前の平屋建ての建物は食堂兼集会所
多世代で楽しむもちつき
居住者が講師となる藍染教室
豊田駅(JR中央線)から徒歩約9分、買物などの利便性も抜群です。徒歩圏内に医療機関や買物施設、飲食店、図書館などが充実し、利便性と自然とがほどよいバランスで調和しています。 まわりには、ユリノキ並木やマツ林、モミの森、緑豊かな公園が点在。市の北部を流れる多摩川、市の中心を流れる浅川、多摩丘陵の裾野……など四季折々、美しい景観を楽しませてくれます。
協力医である南平山の上クリニックの八幡憲喜院長は、終末期ケアをライフワークとし、1人ひとりのライフスタイルと希望に沿った在宅医療を実践されてきました。「心の痛みから、からだの痛みまで、病を癒すお手伝いをしたい」をモットーに活動されています。
南平山の上クリニックの八幡憲喜院長。終末期ケアをライフワークにされています。
歯科の協力医は、「ゆいま〜る多摩平の森」から徒歩約6分(570m)の黒沢歯科医院です。食べることは生きること。いつまでも、おいしく、楽しく食事が食べられるように、口腔ケアはとても大切です。食べものを咀嚼し、飲み込む力(嚥下)についてのご指導もいただけます。
黒沢歯科医院の黒沢洋行先生。咀嚼や嚥下のご指導もいただけます。
介護保険を利用されている方の"在宅"をささえます。利用者の日々の健康管理を支援するとともに、協力医である南平山の上クリニックや黒沢歯科医院と連携しています。
※行政が定める介護サービスの施設ですので、ゆいま~る多摩平の森の居住者専用の施設ではなく、利用に際しての優先もありません。ご了承ください。
小規模多機能型居宅介護を利用するにはあらかじめ登録していただきます(登録定員は29名)。ここでのサービスのメリットは、「訪問」(訪問介護)、「通い」(デイサービス)、「泊まり」(ショートステイ)を1カ所のなじみのスタッフに対応してもらえることです。なじみのスタッフが対応しますので、利用するサービスごとに別の事業者に何度も同じ説明するといった煩雑な手続きがなくなります。環境の変化に敏感な認知症の方にもおすすめです。サービスの利用料は、介護度に応じた定額料金(月払い)です。
登録された方には、1人ひとりの状態や希望に応じたケアプランをつくります。たとえば、「お風呂に入りたい」「食事だけお願いしたい」といった利用もできます。介護している家族の具合が悪くなったときなどに、突然の「泊まり」をご希望されるケースでも柔軟に対応いたします。お問い合わせは「ぐり〜んはぁと」まで。
昼は夢にチャレンジする“ワンデイシェフ”の方々を中心に、 夜は経験豊富なスタッフが、腕を振るい、工夫を凝らした料理を提供いたします。ゆいま~る食堂では、食を通じて人とつながり、皆様を笑顔にしていきたいと考えています。からだに優しく美味しい食事を、心を込めて提供させていただきます。
ゆいま~る食堂は地域コミュニケーションの場としても活用しています。入り口から食堂兼集会所に至る“長い廊下”には書架を設け、居住者はもちろんのこと地域の方にもご利用いただける「まちの図書館」です。
さらに居住者参加型のさまざまな部会が活動中です。その一つ「グリーンクラブ」では、居住者が中心となってハウスの植栽や庭づくりをしています。
「ゆいま~る食堂」に至る廊下の壁が書架になっています
部会の一つ「グリーンクラブ」の活動
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