ゆいま~る大曽根ブログ

はじめての「お片づけセミナー」開催!!


住み替えたくても、まず今の家を片づけなきゃ。
引っ越したはいいけれど、なかなか片付かなくて荷物はまだ段ボールのまま…。
ゆいま~る大曽根にお問い合わせをしてこられる方、実際に暮らしている方の中には、お片づけに関係するお悩みを抱える方が少なくありません。
そんなお悩みのお助けになればと、1月22日にフロントにてお片づけのセミナーを行いました。

↑一般社団法人生前整理普及協会副代表の林茂行さん(左)と、認定講師の知念亜希先生。

■お片づけには4つの力が必要

当日は冷たい雨の日でしたが、9名の参加者で会場は窮屈なくらい熱気むんむんでした。
お話をしてくれたのは、一般社団法人生前整理普及協会副代表の林茂行さんと、テレビにもしばしば出演されている認定講師の知念亜希先生。
皆さんは、”生前整理” と言うとどんなイメージをお持ちでしょうか。
散らかっているわけじゃないけれど、モノがいっぱいで片づける気にならない納戸状態の部屋の写真がスクリーンに映し出されました。知念先生が関わった生前整理の現場写真です。
参加者の皆さんが画面を見て、「ある、ある…」と思わず頷いています。捨てればいいものがきっといっぱいあるのでしょうが、そこには大事な思い出もあるのでそう簡単ではないのですね。
そういう時はもし納戸状態にするにしても、まずその部屋の窓を開け閉めできるようにすること、部屋自体を明るくすること、そして下にモノを置かないように片づけるといいです…など、知念先生がちょっとしたコツを教えてくれました。
でも、きっとこのようなケースは珍しいことではありませんね。なぜでしょう?!
それは、片づけるためには4つの力が必要だからです。

一つめは決断力。決める力ですね。
二つめは分別力。大事なものと大事でないものに分別する力です。
三つめは物の管理力。何をどこにどのようにしまうか、管理する力です。
そして四つめは体力。片づけをするには重いものを持ったり運んだりしなくてはなりません。

この四つめの体力というのは、実は業者さんでも家族でも他の人に頼めることですが、決断力、分別力、管理力は自分でないと難しいこと。だけど実は皆さん、意外に忘れがちなことなのです。
年をとるとなかなか決められない、分別できない、管理するのが面倒、という声はよく聞かれます。やはりできるだけ若いころから始めておきたいものですね。

お片づけには「転換期」ある

先生のお話はさらに続きました。お片づけにはターニングポイント、すなわち転換期があるそうです。
それは、①住まい方の変化、②好みの変化、③カラダの変化なのだそうです。

例えばキッチンを例にお話がありました。
まず「①住まい方の変化」として一番大きいのが家族の人数です。人数に見合った量の食器にお片づけしたいところです。来客用のものは普段用と兼用させるかプラス3人分程度に、など「量の見直し」をしましょう、と先生からアドバイスがありました。
続いて「②好みの変化」としては、重い食器よりは軽くて運びやすい食器を好むようになる、複雑な柄のものよりもシンプルで手入れしやすいものもしたくなる、など。先生からの「年齢と共に変わってきていませんか?」という問いかけに、参加者は「ふむふむ…」。思い当たる節があるのかもしれません。
最後に「③カラダの変化」というのは 収納場所でも高いところ、低いところの問題。例えば脚立に乗って高い場所にモノをしまうのは怖い、下の方の収納場所はしゃがまなくてはならず、奥の方まで手が届かない、など。そうなるともう何が入っているのかわからなくなる、忘れてしまうということになります。
先生からは、そう言う場所は使わない、という選択をしましょう、というアドバイスがありました。片づけてきれいにスペースができたらつい何かを収納したくなるものですが、ここは使わない。収納の基本は「両手で届く場所」に、ということだそうです。また、収納は「ざっくり」を目指し、取り出しやすくするために籠を多用することもいいそうです。

「いつか使おう」と思ってとってあるモノは、どこのお宅にもたくさんあるでしょう。でも、そう思ってから何年経ちましたか?
先生からの質問に、参加者一同苦笑いです。
もったいないからととっておいたはずが、結局使わないからといざ処分しようと思うと、今度は結構お金がかかるようになってしまうのです。「財産」だと思っていたものが、「負の遺産」になってしまうのですね。

■モノを手放すコツとは?

それでも、モノを捨てるのはなかなか気持ちが大変です。そこで先生からモノの手放し方のコツを教えてもらいました。

「ごめんなさい」から「ありがとう」へ
 捨てる時、私たちはつい申し訳ない、後ろめたいという気持ちになりがちです。その「ごめんなさい」の気持ちを「ありがとう」に変換させましょう。モノに対して「使わせてくれてありがとう」、「自分のところに来てくれてありがとう」という気持ちで手放しましょう。

リサイクルの活用
今はモノによって、いろいろなリサイクルがあります。最近は国内だけでなく海外で重宝されるモノも多くなりました。リサイクルを上手に活用しましょう。ゆいま~る大曽根がある大曽根住宅の1階には、NPOわっぱの会が運営している資源買い取りセンター「ここからの風おおぞね」があります。春にはカフェも併設した「ソーネOZONE」として生まれ変わるので、うまく活用したいところですね。

最後にお片づけと言うのはゴールを決めないといつまでもダラダラしてなかなか進まない、という話がありました。
「皆さんはどんなお部屋にしたいと思っていますか?」
「どんな暮らしがしたいですか?」
モノを探さなくていいような部屋にしたい。お掃除しやすい部屋にしたい、などなど参加者同士でいろいろ考えてもらいました。
お片づけは、自分が理想とする暮らしやお部屋をイメージしながら、進めるのがよさそうです。

(1月22日「お片づけセミナー」より)

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