まちライブラリー「本の話をしませんか」開催しました!
4月12日(木)14:30からゆいま~る食堂にて居住者3名とスタッフ2名で、おすすめの本を持ち寄り、感想などを話すイベントを開催しました。お茶とお菓子をいただきながら、のんびりとした雰囲気で始まりました。
「万葉集の解釈」を長年愛読書として大切にお持ちの居住者は、好きな和歌を朗読しました。子どもを思って書いてあり、状況を思うと涙が出てくるそうです。生活環境は変わっても、子どもを思う気持ちは今も昔も変わらないことを改めて思いました。大切にされてきた本は経年による傷みはありますが、手にしっくりと馴染みます。
次に、高齢の方が書かれた本の紹介があり、「やはりご高齢の方の言葉は重みがあり勉強になる」との感想がありました。ご高齢の方がしてくださる気配りの話もなどもして、心が暖かくなりました。
それから、鳥の気持ちを書いてある本の紹介がありました。とてもかわいい表紙で、楽しく読むことができたそうです。鳥も感情によって鳴き方が変わるそうです。また、鶯は初めからホーホケキョとは鳴けず、ホーホケ…となってしまうとのこと、「鳴き声を聞くのが楽しみだね」と話しました。
私からは、筋萎縮性側索硬化症の患者さんが書かれて、自費出版された本を紹介しました。病気の残酷さ、家族の温かさがわかる本です。治療に関してはもちろんですが、患者さんにとって、良い療養環境ができることを心から願っています。
持ち寄った本からどんどん話題も広がり、趣味のことや、昔の給食や、ボランティアして思うこと、延命治療のこと、また、イナゴの佃煮についてまで、楽しい時間を過ごしました。居住者の、「文字を読むのは目も疲れるが、読まないと心がカサカサになる、瑞々しく生きるためにもこれらも愛読書や、他の本も読んでいきたい」との言葉が印象的でした。
次はどの本を紹介しようか…またの機会を楽しみにしています。
ゆいま~る福では、5月17日(木)13:30から、「むかしの大阪を映像で探ねて」として、昭和初期の映像上映会を開催します。貴重な作品ですので、皆さまお誘いあわせの上ぜひお越しくださいませ。