ゆいま~る福ブログ

開設記念式典④社長 高橋英與から 「総力戦でコミュニティの拠点を作っていく」


 

 2016年11月1日、ゆいま~る福オープニング記念パーティーが開かれました。

弊社社長・高橋英與のあいさつをご紹介いたします。

ゆいま~るの特徴は「みんなでつくる」こと

私どもの「ゆいま~るシリーズ」は、普通のサービス付き高齢者向け住宅とちがって、入居予定者の方たちと一緒に話しをしながら建物をつくっていく、運営をしていくという考え方でやってきました。昨日も、ゆいま~る伊川谷(兵庫県神戸市)の入居者の皆さんと、2時間近く暮らし方やケアの問題、スタッフの対応の仕方について、経営の問題など、いろいろな話をしました。

ゆいま~る福も、入居予定者の方とともに考えながらつくってきました。「福町通信」(一般社団法人コミュニティネットワーク協会発行)を月一回発行して、プロジェクトの情報を常にオープンにしてきました。その中で、入居を決めた方の「自由もあるし、安心もある」という声があります。サ高住に入居をする方は、それを望んでいるんですよね。

普通のサービス付き高齢者向け住宅は、80%以上が要介護の方向けで、元気な「自立」の人たちが入れるところはとても少ないのです。しかも、ほとんどが25㎡未満。18㎡とか、場所によっては13㎡とか、とても生活ができる広さではない。

ゆいま~るシリーズでは、基本的に、キッチンがあり、食事ができ、お風呂に入れる、トイレがある、という部屋が最低限と考えています。最低でも30㎡くらい必要で、ご夫婦で入居であれば40㎡、50㎡に近い部屋が必要になってきます。

私たちは、入居者の方々の思いを大事にし、生活設計を一緒に考えていき、どんなニーズがあるのか、どんな不安があるのか、どんな生活をしたいのかということをヒアリングして、それを一緒に考えていくというスタイルで進めてきました。だから建物ができてから募集をするのではなくて、土地が決まってから、あるいは決めようとする段階から、希望者の方々が集まって、一緒につくってきた、参加型のサ高住であるというのが、非常に大きな特徴です。

 

利便性と価格、両方を考慮

それと、豪華な建物は要らないというのが私どもの考え方です。これから見学をされると思いますけれども、ここの金額を聞いたらたぶんびっくりされると思います。普通の老人ホームのイメージは、豪華な建物で、その分入居金がとても高かったり、逆に家賃を安くしようと立地のよくないところに建っていたりします。

高齢者の方々は、年を取っても生活の利便性を求めます。施設だけにとどまらず、電車に乗って大阪市内、神戸市内の便利な場所に行ける生活を、若い人と同じく高齢者も望んでいると、そういう思いでつくってきています。ここは福駅から徒歩5分の近さです。

建物はめずらしい木造の三階建てです。コストも設計士の工夫で抑えられています。そして、元気なときにできるだけ生きがい作り、仕事作りをしてもらいたい、その1つとして真ん中に「木(き)っかけの庭」という中庭をつくりました。

ゆいま~る食堂も、外部の方も利用できるように、地域に開放していくという考え方です。また、入居者の方には、元気なときは自炊してもらって、身体が弱くなったらゆいま~る食堂で対応しますよ、というスタンスです。サ高住に入居するということは、元気なときは今までの暮らしができる、でも体が弱くなったときにきちんと対応してもらえる、という思いがあるからです。もちろん、食のことだけでなく、ケア部門も地域と連携しています。この地域の病院や介護事業者、訪問看護などを行っているところを回っていきながら、地元で活躍されているクオレさんと連携して進めていきます。

↑ゆいま~る食堂から中庭をのぞむ

 

 新しい街に変わりつつある福の拠点に

地主の八木博次さんとも、いろいろお話をさせていただきながら進めてきました。この土地を活用するのであれば、やはり地元の方も含めて、「出来てよかったね」というものをつくりたいという八木さんの思いとともにつくってきました。

また、西淀川区というと下町的なイメージありますけど、逆にここに建てたのは、そういう雰囲気に惹かれたということもあります。さらに、福駅からすぐのところに大型スーパー「イズミヤ」ができ、来夏には総合病院の千船病院も完成し、どんどん街の雰囲気も変わってきています。西淀川区は人口が増えている、若い人たちも入ってこられて、そういう流れの中でゆいま~る福をつくってきました。ゆいま~る福ができたことによって、この地域が1つの変化というか、1つのコミュニティの拠点になればいいなと考えております。

一方的に事業者がサービスを提供して、入居者がそのサービスを受けるという今までの高齢者住宅とちがって、地主さん、設計者さん、スタッフ、入居者、地域の人たち、そういった人たちみんなが関わりながら、1つのコミュニティを作っていく。そこに自治体とか、国との連携もしながら、まさに総力戦でコミュニティの拠点を作っていく、それがゆいま~るシリーズです。今日はじっくりゆいま~る福を見学して、理解していただければと思います。

 

(2016/11/1 「ゆいま~る福」記念式典でのあいさつより抜粋)

 

最新記事

2024年04月17日

『2024年 お花見歩こう会』

2024年04月08日

『アロマイベント ~ジャスミンの香り~』

2024年04月02日

『琉球舞踊イベント開催』

Copyright © Community Net Inc.

TOP
ゆいま~るシリーズ
お問い合わせ