一人ひとり 想いに寄り添って・・・
8月3日、利用者Tさんが長年通っておられた教会に1年半ぶりの
外出に同行しました。
このところ、ご自身の置かれている状況の判断も難しい日があるTさん。
そんな中、教会に行きたいとの想いを訴えられることがしばしば…
Tさんにとって、教会は特別な場所であることを実感。
後見人さんにお連れすることができないか相談したところ
「手伝ってくれれば、ぜひ行きたい」と思っていたそうで、
最初は秋にと考えましたが、後見人さんと話しているうちに、
”夏に体調を崩しては・・・”と早速、実行に移しました。
当日は、うだるような暑さの中でしたが、教会の前に到着されると
表情が一変し、笑顔があふれました!
教会内のエレベーターの中の鏡を見て「もっとおしゃれをして来ればよかった」
としきりに話されていました。
ミサの最中もじっと、しっかりと参加されていました。
たくさんの友人に囲まれ、うれしそうにされている姿や
帰りのタクシーでも、「みんなにまた来てと言われた」と
笑顔で話されていました。
生き生きとした表情にうれしい驚きでした。
その方の地域での生活を支えることが私たち
小規模多機能の仕事の一環であることを再確認し
一人一人をしっかり見つめることが大切であることを心から実感しました。