学生の研究で新しい可能性を

一年ほど前から研究で関わってくださっている
東京都市大学 建築学専攻 小見研究室の皆さん。

「住まいのアイディア」をまとめた”ゆいたまマニュアル”
の冊子が完成し、ワークショップの際、届けてくださいました。

これは、住まいの中のアイディア、たとえばツッパリ棒の上手な活用術
暑さ・寒さ対策・・など、住まい手がしている工夫に加え、住まいのQ&A、
近隣の飲食店マップまでもが収められていて、情報を共有することができる冊子です。

ただ、このマニュアルは一旦完成ではありますが
これらどんどんと追加されていって、よりボリュームアップ
していくことを提案いただきました。

方法は「インターネットを活用した投稿方法」というもの。

高齢者にとってはインターネット・パソコンというと苦手な方も
いらっしゃるかもしれませんが、使っている方もいます。

インターネットを活用して、情報を収集・共用化することの
チャレンジが、実際に取り入れ活用されていくものなのか、どのように運用できるのか
どんな課題が出てくるのか・・・等がこの研究で見えてくることでしょう。

若い方の発想と刺激をもらい、新しい可能性が生まれるかもしれない
場になるのは、とても新鮮ですし、脳の活性・・認知症予防にも
つながるかも?!

厚沢部町で「ちょっと暮らし」

 

北海道のたくさんの市町村が取り組んでいる“ちょっと暮らし”は

移住とまではいかないけれど、1週間から数ヶ月にわたり

実際に北海道で「暮らしてみませんか」という取り組みで

ここ厚沢部町でも4棟の専用住宅が用意されています。

 

先日、横浜と大阪からその住宅に滞在されている

Tさんご夫妻とAさんご夫妻が来訪してくださり

特別にお願いして、フルートのミニ演奏会となりました♪

 

 

【軽快なAさんの司会で始まった演奏会】

 

 

 

「キレイな音が出るんだね~。」「とても上手だね!」と皆さん関心しながら

フルートの優しい音色に、うっとりと聞き惚れていらっしゃいました

 

 

 

一緒に歌えるように歌詞カードも用意して下さり、フルートの音に乗せた

居住者の皆さんの歌声も、とっても素敵でした♪

 

 

曲が終わると皆さん拍手喝采! 素敵な時間を提供して下さった

TさんとAさんへのお礼の拍手は、しばらく鳴り止みませんでした。

 

演奏終了後、入居者の皆さんのお年を聞いてビックリされる場面も(笑)

 

 

93歳のIさんは、関西から厚沢部町に開拓に入られた方で

「関西からですか?どこから来はったんですか?」と久々の本場の

関西弁に、とても嬉しそうなご様子でした。

 

 

毎年のように厚沢部町を訪れるとおっしゃっていましたので

ぜひまた遊びにいらしてくださいね!! お待ちしています。

 

地域の皆さんはもちろんのこと、こんなふうにいろいろな方が

気軽に訪れてくださる・・・・・

そんなハウスを目指したいと思っています!

 

アロママッサージ

9月2日(水)、マッサージをボランティアとして行っている

グループが来訪。

総勢13人がマッサージを受けました。

 

ハンドマッサージか、肩、背中のマッサージか好きな方を選びます。

心地よい音楽が流れ、皆リラックスして、トロンと眠くなってしまいました。

セラピューティックケアというマッサージで、こりをほぐすというより、

リラックスさせ、ほっこりと暖かくさせるケアでした。

 

大勢をマッサージされ、お疲れではありませんか?と伺うと

「私たちのほうが、皆さんに元気を頂いているんですよ。」

と笑顔で仰っていました。

この方たちも、居住者のご紹介でした。

 

人に喜んで頂きたいという、人の輪がつぎつぎと広がっていく。

私たちも、縁あって知り合う事ができた方々なので

皆さんにも喜んで頂きたいと思います。

 

ゆいま~る生活を楽しむ!

9月にお誕生日のFさんに直撃取材。

ゆいま~るの暮らしの中で、楽しんでいる事を主に3つ

お伺いさせて頂きました。

1つ目は、大好物を食べること。

中でものり、梅干しが大好物。

貧血予防や疲労回復にも効果があります。

また、最後までよく噛んで食べる事も大事です。

 

2つ目は、サークル活動をいっぱい楽しむこと。

グループハウス仲間と一緒に体操や脳トレなど、

ほとんど毎日取り組んでいます。

写真は地域で行われた夏祭りの冷やしきゅうり作りのお手伝い。

3つ目は、楽しい時はおもいっきり笑うこと。

冗談を言ったり、常ににこにこされ、

周りのスタッフまで癒してくれます。

「私がここの一番のお姉さんね」と笑顔のFさん。

笑う門には福来る、何事も楽しむことを忘れずに

私たちも学んでいきたいです。

ご協力ありがとうございました!

 

地域の輪

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【地域の輪】

日野市では認知症を身近に感じていただくため
9月に『認知症を知る月間』というものがあります。

近くのホールや市民会館では
映画上映や認知症カフェ、
認知症家族介護者の支援講座、
認知症サポーター養成講座など
様々なイベントが行われています。

お手伝いの後はぐり~んはぁとスタッフと
利用者が作った手作りクッキーを頂きました。
絶品です!!!

Tさんがお客様でいる時より、お手伝いしている時の
方が表情が豊かになっていたのが印象的でした。

家に戻って同居しているお姉さんに
その事をお伝えすると

「すぐ忘れちゃうかもしれないけど、ひとつでも多く
楽しい事をしてもらいたいから良かったわ!」とのことば。

今回一緒にいけなっかたスタッフに内容や
Tさんの様子を話したところ、

多摩平でもいつか認知症カフェをやってみたいね!
と盛り上がりました。

そのためには入念なリサーチや
居住者、地域の方々の御理解ご協力が
不可欠になるかと思います。

じっくり大きく柔軟な【地域の輪】を広げていきたいと思います。

太山寺幼稚園七夕会「たなばた7.7」に参加。

太山寺幼稚園七夕会「たなばた7.7」に利用者のNさん、Cさん、スタッフで参加しました。

プログラムをもらい、小さい組のさくら組、大きい組のすみれ組、元気いっぱいの園児たちです。

ちょっと恥ずかしそうな園児、教室の隅へ行ってしまう園児。

園長先生やお母さん方が見つめる中、何曲も歌って踊って楽器を鳴らしたり。

Nさん、Cさん、終止笑顔。 笑い声、一緒に歌ったり。

あっという間に一時間が過ぎ、最後に園児と一緒にカメラでパチリ!

あいにく雨が降っていましたが心は晴々とした一時間でした。

私のぴかイチ!~ボビンレース、編み物~

今回ご紹介するのは、毎週日曜日に編み物をご指導くださっている居住者のHさん。

(編み物の会)

お会いする度にお手製の素敵なニットや洋服に目を奪われます。

どうぞ他の物も見にいらしてください、とのお言葉に甘えてお部屋にお邪魔しました。

 ニットを見せて頂くつもりが、ガラステーブルに掛けられたクロスが美しくて、まずはその話題になりました。

これはどちらでお買い求めの物ですか、とお尋ねしたらそれもHさんの作品でした。

ボビンレースと言うその織物は、ヨーロッパ伝統の手工芸で、ボビンに巻いた綿や絹の糸を20~30本使用し、図案に基づき専用の虫ピンで固定した状態で織っていく精細な作業なので一日に少ししか進まないそうです。

延べで10年ほど習われていたそうですが、完成度の高さはとても手作りとは思えないものでした。

他に細い糸に太いのをコンビネーションにしたものや、カットワークのあるフランス刺繍やビースを編み込んだトルコのレース編みなども見せて頂きました。

 (ボビンレースなど)

そして、機械編みから始められた編み物も長く習われて今も続いているそうです。

棒編みや鍵編みなどの手編みもあり、ビーズや小さなスパンコールを織り込んだものもあります。

編み目は正確で、細かいワークや色使い、デザインなどはとても洗練されていてつい手に取って近くで見てみたくなります。

(夏物のニット-緑の物にはビーズが編み込まれています)

(夏物のニット-白い物は中央から編んでいます)

もともと手作りにご興味をお持ちになったのはドレスメーカーに通われていたお母様の影響で、小さい頃は殆ど手作りの洋服を着ていて、かえって既製服が欲しいと思われたそうです。

でも、お子様が小さい時は自分もやはり教室に通い作っていたわと微笑むHさん。

手作り好きのDNAはそうやって受け継がれていたようです。

(製作途中のニット)

Hさんの作品を見せて頂いて、まさに継続は力なりと言う言葉を思い起こされました。

また、展覧会や演劇などご興味がある場所へ積極的にお出掛けになることも作品へのインスピレーションとなり、日々に清新さを失わない秘訣なのではと感じました。

全部ご紹介できませんでしたが、たくさんの作品とエピソードをありがとうございました!

おやつ作り (ワッフル作りに挑戦)

6月はワッフルに挑戦です。

ワッフルの説明でワッフルメーカーの型を利用者さんにお見せすると、その凸凹した型に「そんなのがあるのね」と、興味津々。

ボウルで種作り。卵と牛乳を混ぜ、ホットケーキミックスを投入し混ぜ、混ぜ混ぜ準備。

他の方にはトッピングのバナナとキウイを切って頂きました。

種が混ざったら、ワッフル焼きの始まり。

ワッフルメーカー2台と焼きドーナッツメーカー1台にそれぞれ種を流し入れてしばし焼き上がりまで待ちます。

蓋をする。じっと我慢。利用者から「もうそろそろいいんじゃない?」の声でスタッフが開けみる。

焼きが甘い時には「まだまだだね」。いい焼き色の時には「うわぁ、いい色」など声が上がりました。

焼き上がると箸で取り出してみて「こんな形になるのね」と観察。次々に焼いて頂き沢山の利用者が参加できました。

皆さん徐々に上達されて最後のワッフルは「パーフェクト!」と焼き上がりに拍手と皆様笑顔でした。

さあ、仕上げ。

ワッフルを切り、バナナとキウイをトッピング、生クリームを乗せチョコクリームをかけました。

「あらぁ、きれいきれい」と言われ、イチゴソースを少しかけて完成!!

 

紅茶と一緒に皆さんで「いただきます!」、ボリュームがありましたが、皆様すべて召し上がられていました。

 

皆さん「面白かった」「こんなの始めてね」と型に入れて焼くという体験で楽しんで頂けました。