みんなで学ぶ介護保険勉強会

5月27日(月)に「第一回 介護保険勉強会」が多目的室で行われ、19名の居住者が参加されました。

「介護保険にはどんなサービスがあるの?」「サービスを利用するにはどうすればいいの?」など様々な疑問について、多摩市東部地域包括支援センターの専門員の方々が、分かりやすく説明してくださいました。

パワーポイントを使いながら、その場その場に合わせた利用方法を勉強し、参加された皆さんからは、「今は元気だけど、いつ介護が必要になるかわからないからね~」「制度がどんどん変わっていくからいつも新しい情報を勉強しなくちゃね。」との声。

「困ったときには、まずは地域包括センターにご連絡ください!」と、頼もしいお言葉も頂きました。

さまざまな専門家のお力をかりながら、介護の悩み、保健福祉サービスについてなど、みんなで学び知ることで、暮らしの安心へとつながっていきます。

介護保険勉強会は、年に3回開催予定です。(次回は9月予定)

 

団地再生と商店街の活性化@紫陽花

今日、紫陽花の花をわけていただきました。
ゆいま~る聖ヶ丘の隣にある商店街の電気さんの敷地に咲いていたものです。お店の脇を通るたびに、見事だなぁと見とれていました。

ゆいま〜る聖ヶ丘は、聖ヶ丘団地の中にあります。目の前には、多摩聖ヶ丘郵便局と聖ヶ丘駐在所があり、聖ヶ丘商店街も隣接しています。商店街も充実しています。
「ヒバリ電気」「ちょっとこだわり『百将屋』」(米・野菜・自然食品など)「ドライクリーニング吉野屋」「けやき書房」(本・文具店)「カットスタジオサーバス」「うどん店『ぽんぽこ』」「フォトヨシダ」「たんぽぽ美容院」「揚心ジム」(キックボクシング)「きものお手入れ工房 染と洗ドレッセ」「デイサービス聖ヶ丘」があります。

電気さんには、電気製品、機器の他に多摩市の有料ゴミ袋なども売っているので、居住者の方もよく行かれます。居住者の方達の名前を覚えていて下さって、折に触れお声をかけてくださいます。地域の方に見守られていることを、本当に実感しています。
瑞々しく咲く紫陽花を見ながら、私達はどうやって地域の方にお返し出来るだろう考えています。

父の背中と小規模多機能ぐり~んはぁと

昨日、茨城の実家へ帰りました。

父が「畑のキャベツを持っていきなさい」と一緒に畑へ。父が私の事を呼び見に行くと、キャベツの葉に小さなモンシロチョウのサナギが・・・

「お前が、ここを出てからあっという間に時間がたつなぁ」と父。

なんだか父の背中が寂しそうで少し胸が痛みましたが、こうして実家に戻り家族と前より話す事が増えたのはとても嬉しく思いました。

自宅に戻りふと、この多摩平の森の小規模多機能ぐり~んはぁとで働き始めてから3か月、本当にあっという間でした。

きっとこうして見えないところでも家族が繋がっているのだ……と思いつつ、ひとりの食卓に出したキャベツを食べて「そんな話をしたな」とひとり笑うのでした。

言葉ひとつ、食べ物ひとつ、暮らしには物語があります。当たり前のように思えても、やはり一日は新しいものです。それを大事に過ごしていきたいと思います。

 

種をまく幸せ。大地を耕し、恵みに感謝。

6月18日(火)、屋上庭園で、6月6日(木)に屋上庭園に舞い降りた韮崎小学校6年生が飛ばした風船に付いていた「矢車草」の種を植えました。居住者8名、スタッフ3名が、心を弾ませ集まりました。

スコップで浅く穴を掘って、そこにかわいらしい髭が生えた小さな種を皆で横一列になって、植えていきました。

「10日から14日くらいで芽が出るんだって」

「とても丈夫な花だそうだよ」

「はるばる韮崎から飛んできたから枯らせたら大変だ」

など和気あいあいと植えていきました。

植えた後に「早く芽をだしてね」と願いを込めて水を撒き、「韮崎小 2013年6月」の立て札を立てて、みんなで記念撮影をパチリ。

今日は、曇り空でしたが、蒸し暑かったので、2Fのからきだの丘へ場所を移してお茶会で、のどを潤しました。

お茶会では山梨県の韮崎が話題となり、居住者のお一人が偶然にも韮崎で開催された深田祭に参加された際にいただいた、つば付帽を皆に披露して、その時のお話しをしてくれました。

その帽子は日本百名山の著者 深田久弥氏の生誕100年を記念した時の記念品であり、深田氏の終焉の地が山梨県の茅ケ岳(かやがたけ 1,704m)で、祭りは深田氏を偲んで地元の登山家や、深田ファンで賑わうイベントなのだそうです。

お話を聞いてまた韮崎との縁があることを感じ、矢車草が早く芽を出してくれるのが待ち遠しくなりました。

種をまくということは、明日という日を楽しみに待つということです。

この希望の種を大切に育てていきたいと思います。

 

 

 

 

在宅を支える「介護保険外ショートステイ」

先日、3F介護保険外ショートステイのご利用のTさんと、屋上庭園に散歩に出かけた時の出来事です。

屋上には、グリーン部会の方が植えられた花や、以前に蒔かれた種から芽を出し、咲いた花々がきれいに咲いていました。

tさんは「まぁ~きれいね~」と感動の表情を浮かべていました。白い花からは、微かに麗しい香りがして、風も爽やかに吹き、自然にTさんも私も笑顔になります。白い花に手を添えて、「いい匂い・・・」と。

長い入院生活から、保険外ショートステイに来られたTさん。

「外はやはりいいわ~。」と。ここ屋上庭園の、大きな空と、風をたっぷりと感じられたようです。

入院生活も終わり、ここから自宅復帰に向けての暮らしのスタートです。

介護保険外ショートステイでは、“退院後自宅に戻るまでの中間リハビリ地点として”“急なショートステイの先として”皆さんに合わせた暮らしをの手伝いしています。

 

 

 

小学6年生の「君」へ。種をまき大事に育てます

6月6日(木)に、ゆいま~る中沢の屋上庭園に舞い降りた、花の種。

風船に願いを込めて飛ばしてくれた山梨県韮崎小学校に、御礼のお電話をしました。

ドキドキしながら、受話器を握りました。

6月6日(木)に、種が届いたこと、6月18日(火)には、居住者の方とスタッフで、屋上庭園に種を撒くことをお伝えしました。

電話口に出られた先生も、とても喜んでくださりました 。

韮崎小学校の児童数は、全校で330名。

6月5日(水)の10時に、全校で風船を飛ばしたそうです。この取り組みは、人権教育の一環で、低学年の子どもたちには、「友だちを大切さ」、そして高学年では「いじめや平和」についての願いを書き、風船に花の種につけて飛ばしたそうです。

私の息子も、このお手紙をくれた6年生と同じ6年生です。

花の種には「いじめをなくそう」と書いてありました。

場所は変わっても、平和を願う気持ちは同じです。

山梨から飛ばした風船は、風にのり、一晩旅をしてここ多摩市まで飛んできました。

空は、確かにつながっていることを改めて感じています。

保育園児がやってきた! 友だち家族 広がってます

先日のブログで、小学校の運動会を見に来ていた中学生が『ゆいま~る厚沢部』に遊びに来てくれました!という嬉しい出来事を紹介しましたが、今度はなんと、厚沢部保育所に通う子どもたちが訪問してくれました!

保育士さんと一緒にやってきたのは厚沢部保育所の年少さんたちです。

厚沢部保育所からゆいま~る厚沢部までは、徒歩5分弱とすぐそばで、この日は近くをお散歩していた様子。大きな窓から見えた黄色くてかわいい帽子たちに、思わず「こんにちはー!」と声をかけました。

スタッフの知り合いが保育士をしており、「ああ!」とお互いにびっくり。

「Aさんここにいたんですか!新しくできたから気になっていたけど、入ったことはなかったです。」とのこと。どうぞどうぞと、保育士さんと子供たち総勢10名ほどがいらっしゃいました。

居住者たちも、かわいい子供たちに、自然と笑顔があふれます。

「ここ、こんなふうに一般の人も入れる場所だとは思ってなかったから驚いた。また今度子供たちと一緒に遊びに来ます!」と保育士さん。

子供たちとの交流は、とても新鮮でした。普段はなかなか触れ合う機会がないということもあり、お互いにとても良い刺激になったと思います。

地域の方々、そのひとりひとりに近く、多世代が違和感なく集える、それがゆいま~る厚沢部なのではないでしょうか。「またお散歩にきたときは、ぜひ、遊びに来てね。」

みんなが家族であるような和やかな空間となりました。

命を救うAED講習会開催!@有料老人ホーム

6 月7日(金)AED(自動体外式除細動器)講習会を、多目的室で開催し、10名の居住者が参加されました。

みなさんは、AEDを知っていますか?

AEDは、突然の心停止を起こして倒れた人を、そこにいる人たちがその場で使って倒れた人の命を救うことができる医療機器のことです。駅や劇場などで、見かけた方も多いのではないかと思います。

フクダ電子さんご協力により、今回、トレーニングボックス、通称『あっぱくん』を使って、「胸骨の圧迫」「AEDの使い方」「倒れている人に声をかける勇気を持つ」、この3点について学びました。

参加者一同、最初、表情少し固めに話を聞いていましたが、一連の流れや力の入れ具合(力の入れ加減が良いと音がなります)が解かってくると、自分達でも圧迫できる、大きな声での呼びかけると反応があるといった実感がいい相乗効果となって、お互いにアドバイスし合ったり、協力し合って、みなさん汗をかきながら、活気ある雰囲気の中、講習することができました。

昨今、新聞やテレビでも、AEDという単語を目にすることが多くなりました。年間約6万人の心臓突然死の方がおられるそうです。一人で全部やる必要はない、しかし自分たちができることを増やしていくことは大切だと感じています。今後も継続的にこのようなセミナーを開催していきます。