ゆいま~る拝島 暮らす人々の声

その人の気分しだいで、楽しむ暮らしはたくさんある


その人の気分しだいで、楽しむ暮らしはたくさんある

田邊壽さん(84歳)

2013年、ご夫婦で入居された田邊さん。おつれあいのマリ子さんを亡くされた後もゆいま~る拝島に猫のチロと暮らしています。奥多摩の青梅出身。復帰前の沖縄三越の創立にたずさわったことも。
まだまだお元気な田邊さんが、拝島での暮らしやゆいま~るに対する思いを手紙にしたためてくださいましたので、ご紹介します。田邊さんが感じたふつうのサービス付き高齢者向け住宅とはちがう拝島の魅力とは――?
※一部、旧字を新字に、用字用語の統一等、手を入れてあります。


 「助け合う」の意味を感じて

このマンションの名前は”ゆいま~る”――沖縄の言葉で「助け合う」という意味です。
私は復帰前の沖縄に三越を創ったことがあり、このマンションが介護を柱として創られたということがよくわかりました。
私の家内は20年近く透析生活をおくり、妻の介護の応援を求めて出来たばかりのこのマンションの住人となりました。それ以来4年、このマンションで暮らし、家内は病が重くなり亡くなりましたが、家内ともどもここでの介護の生活には大変満足しております。
このマンションに関してハード(設備面)とソフト(サービス面)から見ますと、設備面では自分の居室に台所と風呂が付いています。1階には、隣を流れる多摩川の支流に沿って大きな桜の樹に囲まれて食堂(ゆいま~る食堂「ひだまり」)があります。自炊しても食堂で食べてもOKです。
1階の一部に体の不自由な方でもゲームをしたり、歌を歌ったりできる「デイサービス」の部屋があります。その部屋につながったところに、訪問された方々がお泊りになれるシングルルームがあります。

 

↑窓からは山々や多摩川、木々がのぞめる

 暮らしぶりを紹介します

つぎに、現在の私のここでの暮らしぶりを紹介します。
・朝起きて窓を開け、「緑いっぱいの風」を入れます。
・朝食はそのときの気分しだいで、1階の食堂でお金を払って食べるか、自分で好きなものを作って食べます。
・週に1~3日、迎えに来てくれるリハビリセンターの車で、午前か午後2~3時間トレーニングをやります。手足の不自由な方も大勢来ています。
・月に2回くらいコーラスグループに参加、2時間くらい下手な歌を歌います。
・買物は歩いてすぐのところにコンビニがあります。また土曜日には近くの農家が野菜を売りに来るので充分です。
・近くに、ステーキの店、パスタとピザの店、インド料理、中華の店等あります。都心に出しても通るようなおいしい店もあります。
・ゆいま~る拝島は奥多摩の入り口で、多摩川も奥多摩も車または電車で30~40分で行くことができます。
・青梅で生まれてとりわけ奥多摩が好きなので、山のスケッチを時々楽しみます。
・家内が飼っていたネコと、そのままひとりと一匹で暮らしています。

↑今は猫のチロと暮らしています

押し付けでない「生きた介護」

住人は老人が多いですが、その人の気分しだいで楽しむ暮らしはたくさんあります。とにかく、立川に15分。新宿に特別快速ならば40分。都会と奥多摩の山々を結ぶところで、青梅線、五日市線、西武線の交差する駅「拝島」から徒歩5分です。
私はゆいま~る拝島で働く人のやさしさに包まれて、楽しく老後を過ごしています。一番うれしかったのは、従業員の心のあるサービスです。最初にこのマンションの名前”ゆいま~る”の話をしましたが、このマンションを創った人が「ゆいま~る=助け合い」という名をつけたとろに生きた介護のサービスを感じます。とくに「生きた介護」を押し付けるのではなく、「助け合うように」このマンションに住む人を助けるという心にあふれたサービスがあるのが本当にありがたくうれしいのです。
3年くらい前でしたか、このマンションがオープンしてすぐでした。「日経ビジネス」の介護マンションランキングで3位になっているのを見ましたが、今このランキングが本当だということを毎日の暮らしで味わっています。

↑田邊さんのお手紙

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