ゆいま~る伊川谷 暮らす人々の声

自由な暮らしを維持しつつ、安心も確保!! 人生万歳です


赤いブラウスがとてもよくお似合いの竹内秀子さん(76)は、40年以上神戸に暮らし、4年前にゆいま~る伊川谷に住み替えられました。居室では読書、外ではウォーキングと、コロナ禍でもバランスを保って健康的に暮らしておられます。竹内さんの住み替えに至るまでと、住み替え後の暮らしについて、お話を伺いました。

竹内秀子さん(76) 2017年4月入居

――ゆいま~る伊川谷にいらっしゃる前はどちらにいらしたのですか。

「お隣の神戸市垂水区に40年以上住んでいました。戸建てに住んでいましたが、その家はまだそのままになっています。神戸は馴染みのある大好きな土地です」

――住み替えを考えたきっかけを教えてください。

「20年以上前に夫が亡くなりました。まだ、私が50代のころです。だんだんと悲しみが薄らいできた3年後くらいから、同じく夫を亡くした近くに住む友人と遊びに出かけることが多くなりました。友人は私よりも年上でしたので、老後のことも考えていて、『夫と暮らした家だし去りがたいわ』と言いつつ、ここに住み続けるか、高齢者施設に行くか、迷っていました。
そのころから、私も少しずつ考え始めるようになりました。友人は2つの選択肢でしたが、私は3つの選択肢がありました。戸建てに住み続けるか、高齢者施設か、名古屋に暮らしている娘の近くに住むか。ぐるぐる考えていました」

――娘さんのお考えはどうでしたか?

「娘は、『お母さんが名古屋の私の近くに来てくれたらベストだわ』と言ってくれていました。私も、コロナ禍の前は、名古屋によく通っていたんです。名古屋のお友達も4~5人できましたが、神戸には心を通わせるお友達が多くいましたので、余計に迷っていたんですね」

――決め手は何だったのでしょう。

「じつは、大好きな先輩がゆいま~る伊川谷入居者第1号になったのです。だから、どんなところだろうと、すぐに見に行きました。
まだ自分がどうするか決めていなかったけれど、とりあえず『空いたら教えてください』と登録しました。そうしたら、わりあい早く60代のころに『空きました』と連絡をいただきましたが、高額のお部屋だったし、まだ元気だったので辞退しました。

その後、大病をし、大きな手術を2回受けることになり、そのたびに名古屋の娘が駆けつけてくれたのですが、だんだんと心細くなっていきました。それでも、3つの選択肢で揺れ動いていたんですが、ゆいま~る伊川谷に先輩を訪ねて何回も何回も来るうちに、ゆいま~るの理念や、”街の図書室”が併設されていることや、周辺環境も含めて、とてもいいところだな、通えば通うほど素敵なところだなと思ったのです。そして、選択肢はここしかないと決めた70歳を過ぎたころ、『空きました』と連絡が来て、手が届く価格のお部屋でしたので、決心しました。
ちょっと早いかなと思ったのですが、私の親戚が77歳で高齢者施設に入った時、『もう遅いくらいだよ。早ければ早いほどいい』という助言も受けていたんです。
いいタイミングでした。だから、私はゆいま~るしか見学していないんです。特殊な例かもしれませんね」

決め手の一つになったゆいま~る伊川谷併設の”街の図書室”

――娘さんはどのように言われましたか?

「息子もいるのですが、二人に『決めたよ』と話したら、『ゆいま~る?』と。2人にもいいところだとずっと話はしていたのです。最終的に、娘も息子も、『自分で考えて決めたなら、いいんじゃない』と言ってくれました。娘も、『お母さんは、神戸にいい友達がたくさんいるものね』と言って納得してくれました。
子どもたちも10年くらい神戸で暮らしていたので、神戸が好き。理解してくれました」

――こちらに住み替えられて、変化はありましたか?

「戸建てに住んでいるころと変わりませんでした。ゆいま~るの暮らしは、とても自由。
外泊届を出せば旅行も自由だし、早朝に出かけて夜遅く帰ってきても、チェックをすればいいし、「どこに行っていたのか」なんて聞かれません。コロナ禍前は、名古屋にも前と同じようによく通っていました。
前と変わらない自由な暮らしだけでなく、そこに安心が加わった。戸建てに住んでいた時は、これからどうなるんだろうという不安がありましたが、それが無くなったのがとても大きかった。人生万歳です」

整頓されたお部屋で自由に暮らす竹内さん

――竹内さんの場合は「自立」なので、体の不安というより気持ちの不安が大きかったのですね。

「そうですね。まだ、スタッフの皆さんにあまりお世話になっていませんが、この前はじめて、扉がガタンと鳴っておかしいなと思い、スタッフに連絡したんです。そうしたら、すぐに駆けつけてくださって見てくれて、「ねじが緩んでいますよ」と。ちょっとしたことでも、気軽に頼めるんだな、と実感しました」

――毎日どのように過ごされていますか。

「周辺は本当に自然豊かで、数歩出れば、田、畑、林が広がります。自然が大好きなので、毎日ウォーキングしています。
前は一人で歩いていましたが、月に2回、ノルディックウォーキングに参加しています。ゆいま~る伊川谷のサークルではありませんが、ここに来てからお友達に誘われて始めたので、ほぼ4年近く続けています。コロナ禍なので、距離を取って、マスク着用で、なるべくおしゃべりしないようにして。ただ歩くだけではなく、自然の中で小鳥の声を聴いたり、草花を見ながら歩きます。リーダーの方が、鳥の声が聞こえると双眼鏡で確かめて『この鳴き声はこういう鳥』とか、花を見て『こういう花』とか、吸収しきれないくらい教えてくださるんです。終わると忘れちゃいますけれど(笑)。
隣の駅に集合して、その時のメンバーによってルートを決めますが、1回約2時間、1万歩はゆうに超えますね」

自然が大好き! ベランダでもお花を育てています

――ウォーキングのほかに、居室での過ごし方や、何か楽しんでいることはありますか。

「本が好きなので、よく読みます。これまでは読みっぱなしでしたが、ここに来て地域の読書会に誘われて、月1回参加するようになりました。1冊の本を数人で読んで感想を言い合うのですが、あそこがよかった、ここがこうだったとか、こういう読み方もあったのかと、すごく面白いです。同じく、月に1度の朗読会にも参加しています。ゆいま~るに来て、地域とのつながりもでき、より趣味が充実したと思います。
ゆいま~るに来るまでは、年齢とともに世界が狭まるかと思っていたけれど、いろんなお仲間も、することも増えたし、思いがけないプレゼントでした。同じ階の方が、私が出かけようとすると、『今のうちよ。楽しんでいらっしゃい』と声をかけてくれるんです。その方は押し車を利用していますが、『昔はよく歩いて、出てばかりいたのよ』と。励みになりますね」

読書が大好きという竹内さん

――1日はどのように過ごされていますか。

「平均5時ごろには起きて、ベッドの中で2時間本を読むんです。7時ごろ起きて、安否確認。これまで3回もうっかり忘れて『大丈夫ですか?!』とスタッフを心配させてしまったので、起きたらすぐに安否確認に行くことは徹底しています。
午前中は、朝食をとって、テレビを見たり、録画予約をしたり、新聞をじっくり読んで、とゆったり過ごします。午後からは、散歩に行ったり、出かけたりします。ふだんのウォーキングは7000~8000歩。自然豊かな場所ですから、いろいろなところを探して飽きないんです。10くらい自分なりのコースがあります。読書会も2時から、朗読も1時半からなので、午前中ゆっくりするのが生活パターンになっています。
夜も、朝早いので9時には寝ていますね。友だちには、9時半すぎたら電話しないでね、と言っています」

――健康的な生活ですね。毎日7000~8000歩とは、結構歩かれますね。

「田んぼの周りや、神社、周辺を歩いたらそれくらいになりますよ。雨の日も傘をさして歩きます(笑)。これも、昨年参加したフレイル予防プログラムのおかげなんです。それまでは、1日3000~4000歩くらいだったのですが、プログラムで8000歩あるくとポイントがもらえるということで、一生懸命頑張ったんです。それが癖になって、プログラムが終了しても、1日7000~8000歩あるくように。フレイル予防で教えてもらった体操なども、家でちょこちょこやっているんですよ」

――それはすばらしいですね。生かしていただいてありがとうございます。ほかに、気を付けていることはありますか。

「体調管理ですね。きちんと睡眠をとる、面倒くさがらずに作ってちゃんと食べる。有機野菜を購入して、ゆっくりよく噛んでを心掛けています。あとは、運動。家でラジオ体操やできる運動しています」

ドライフラワーに囲まれたキッチン。自炊も楽しめそうです

――自炊をしてきちんと食事をとっていらっしゃるとのことですが、ゆいま~る食堂は利用されますか。

「私がゆいま~る伊川谷に入居するきっかけになった先輩と、1週間に1度、必ずゆいま~る食堂に食べに行くことにしています。私が入居してすぐに、先輩から誘われたんです。彼女も自炊はできる人なので不思議に思っていたら、『本当に自炊がしんどくなってきたときに、ここが無くなっていたら大変でしょう』と言われて。そういうことは視点では考えていなかったので、目から鱗でした。それで、私も、ほかの友だちにも声をかけて、ずいぶん大勢来てもらいました。近くの病院まで来た友だちから連絡があったら、下のゆいま~る食堂に来てね、と言って。友人たちにもおいしいと評判です。リーズナブルな価格で安心素材。コロナが収束したら早く友だちを呼びたいです。
ゆいま~る食堂では、おそうざいを単品で100円とか200円とかで、別売りしてくれるので、それも便利。とてもよく考えてくださって、ありがたいです」

バランスのよいゆいま~る食堂の定食

――コロナが収束したら、何がしたいですか。

「会いたい人がいっぱいいます。近くにしろ、遠くにしろ、会いたい人に会いたいですね。今、”会いたい病”になっています(笑)。
私のいとこは91歳ですけれど、とにかく元気にいてね、収束したらすぐに会いに行くからと電話をしています。娘は去年の10月に来てくれて、ここのゲストルームに泊まったのですが、5月にも来る予定が関西の感染者数がものすごく増えてしまったので、キャンセルになってしまいました。
旅行もしたいですね。もともと旅は大好きで、北海道から沖縄まで、すべて制覇したくらいです(新潟だけは通過しただけだったかもしれませんが)。
せっかちなので、息子に頼んでワクチン予約をしてもらいましたが、早く接種して会いたい人と会いたいなあと思っています」

お気に入りの小物。ほっこりします

赤やショッキングピンク、原色が好きとおっしゃる竹内さんは、「自分はまだ元気であまりスタッフにはお世話にはなっていませんが、とてもあたたかいものを感じるんです。思いやり、やさしさがある方たちだと思っています」と言ってくださいました。この気持ちをいつまでも持ち続けていただくためにも、スタッフ一同より精進していきたいです。

(2021年6月8日インタビュー)

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