拝島 桜前線

久しぶりのブログ更新です
拝島では、玉川上水沿いの桜が咲き始めました。
駅の近くの方では、ほぼ満開ですが、
寒暖の差があったことと、建物で日陰になってしまうので、
ハウスのすぐ横の桜は、まだまだ蕾のものが多いです。

実は4月6日にお花見会があるのですが、
もしかしたら当日に向けて準備しているのかもしれませんね。
桜の下でお弁当、とても楽しみです。

※拝島駅近くの桜です。ここは満開ですね

地域プロデューサーの声「住み込んで6年半、真正面から地域に向き合ってきた」

厚沢部に住み込んで6年半、真正面から地域に向き合ってきた

吉木美也子(北海道檜山郡厚沢部町の地域プロデューサー、59歳)

Q:厚沢部に赴任してから、6年半が経過しました。どのような仕事をされてきましたか。

吉木: 2009年~2013年は、厚沢部町の過疎化、高齢化の課題解決に向けて調査し、私自身が移住者として移住促進事業に努めました(ちょっと暮らし体験住宅利用者の対応や、移住フェア等の交流事業など)。

さらに過疎化対策としては雇用の場を創出することが必要であり、高齢者向け住宅の整備による就労の場づくりに取り組みました。高齢化に対しては、在宅でも安心して暮らせる仕組みづくりが必要です。特養待機者、退院後に自宅で暮らせない方、介護度はついていないが虚弱な方々の受け皿づくりとして、ゆいま~る厚沢部の建設につながる活動をしました。地元の方々に、既存の特別養護老人ホームと競合するのではなく、選択肢を増やしましょうという説得に汗をかきました。

独居及び高齢者のみの世帯約150戸を戸別訪問したり、町民向け意見交換会(ワークショップ)を13回開きました。こうした動きでニーズを調査し、困っていること、入居費用や配食サービスのニーズ、その料金や医療体制などへの声を集めました。そうした声を聞きながら、林野庁木材補助事業から1億円、厚沢部町運営補助金1億円を受けて、入居費用に当てることができました。その結果ゆいま~る厚沢部では、通常のコスト計算では6万円になる家賃を2万円に下げることができました。

このゆいま~る厚沢部の初代ハウス長を2年務めた後、2015年春からは再び厚沢部の地域プロデューサーとなりました。今度は昨今の地方創生の流れにのって、病院の再生等も含めた地域包括ケアシステムの構築や、コンパクトシティの事業化へ向けて、町と二人三脚で進めています。

Q:きつい出来事もあったと思いますが・・・。

吉木: ゆいま~る厚沢部開設の前年である2012年9月の町議会で、1億円の補助金が否決されたときは、つらい思いをしました。8月には地鎮祭も済み、工事が始まっていました。地域の理解者と協力しながら、関係者の説得に走り回りました。ゆいま~るを建築・運営するコミュニティネットの利益になる補助金ではなく、これで家賃を下げて町民が安く入居できるようにするためのものであることを粘り強く説いて歩きました。厚沢部町のまちづくりを成功させたいという思いだけで頑張りました。建設工事は約1週間止まり、完全再開には1カ月程度かかってしまいましたが、施工会社の大変な協力があって計画通り開設にこぎつけました。

Q:これから地域プロデューサーを目指す方たちにメッセージをお願いします。

吉木: まずはプライドを捨てて、先輩の見習いができること、その物言いまで真似をして、そこから自分流にするような姿勢が必要でしょう。

私は、「自分が住み続けるとしたら・・・」といつも考えて行動しています。相手の立場に立って、謙虚さと強引さを併せ持ちながら、諦めないことが重要です。できないことは助けてもらう。ただし、できない、わからないことはやってみてから言うべきです。安易におもねって行政からの信頼を得ようとすると失敗します。やるべきと信じるものを正面からぶつける姿勢が必要です。さらに、目的を共有できパートナーシップを組める行政の職員がいればラッキーですね。住民票を移し、その町の文化や土壌を体感することの積み重ねで、自分のまちになっていきます。

吉木美也子

2008年5月から一般社団法人コミュニティネットワーク協会で勤務し、「ゆいま~る那須」建設に先立つ那須プロジェクトに参加。2008年10月からは(株)コミュニティネットに転籍し、有料老人ホームの再生事業やゆいま~る運営業務に従事した。

2009年10月に厚沢部のプロジェクトが発足し、いったんコミュニティネットを退社して厚沢部町に住み込み、厚沢部町100%出資のまちづくり会社「素敵な過疎づくり株式会社」に入社し、同町の過疎化、高齢化の課題解決に取り組んだ。この流れで2013年5月には「ゆいま~る厚沢部」を開設した。2013年3月にコミュニティネットに再入社し、ゆいま~る厚沢部の初代ハウス長を務めた。開設時には平均2.7だった入居者の要介護度が、2016年1月時点では平均1.5に下がるなど、ゆいま~るの“介護力”を発揮した。

そして2015年4月にハウス長を後進に譲り、ゆいま~る厚沢部の運営統括 兼 地域プロデューサー(厚沢部担当)として、再び地方自治体と協力しながらまちづくりに取り組んでいる。

コミュニティネットに関わる前は、生協や東京都議会政務調査会などで消費者活動に関わり、さらにヘルパー2級を取得して介護の現場を3年間経験した。その頃、一般社団法人コミュニティネットワーク協会の初代会長でもある神代尚芳医師の著書『自分らしく死にたい―――人生の完成を援助する医師の記録』に出会い、これをきっかけとしてコミュニティネットワーク協会に入職した。

地域プロデューサーの声「望んでいたライフスタイルがこの地にあった 」

私が望んでいたライフスタイルがこの地にあった

山中敏枝(山梨県都留市の地域プロデューサー、60歳)

Q:都留市ではどのようなお仕事をされていますか。

山中:着任してからまず取り組んだのは、都留市役所の隣にある「移住定住相談センター」に無料で泊まれる一泊二日の「移住・定住体験プログラム」を組み、移住コーディネータとして相談を受ける仕事でした。都留市への移住を考えている方のリスト登録が100名を超え、体験プログラムを希望されていらっしゃいます。

都留市の地域おこしはスタートしたばかりです。都留市は「生涯活躍のまち・つる(都留市版CCRC)」構想を掲げ、現在「CCRC構想研究会」で地元の市民と種々の業者が集まり、今後の展開を話し合いながら進めています。

「生涯活躍のまち(日本版CCRC)」のポイントは、①移住促進 ②サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の建設 ③地域包括ケアの構築の3点です。「サ高住」はまだ建設予定段階であり実物を見ることができません。実際に「都留市への移住」を検討している方々と「つくる会」を立ち上げ、そこに住む予定の方の「思い」や「希望」を取り入れたサ高住をいっしょに作り上げていく事が重要と考えます。 また、サ高住を作ることが重要なのではなく、最終的には「地域包括ケア」を実現させ、「生涯安心して住める街」を作ることが最終目標と考えます。

都留市には都留文科大学等、3つの大学があります。これを活かして、「大学連携型CCRC」を作る予定です。市民は大学の図書館を利用できたり、大学の特別講座も受講できるような生涯学習の場を作っていく予定です。私は還暦を前にして、仕事を終えたら、これまでできなかった、水彩画や歴史を学ぶ生活をしたいと考えていました。そのライフスタイルが、ここ都留で可能になりそうです。偶然も重なってここに至りましたが、今後の「大学連携型CCRC」にとても期待しています。

Q:地域プロデューサーに必要な特質はありますか。

山中: 地域プロデューサーに必要な特質は、特にありません。強いて言えば「自分を変えられる勇気を持つ」ことでしょうか(笑)。

一番重要な要素は「人間力」だと考えます。これは年齢や性別、キャリア、知識では計れません。むしろ、長い人生で知らず知らずのうちに付いた「自分の色(物事の見方)」を落とすことから始めることが大切だと考えます。素晴らしいキャリアを持っている人ほど、これまでの自分の置かれた地位や、会社の看板で養われたプライドやモノの見方をリセットすることが難しいと感じます。私もそうでした。私は59歳で地域プロデューサーになりましたが、これまで生きてきた人生(モノの見方・考え方)を一度リセットし、一から組み立て直すことは、なかなか大変なことだと実感しています。地域プロデユーサーとして日々活動することによって、その地域の人々とコミュニケーションをとり、誰かに必要とされる人となることを目指しています。自分の少しは得意な分野を活かし「まち・ひと・しごと」を結び付けることができればと考えます。

山中敏枝

2015年4月(株)コミュニティネット入社。Y県で市民会館に勤務していたが、還暦を前にして「もう一度学びたい」という思いが募り、島根県にある六日市学園に入学し介護を学ぶ。女子寮に入って「青春を再び謳歌」。在学中にコミュニティネット高橋社長の著作『老後をさびしく耐えますか、ともに楽しく生きますか。―――文化的介護をめざしたシニアハウス・ライフハウスづくりの十五年 (高齢社会をゆたかに生きる)』を読んで共感し、同社に入社。2015年8月に都留市から地域おこし協力隊に任命され、当地に赴任した。

地域プロデューサーの声「商社の現地駐在員に似ている」

“地域プロデューサーの仕事は商社の現地駐在員に似ている”

宮内康行(東北地方某地域の地域プロデューサー、60歳)

Q:現在北海道の町おこしに関わっていますが、どのような状況でしょうか。

宮内: 北海道の真ん中にある町(上士幌町)に住み込んで、まちづくりに取り組んでいます。ここに住民票を移しました。上士幌町では、町長以下地元の方々が真剣にまちづくりに取り組んでらっしゃいます。子育て支援やふるさと納税への取り組み等先端的なこともいろいろ着手されていますが、民間の声や力がもっともっと反映されたら更によくなると考えています。まちづくりという困難な事業への取り組みには、自治体主導ではなく、民間企業の柔軟さや活力を積極的に取り入れる必要があるでしょう。このため、「まちづくり株式会社(仮称)」を設立してここに町の総力を結集して進めてゆく予定です。

北海道は本州とはまるで違います。全てにおいてスケールが大きく、道はどこまでもまっすぐに続き、広大な農地がどこまでも広がっています。住んでいる人も、他から移ってきた人に優しく、ここに住んでいると「生きている!」そう実感します。異国といった方がすんなり腹落ちします。このような新天地で「まちづくりを手がける」というのは、本当にやりがいと手ごたえを感じます。町長さんや町で志をもっているいろいろな人と、「こういう企画をやろう」「こういう仕事を仕掛けよう」「こういう仲間を見つけよう」とわいわいがやがややっていると、興奮冷めやらず、いくら時間があっても足りないくらいです。仕事って本当に楽しいなあと思いながら、楽しく暮らしています。

Q:地域プロデューサーには、どういう動き方が必要でしょうか。

宮内: 地域プロデューサーの仕事は、私が長年務めた商社の現地駐在員に似ています。行ったとたんにすべてを任され、すべてをやらないといけない。

心がけているのは、人の話をよく聞くことです。声をかけられたら、よほどの状況でない限りは立ち止まって話を聞きます。かつて私は話をカブせると周囲から怒られたものですが、ここでは先方に言い切っていただくまで待つよう、意識して気を付けています。とにかく関係する方々の意向を理解することが先決ですから。まだ日が浅いのですが、地域の方々には、新しいことをやってくれそうだと期待していただいている感触があります。いわゆる大会社を定年で退職してきたわけですが、今は、安定はないけど不安はないという心境です。私は仕事が大好きです。健康に生きるには働くことが大切です。

宮内康行

2016年2月(株)コミュニティネット入社。商社マンとして世界中でビジネスを立ち上げ、日本ではテレビ放送関連ビジネスに関わってきた。前職は、こども・アニメのテレビ・チャネルを提供する株式会社キッズステーションの社長(2012年4月~)。2008年1月~2011年1月にはインド三井物産取締役としてニューデリーに駐在。「事務所の大家の一方的な賃貸料値上げに抵抗したら大家が激昂して電源を全面カットされました。でも、日本人とインド人の従業員が一体となって抵抗し、想像を絶する環境下で仕事を続けながら大家側を告訴し、当方に有利な形の調停を勝ち取ったのは印象深い思い出です」(宮内)。その前は。テレビショッピング・通販の株式会社 QVC ジャパンの副社長として活躍した。

睡眠障害と薬

高齢になると
「何度も夜トイレに起きてしまう」「寝つきが悪くて・・」と
睡眠導入剤などのお薬を服用されている方も多いと思います。

今回は清水薬局の在宅支援室 藤井さんに
睡眠についてとお薬のお話をいただきました。

「不眠」とは一つの疾病であり、例えば夜トイレが頻回になることも
眠りが浅い為、尿意を感じて目が覚めて・・・と
寝つきが起因することもあるそうです。

不眠を感じての対応を日本人と諸外国を比べると、
諸外国では「医者に相談する」が多いのですが
日本では「アルコール」が類型のトップとの事。日本では
「疾病」という認識が低いことがうかがえます。

お薬は多種多様。
入眠時にしっかり効くタイプ(短く強く)
緩やかに長く効果が効くタイプなど、その人の症状に合わせて処方されます。

一番は、薬に頼らず・・という事もあります。
生活習慣の中で改善したり、医師の指示に沿ってきちんと服用をして
徐々に薬を減らしていくなどの努力も必要なようです。

あまり意識されない「不眠」という疾病を見直すきっかけにもなりました。

セミナーの後半は薬剤師との個別相談。
「お薬を減らしたいんだけど・・」「この薬の副作用は大丈夫かしら・・・」など
お薬手帳を持参いただいての相談です。

薬局を1つに絞ると、薬局で飲み合わせなどの状況をみてもらいやすくなります。

例えば、A病院から薬が出ていて、薬の副作用が出た場合、副作用の改善の為に
B病院に言ってお薬をもらって・・・と、お薬連鎖が起こってしまいます!

薬剤師は専門家の観点から医師に処方薬の”疑義照会”をかけ服用を整えて下さることも。

お薬手帳もいいですが、かかりつけ医のように、かかりつけ薬局で
ご自身の症状などを知ってくれている安心を持つのも良いと思います。

お手玉

春めいて気持ちのいい陽気も増えてきました。
日差しぽかぽかの廊下で日向ぼっこをされていた利用者Sさん。

「ちょっとした手遊びは頭も使うし、小さいころからお手玉好きだったんだよ。」と
お手玉を2つ、3つと増やしていき・・

「やっぱり、手作りのお手玉はいいよ。
昔ながらのあずきはいいね!感触で分かるんだわ」と
とても楽しそうに上手にお手玉をされていました。

Sさんのお手玉遊びに刺激された利用者STさん
「昔、夢中になった遊びだから体が覚えてるのよ。」と
お手玉遊びに満面の笑顔。

昔のお手玉の中身はあずき、あわ、ひえなどの穀物
そばがらやボタンなどもあり色んな感触、様々な
種類のお手玉があるのを教えていただきました。

地域プロデューサー大募集!!

地方創生・「生涯活躍のまち」をリードする
地域プロデューサー大募集!!

弊社は、サービス付き高齢者向け住宅を入り口とした多世代のコミュニティづくりを手がけてきました。これが、今後の地方創生の核となる「生涯活躍のまち」の一つのモデルとなっています。現在、「ゆいま~るシリーズ」のノウハウを生かして、「生涯活躍のまち(日本版CCRC)」づくりに手を挙げた地方自治体とコンサルテイング契約を結び、助言だけでなく、まちづくりをマネージメントする事業をしています。

地域プロデューサーは、その地域に住み込み、そこに根ざした生活をしながら弊社のノウハウを生かして地方創生の中核的な役割を担う人材です。自治体や企業、福祉関連団体など、さまざまな方たちとの協力関係を作り、事業をマネジメントし、採算の取れる事業に仕立てます。地域のコミュニティの拠点づくりを一緒にしませんか。

現在、地域プロデューサーとして、社会経験の豊富な50代、60代の方が活躍しています!

・年齢、性別問いません

・社会人経験を何よりも重視します

・自分の能力を社会貢献に生かしたいという方に向いています

 地域プロデューサー研修

OJTを基本とし、2ヶ月程度の研修期間を設ける予定です。いきなり一人で地域に入るのではなく、フォローをいたします。

 雇用形態

契約社員で雇用契約を結びます。その後、地域に入っていただく際には業務委託に切り替える予定です。

※詳細ついてはお気軽にお尋ねください。

 ご応募、お問い合わせ、詳細はこちらまで

株式会社コミュニティネット  管理部人事 三田(さんた)

〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル南館5階

電話:03-6256-0574 (月~金/9時~18時/休:土日祝)

E-mail : saiyoh@c-net.jp

地域プロデューサーの声

■吉木美也子 「厚沢部住み込んで6年半、真正面から地域に向き合ってきた」

日中友好!!

 

中国の西安から「株式会社 九九老年サービス」の方々が視察見学に来られました。

ハウス見学後、中沢の居住者と交流できるよう、餃子パーティを行いました。

上記の写真は毎週中沢に来る京王移動販売車での食材購入です。

居住者の方は本場の餃子の作り方を学ぶため、お手伝いに来られました。

他の居住者も餃子作りを見学しました。

全部の料理が出来上がるまで、

待ちきれず、できた餃子をつまみ食い。

中国の方々と居住者の方々が料理を囲み楽しく交流ができました。

中沢は今後も日中友好の懸け橋になりたいと思います。日中友好!

私のぴかイチ!~編み物の会~

Yさんが素敵な手編みの帽子を被っていらしたので、お尋ねすると

編み物の会で作られたとのことでした。

指導してくださっているHさんにお話しして他の皆さんにもお声かけ

くださり、居住者5名、地域の方1名による作品展となりました!

 

デザインは2種類ですが、毛糸やほんの少しのアレンジが変わるだけで、

こんなに様々なイメージの作品になることに驚きます。

 

(ニットの帽子)

 帽子作りを終えられて、現在皆さんが作られている作品は糸に

ビーズを通して編む小物などです。

ビーズ通しの作業はとても細かく、ご夫婦で入居されているSさんは

ご主人に手伝って頂いたと微笑ましいお話もお聞きしました。

この糸は特殊なものなので、Hさんが新宿まで調達しに行かれる

そうです。

どれも完成度が高く、どこかのデパートで購入されたのだとしか

思えないほどの美しさです。

 

(ビーズ編みの小物)

(制作の様子)

 

次々と新作に挑戦されるHさんに影響を受けられて、皆さんとても

イキイキと作品作りをされていて、見ているこちらまで何か始めたい

気持ちになってきました。

ご協力くださった皆さん、ありがとうございました。