社名ロゴが新しくなりました!

3月25日(月)に本社を東銀座から有楽町に移転いたしました。

それに合わせ、株式会社コミュニティネットのロゴを新しくしました。

左にある丸は・・・

3本の線で多世代、様々な地域を意味し、そこにかかわっていく

コミュニティネット発信の多様な「すまい」を表しています。

これからもより一層、「地域」「住まい」とう観点を軸に

スタッフ一同、皆様とともに頑張ってまいりたいと思います。

株式会社コミュニティネット

新住所 〒100ー0006 東京都千代田区有楽町1−7ー1 有楽町電気ビル南館5階

TEL 03-6256-0574     FAX 03-6256-0575(電話番号が変わりました)

本日オープンです!天翁会・天本宏理事長のお話

高齢者福祉関連施設「ゆいま〜る中沢」は本日、オープンします。これも、多摩市をはじめたくさんの皆さまのご理解、ご支援のおかげと感謝しております。「ゆいま〜る中沢」のお隣は医療法人財団天翁会「新天本病院」です。同会と連携しながら、多摩市における医療・福祉ゾーンとして地域に貢献していきたいと考えています。

↑この写真は21日の「ゆいま〜る中沢」オープン記念式典での一コマ。阿部裕行多摩市長(左)、社団法人コミュニティネットワーク協会の袖井孝子副会長、そして医療法人財団天翁会の天本宏理事長(右)。天本先生と袖井先生は40年前からのお知り合いだそうです。ありがたいことに「つながる・ひろがる」式典でした。

天本宏理事長は「住みなれた地域の中で、高齢者とご家族の生活を支援したい」という強い信念のもと、1980年に多摩市中心部に「天本病院」をつくられました。2000年には患者・利用者がより安心できるサービス体制のため「あいセーフティネット」構想を掲げ、法人内や地域関係機関との連携を推進されています。多摩地域における高齢者医療・ケアのパイオニアでいらっしゃいます。天本宏理事長から、「ゆいま〜る中沢」オープン記念式典で以下の言葉を頂戴しました。

医療法人財団天翁会 天本宏理事長

「ゆいま〜る中沢」での医療介護連携の取組みに期待しています。夢をもってこれからの難題にとりくむ第一歩として、ひとつのモデルとして、居場所である住まい、健康、病気、いろいろなものを支援していきたいと考えています。大切なことは、町づくりだと思うのです。今までの施設、有料老人ホームは、箱のなかだけで完結しています。「ゆいま〜る中沢」がいかに地域に溶け込んで行くかが重要となります。いかに地域のなかに貢献をしていくか、一体化して行くか、という使命を我々とともに一緒に歩んでいける。それは大変、やりがいのある地域貢献だと思っております。

我々も医療だけでなく、看護、リハビリ、いろいろな社会的なことに関しても、挑戦をしていきたいと考え行動しています。大都市東京、多摩ニュータウン、多摩市……、これから超高齢化が急速に進んでまいります。過去にない経験であり、モデルはありません。我々が正しいと思うことをいろいろチャレンジするしかない。それは私たちの法人だけでは到底できません。新たな取組みをなさる事業者の方々と、多摩市の指導のもとにやっていきたいと思います。ここ(中沢)は医療福祉ゾーンです。そのおかげで、これからの国家戦略のひとつである地域包括ケアシステムというものを、日常生活圏であるこの地域のなかでほぼ完成していくことができます。地域密着事業であるグループホーム、小規模多機能、あいクリニック訪問看護ステーション、そういう事業とあわせて、ここの周辺の日常生活圏にお住まいの方々の安心と安全をいかに保障していくか。一歩一歩、みなさんとともに歩んでいきたいと思います。

いろいろな課題があると思いますが、トップ同士で目標を決めた限りは、市長さんも含めて、取り組んでいく所存でございます。ここに住まわれる高齢者の方、老いて行く私も含めて、みんなが参画していかなくてはいけません。おまかせではすまない時代がきます。自分はどうありたいのかということをはっきりいっていただければ、我々はそれに会わせていろいろなものを作っていきたい。これからもよろしくお願いします。一緒になってやっていけることを楽しみにしています。

式典終了後、記者発表会を開きました。地元の「多摩テレビ」はじめ、たくさんのメディアの方が来てくださいました。

↓多摩地域における先進的な医療・福祉ゾーンを目指して……。天本宏理事長と弊社社長の髙橋英與。

 


多摩市 トータルケアの拠点に オープン記念式典開催 

「ゆいま〜る中沢」のオープンに先立ち、記念式典を3月21日、開催いたしました。

式典には阿部裕行多摩市長がいらしてくださいました。式典前、多摩市長に居室や小規模多機能居宅施設の入る3階フロアをご見学いただきました。

↓「介護保険外ショートステイ」のリビングダイニングを見学される阿部裕行多摩市長。

↓続いて、住まい(サービス付き高齢者向け住宅)をご覧いただきました(右=弊社社長の髙橋英與)

高齢者福祉関連施設「ゆいま〜る中沢」は、クリニックや訪問看護はじめ、介護・医療の事業所に加え、サービス付き高齢者向け住宅56戸を含む「地域の拠点」として3月24日(日)にオープンいたします。また、多摩市の地域密着事業である小規模多機能、グループホームも、2014年度中に開設する予定です。これについては医療法人財団天翁会が2014年度中に開設する事業者として選定されています(2014年2月に開設予定)。

記念式典は、「ゆいま〜る中沢」ハウス長である久須美則子の司会のもとで、弊社代表取締役・髙橋英與の挨拶でスタートし、阿部裕行多摩市長、鈴木秀之健康福祉部長からの祝辞を賜りました。続いて、天翁会の天本宏理事長、NPO法人多摩草むらの会の風間美代子代表、社団法人コミュニティネットワーク協会の袖井孝子副会長並びに近山恵子理事長からもそれぞれ「ゆいま〜る中沢」への期待を込めたお言葉をいただきました。記念式典には、ゆいま〜る中沢への入居を予定されている方々や地域でご尽力されているたくさんの方にもご列席いただきました。心よりお礼申し上げます。記念式典の模様を数回に分けてお届けします。

ミュニティネット代表取締役社長・髙橋英與 ごあいさつ

本日はお忙しいなか、たくさんの方にこの記念式典にご参加いただき、ありがとうございます。今まで私どもは各地で「ゆいま〜るシリーズ」を作ってまいりましたが、多摩市における「ゆいま〜る中沢」はこれまでにない新しい取組みを内包しています。多摩市全体のトータルケアを実現するために貢献したいということが大きなテーマでございます。

今日は、阿部裕行多摩市長、鈴木秀之健康福祉部長にもご列席いただき、ありがたく存じます。本来、ここ(ゆいま〜る中沢)は「医療ゾーン」ということで病院をつくる予定のところでした。その場所を医療に加え、看護•介護・福祉、そして高齢者の住宅を含めた「ゾーン」に広げることができましたのも、多摩市の行政の皆さま方のご理解があってはじめて完成することができました。

ゆいま〜る中沢の隣には天翁会・新天本病院があり、リハビリ施設、老人保健施設があります。救急医療やがん医療を重要医療とする多摩南部地域病院もあります。すべての医療機関が集約された場所に「ゆいま〜る中沢」はあります。元気なときからだんだんからだが弱くなって、最期の終末まで対応できる多摩市全体における「センター的機能」を目指したいと考えています。

また、2011年12月にオープンした「ゆいま〜る聖ヶ丘」はこのセンターと連携しながら、サテライトとして「住宅+ケアシステム」の役割を果たしています。このようなタイプを今後、多摩市のなかに何カ所か作っていきたいと考えています。

高齢者の方たちのニーズは「サービス付き高齢者向け住宅に入りたい」というニーズがある一方で、「できれば自宅で最後まで住み続けたい」というニーズも大変多いのです。幅広いニーズに応えるトータルなケアの仕組みをつくっていくなかで、「最後まで自宅で住み続けたい」方のために、新たに「ゆいま〜る倶楽部」という仕組みを用意しました。これは、「できるだけ自宅で住み続けましょう。万一、自宅にいられないときは介護室を用意してあります」という仕組みです。

医療連携という言葉をよく聞きますが、現実的にはとても大変です。天翁会の天本宏理事長とは「現場ではいろいろなことがあるけれど、研修だと思っていただき、トップ同士では連携していきましょう」と話し合ってきました。ゆいま〜る聖ヶ丘で連携した経験をもとに、中沢ではそれをもっと発展した形で対応していきます。

病院を退院した人たちが行く場がない、自宅にも戻れない、かといって他の病院に入院するもの大変、すぐ出なくてはいけない……、そのようなニーズにも対応したい。中間施設的な要素、つまり、ゆいま〜る中沢に住みながら、医療やリハビリを受けることができる機能も含み込んであります。ですから、今日ご列席していただいた行政の方、地元の皆さん方とともに、ここをひとつの拠点としてスタートさせ、多摩市全域のなかでいかにトータルなケアシステムをつくるかということを一緒に進めさせていただければ嬉しいと考えています。

同時に団地再生ということにも大きな意味をもちます。「ゆいま〜る中沢」をひとつの拠点として使っていただき、さまざまな仕組みを地元の皆さんと一緒に創っていくことができればと考えております。

障がい者の雇用に取り組んでこられた地元のNPO法人「多摩草むらの会」のみなさんは「ゆいま〜る聖ヶ丘」の食堂を担って下さっていますが、「ゆいま〜る中沢」の食堂も担って下さいます。私どもはコミュニティの拠点を創っていきながら、ケアや食は地元の方と連携していくという風に考えております。

「ゆいま〜る中沢」のオープンにあたりましては、株式会社URコムシステムの皆さま、大和ハウス工業株式会社の皆さまには多大なご協力をいただき、心より感謝申し上げます。また、多くの資金が必要な総合的な建物の建設は、民間の自主努力だけではうまくいきません。金融機関の皆さま含めて多大なご支援をいただき、それが「ゆいま〜る中沢」のエネルギーになっております。

高齢化社会は急激に進展します。ケアの対応が重要になります。年金も下がっていきます。少しでも安く、質のいいものをどうつくるか。それは連携しかありません。行政だけでも、民間だけでも、地元だけでもできません。総力戦しかないのです。今後は「ゆいま〜る中沢」を核にしながら、多摩市における地域包括ケアのモデルが成功すれば、それは他の地域でも参考になると思います。私どももがんばりますので、みなさんのご協力をいただきながら、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


「治療から予防へ」「健康をつくる」をテーマにセミナー開催

3月11日(月)ホールにて、栄養と健康に関する研究をされている西崎正一(にしざきまさかず)氏に、セミナー「治療から予防の時代へ 健康は守る時代から、つくる時代へ」という内容でご講演頂きました。

入居者のお知り合いより紹介いただきました。西崎氏は「これだけ医学が進歩しているなか、なぜ人は病気になるのか」という疑問を研究して全国各地で栄養と健康の関係をわかりやすく講演されています。

参加された入居者29名、メモを取ったりしながら熱心に聞き入っていました。

昭和22年の日本の平均寿命がは50歳でしたが、平成25年の今や、女性85.99歳、男性79.99歳。長寿国日本は平均寿命も世界一ですが、薬剤消費量(薬を飲んでいる量)も世界一という現状を新聞記事などから説明して下さいました。

病気を治すのは何よりも自らの持つ自然治癒力、そのためにも「栄養をとること、水分をとること、休養をとること」これが大事とお話。

そして「生きる目的を持つことも、もちろん大事」人生に目的を持つことで脳を働かせることになり、それが認知症予防にも繋がりますというお話しをされました。

セミナーの後半ではビタミンやタンパク質など、栄養素に関するお話しもされ、皆、頷いたり身を乗りだしたりしながら興味深く聞いていました。

セミナーの後は、講師が持ってこられた栄養素を測る機械(利用料315円/回)のお試し会も実施。「私は意識して食べているし、運動もしているから」と仰っていた方は本当に一番良い結果が出て「すごい!」と盛り上がりました。「ストレスが良くないって言われたわ」という方もいて「なるほど~」と言い合いました。

女性の入居者が多いこともあり、自炊率の高い伊川谷ですが、今日のセミナーで、栄養や食べるものに関する関心はとても高いことが分かりました。健康と栄養に関するようなイベント、今後は「ゆいま~る食堂」とも一緒になって、食の企画をしたいと夢が広がります。

子どもも若者も集う 世界一素敵な「老人ホーム」

はじめまして、こんにちは。「ゆいま~る厚沢部」の安藤です。

新しく厚沢部のメンバーとなり、厚沢部町に引っ越してきました。「ゆいま~る厚沢部」での暮らしや魅力と共に、地域のこともお伝えできるようになりたいと思います。

さっそく、「ゆいま~る厚沢部」を見に行きました。完成間近の館内を、一部ご紹介したいと思います。

玄関から一歩踏み入れると木のいい香りが広がります!建物には木がふんだんに使われていて、木に囲まれ、頭の奥まで香る木の香に包まれて、心も身体も癒されるようです。

玄関を入るとギャラリーが続き、その先に食堂があります。この食堂は、地域の方にも食べに来ていただけるところとなる予定です。大きな窓からはたくさんの光が入り、ゆったりと食事をしたり、コーヒーを飲んだりしたいなぁと思える、心地よいスペースとなっています。

またこの雪の時季の良さでしょうか、白い雪が部屋をさらに明るくしてくれていて、清い気持ちになります。

今はまだ何も入っていない、まっさらな空間ですが、ここに入居者やご家族の方、地域の方が集って、温かい場所となっていくといいなぁと思っています。

外に出て周りを歩いていると、食堂に面した厚沢部小学校の横道を、先生と子どもたちが列になって歩いてきました。「こんにちは!」と初めて出会った私にも元気にあいさつをしてくれました。食堂の内側からも、そんな子どもたちの姿が見えることを想像すると、なんだか嬉しい気持ちになり、色々な企画や想像も膨らみます。オープンしてからどんな交流が生まれるか、楽しみです。

ギャラリー、食堂から直接来ることのできる、「有料老人ホーム ゆいま~る厚沢部」の入口。木造りの温かい雰囲気がここから広がっています。次回は、居室やリビングのご紹介をしたいと思います。

完成間近となり、扉もつきました。

 

多摩で活躍中の演奏グループ「結弦」コンサート

2月末、地域で活躍する二胡の演奏グループ「結弦(ゆづる)」によるミニコンサートが開催されました。

ジプリでお馴染みの天空の城ラピュタ「君にのせて」に始まり、「蘇州夜曲」「夜来香」など中国の伝統的な曲など哀愁を帯びた音色に皆さんうっとり聞き入っていました。

後半は「トロイカ」「母さんの歌」「早春賦」などの大合唱。お隣の介護施設「どんぐり」「かりん」の利用者さんも大勢参加いただき心温まる時間を過ごしました。

 

ゆいま〜る中沢は高齢者福祉関連施設です

「ゆいま~る中沢」の3月24日のオープンまであと約2週間。オープン間近の現場を訪ねました。出来上がっている所、仕上げに入っている所磨き上げて引渡しを待っている所をご案内します。

2階の共有スペース「からきだの丘」窓には、落ち着いたベージュ色のカーテンがかかります。

 

ゆいま~る食堂もあと少しで完成。地域の方にも利用いただける開かれたレストランです。

駐車スペースからは、雨に濡れずにハウスに入れます。

ゆいま~る中沢では、3月15日に見学会を開催します。参加ご希望の方は0800-800-7037へお申込みください。皆さまのお越しをお待ちいたしております。

嗚呼!排泄ケア。心にナイフをしのばせて@広報担当ヘルパー日記

↑ここ数日で、ずいぶんと暖かくなりました。我が家の近くにある無人農産直売所には、紅白の梅の花がいけられています。目が覚めるように梅の花びらが開いていました。

 【スクーリング7日目】

今日は、「排泄の介助」「レクレーション体験学習」です。

今日のメインは、なんといっても「排泄の介助」です。私たち受講生の中で、一番ドキドキと不安が入り混じったのはこの講義です。今日は、布製のオムツ、紙オムツのやり方、ポータブルトイレへの誘導等について学びました。まずは、介助される側になり、オムツをしてもらいます。人からオムツをされるのは、赤ちゃんの時以来です。はじめは布オムツをしてもらい、それから紙オムツに交換されるという流れです。みんなに見られながら、股を開かれ、恥ずかしい気持ちでオムツをしてもらいました。(服の上からですが…)

教科書には、「排泄を自分自身で管理できるということは、人間にとって最も基本的なニーズであり、健康的な生活を維持する上で重要なことです。排泄の世話を受けることは、気がねや遠慮をしたり、プライドが傷ついたりなど、様々な精神的な苦痛を伴います。したがって、介護者は排泄の援助を受ける利用者の不安や苦痛を理解した上で、深い思いやりをもって介助することが大切です。」と書かれています。

自分が介助される側ならば、一番抵抗があるのは、排泄です。「排泄を人に頼むのは申し訳ない…。トイレにも行けなくなってしまったんだ…。失敗して、衣類や寝具を汚してしまったらどうしよう…。」いろいろな不安が頭をよぎります。

排泄という、最もプライベートな部分を、他人の力を借りなくてはいけないということに、やはり抵抗感があります。介助する側、介助される側は、対等関係にあるべきですが、やはり排泄に関しては、どうしても介助される側には、「排泄は汚いこと、人には見せたくない。」というタブーの気持ちが強いのが、否めません。

小学校の時を思い出してみると、授業中にトイレに立った子がからかわれたり、女性のトイレには、排泄音を消すための、流水の人工音が流れる機械装置もあります。私たちの文化の中で、「排泄」というのは、隠すものであり、あまり声を大にして語られることではないように思います。

そういったことを考えると、介助する側が「排泄」というプライベートな部分を、実際に援助する中でどう配慮しながら行うかということが大切なことであり、また介助される側も必要以上にタブーにしない開かれた場づくりというのも、大切であると感じました。それは、小さな時からそういう場がないとなかなか難しいのかもしれません。

「うんち」や「おしっこ」を当たり前のように明るく語る場ということが、必要だと感じています。そして一方で、「恥ずかしい」という気持ちも、とても人間らしいものであると感じています。

介護の目的は、どうご利用者さんの自立を援助していくかということです。援助があれば、時間がかかってもトイレに自分で行けるということは、とても大切なことです。自分で排泄が出来るということは、やはり「自分が自分であるため」のとても大切な根っこです。たとえ1回失敗したからと言って、すぐにオムツということになれば、私だったら生きる気力がなくなるでしょう。

「自分でトイレに行けるうちは行く!」ということ、この当たり前のことを支えること、それがいかに人に生きる意味を与えているのか、それは私たちが想像する以上に大きなことなのかもしれません。