お知らせ
参議院 特別委員会で「ゆいま~る厚沢部」など当社の取り組みが紹介されました!
4月6日の参議院「地方・消費者問題に関する特別委員会」で、「ゆいま~る厚沢部」など厚沢部での地方創生活動が紹介されました。横山真一議員(公明党)が質問に立ち、石破茂内閣府特命担当大臣(地方創生)が答弁する中で、CCRCの先進的な取り組みとして話題になりました。石破大臣は入居後に平均介護度が下がる「ゆいま~る厚沢部」の実績を踏まえた上での認識を示し、厚沢部町の今後の試みとして、保育園から小中学校、高齢者への配食を併せる総合給食センターの整備も大きな意味があるものと評価しました。
このやりとりは以下のURLから見ることができます(中継映像)。http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
(ここから4月6日を選び、会議名として「地方・消費者問題に関する特別委員会」を選べば、中継映像を見ることができます。さらに画面下部の発言者一覧から横山真一議員を選ぶと、横山議員の質問が始まります。そこから約20分後に、当該部分の質疑をご覧いただけます)
いずれ議事録はインターネットにアップされるはずですが、上記の中継映像から該当質疑を以下に再現します。
――― 4月6日の参議院「地方・消費者問題に関する特別委員会」より ―――
■横山真一参議院議員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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CCRCについては、以前にも大臣と、大臣に質問をさせてもらいましたけれども、今後の地方創生の行方を決める注目すべき取り組みだと私も感じております。
先日、 北海道の厚沢部町のゆいま~るに行ってきました。ここは、東京のコミュニティネットが運営する介護付有料老人ホームとなっておりまして、入所者の平均介護度が2.7から半年後には1.6に下がったということで有名になったところでありますけれども、 ここは.町役場のすぐ向かいにあるんですね。隣は小学校でありまして、いわゆる有識者会議の最終報告にある、CCRCは町中にというのがありますけれども、まさに町中でありまして、厚沢部町ですから、町中という言葉が想像するのと、町中といっても道路越えるともう全部ジャガイモ畑になりますので、そういうところでありますけれども。
小学校がすぐ隣にあるということで、運動会のときには、 ここに入つておられる方たちも運動会に参加することもできるし、体を動かすのが難しい方は窓から観戦することもできるしということで、また、小学校の反対側にはバークゴルフ場もあって、パークゴルフがお好きな方はもうシーズンになると朝から晩までバークゴルフ三味というふうにも聞いてきました。
このCCRCの制度では、 厚沢部町のように介護付有料老人ホームなどの既存の制度を活用することが想定されております。そこで、必要に応じて医療、介護を受けることができるような地域づくりというふうになっているわけですが、それはどのようなものなのかを大臣にお伺いいたします。
■石破茂国務大臣(内閣府特命担当大臣(地方創生))
このCCRCは、要介護になってから地方へ行っていただくというよりも、基本的には介護になる前の段階から行っていただき、今御指摘のゆいま~る厚沢部にしても、要介護の方の介護度が改善されたという御指摘がございました、そのとおりだと承知をいたしております。介護にならないような、そういうような運営が必要だなというふうに思つておるところでございます。
この点だけについて申し上げれば、でも、みんなが要介護にならないということは言えません。 もちろんなってしまわれる方もあるわけですが、そこにおいて、CCRCの一つのCは継続の、コンティニューイングのCでございますので、そこで継続した形で、 なるべく要介護になっても介護度が上がらないようにというふうに努めてまいりたいと思つております。そして、それはみんながそういうことにならなければいいのですが、 重篤になった場合でもきちんとしたケアが受けられるということはやはり確保しておく必要があるだろうと思つております。
それは、その施設の中にそういうものを設けるということも必要でしょうし、 であらばこそコミュニティなのでございますが、その地域にある既存のいろんな資源を使いまして、要介護になられた方もきちんとしたユニバーサル社会の一員としての暮らしがしていただけるようにというのがCCRCの考え方でございます。
■横山真一議員 アクティブ・シ二アを対象にしているわけですから介護とすぐ結び付けるということではないのですけれども、やはり自治体からすると、やはり10年、20年先にはやはり介護というのが現実にやってくるわけでありますから、そこの部分はやっばり市町村の皆さん方にはしっかりとどういう手当てをしてくれるのかというのが分かるようにしていかなければいけないんだというふうに思うんです。
厚沢部町の話にちょっと戻りますけれども、厚沢部町ではこのCCRCを核として地域活性化を目指しています。ここの町長は、「世界一すてきな過疎の町」というキャッチフレーズを掲げておりまして、この地域づくりを進めているんですけれども、 そこで課題になっているのは行政の縦割りの非効率さなのですね。
具体的に申し上げますと、町内に保育園が三か所あるんですけれども、今回それを統合して認定こども園を整備する予定でおります。そこに給食施設も併設をすると。そして、その給食施設では、認定こども園だけではなくて小中学校の給食もやりましょうと、また、高齢者への配食サービスも合わせてやりましょうということで、今までは別々にやっていたものを一か所で全部できるようにしたいと。
この厚沢部町というのは人口4200人の町ですから、 効率的な施設運営によってCCRCの成功に結び付けようとしているわけですけれども、このような取組を大臣はどのように評価をされるのか、お伺いしたいと思います。
■石破茂大臣
この厚沢部町の先進的な取り組みから私どもが学ぶことは多いというふうに考えております。総合給食センターの整備というのは、お子さんから高齢者の方までの配食サービスを一体に行うということなんですが、これが狙いとするものは、お子さんの給食を手掛けることによって教育、 あるいは高齢者の方々に食を届けるということによって高齢者福祉、 そして地元のいろんなすばらしい産品を使うということで地産地消ということでございます。ですから、食というものを通じて、教育であり、福祉であり、地産地消ということを実現するという意味で、単に効率的にしようということではなくて、多くの政策を実現するという、そういう狙いを持つたものだというふうに承知をしておるところでございます。
この厚沢部町が高齢者に対して食を配る配食サービスをしておられるわけですが、従前からこれは、社会福祉協議会への委託をしてヘルパーの方々が見守りも兼ねると、 一人暮らしなど食事を作られる御家族がいない、そういうような高齢者の方々への配食サービスを行うということで、自己負担分はございますが、介護保険の事業の一環としてやっておるものでございます。ですので、単なる効率性を追求したものではないと、いろいろな政策を実現するという意味において大きな意義のあるものだと考えておるところであります。
■横山真一議員 大臣に大変深く御理解をいただいていることに感謝したいというふうに思います。・・・・・・・・・
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