ゆいま~る聖ヶ丘の自助・共助
3月末に、ゆいま~る聖ヶ丘有志による
「第9回防災を考える会」が開催されました。
万が一巨大地震や、台風などによる大災害が起きた時、
ゆいま~る聖ヶ丘ではどのような事が出来るのかを
入居者の皆さんが自ら考える会です。
昨年は、屋上に設置してある太陽光ソーラー発電の電気を
携帯電話に充電するというデモンストレーションを行いましたが、
次回は是非、自分たちでカセットコンロでお湯を沸かしたり、
備蓄のアルファ米を炊いてみたり
という動きをやってみましょうという声が挙がり、
今回、防災備蓄用のペットボトルの備蓄水を使って
アルファ米を実際に炊いてみることにしました。
まず、カセットコンロにガスボンベをセットするところから始めました。
これが中々難しい・・・。
備蓄水を注いだやかんをかけ、カセットコンロを点火。
アルファ米1箱12袋の中から、4袋を選んで炊いてみることになりました。
「どれがいいかしら」皆さんの表情は真剣です。
「これで決まり」とご意見番のKさんが選んだものは・・・
松茸ご飯・山菜おこわ・えびピラフ・お赤飯。
袋を開け、まず保存剤を抜くのを忘れないように!
沸騰したやかんのお湯を袋の内側の線まで注ぎ、よく混ぜる。
山菜おこわ・エビピラフは15分、お赤飯は20分。
お水から作る松茸ご飯はなんと60分掛かります。
15分経ち、山菜おこわとエビピラフをオープンすると
こんな感じに出来上がっていました!
出来たものを、またよく混ぜて、
配膳係をかって出たSさんが、皆さんに一口づつ小分けにすると・・・
皆さん、まず匂いをかぎ、出来上がった物をよ~く見て、
神妙な顔での試食となりました。
5分遅れでできたお赤飯はしっかり小豆の味がすると中々の評価。
60分掛かって出来た松茸ごはんは、水で戻したと思えないくらい、
松茸の香りがして美味しいと、良い評価。
「ちょっと固いけど、非常時にこんな物が食べられるなんて、贅沢」
「味が濃いので、水分も必要」
「蒸らす時間は長めの方が良い」
「何かあってもこんな感じでみんなで協力して出来ると安心」
などの感想や意見が出て、
ゆいま~る聖ヶ丘の皆さんの自助力・共助力をお互いに確認でき、
とても有意義な「防災を考える会」となりました。