生活利便で、フロントとの距離感もちょうどいい
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、首都圏、特に東京都は連日感染者が出ていて、油断ならない状況が続いています。そんな中、ゆいま~る高島平に引っ越してきて2年のAさんに、オンラインでお話を伺いました。Aさんは、2018年4月入居、入居時78歳で現在80歳です。住み替えに至る過程や、現在の暮らしなど、率直にお話しいただきました。
75歳で退職、住み替えるまで
生まれは豊島区ですが、ゆいま~る高島平に住み替える前は、32年間、江東区に住んでいました。20代のころ、タイピストとして独立。独身だったので、マンションを購入し、仕事も75歳まで続けました。タイプからワープロ、パソコンと変わり、最初は「できない」と思っていましたが、勉強しました。
75歳になった時に仕事を辞め、両親を看取り、今後のことを考え始めたときに、友人から高齢者住宅に関する雑誌をもらったんです。そこに、ゆいま~る高島平が載っていました。
勤めていた時は、勤務先が近かったので江東区にいましたが、辞めたのでとどまっている必要もない。マンションも3LDKで広かったのですが、これからはもう少し小さくてもいいかなと思いました。そこで、値段的にもちょうどよかったゆいま~る高島平にお電話して、パンフレットを送っていただきました。
高島平団地は、名前は知っていましたが、来たのは初めてでした。高島平駅からも近くて立地がよいし、3月だったので時期的に草花がきれいに咲いていたのが、好印象でした。
じつは、その時に住んでいたマンションを売りに出していたんですが、動き出してしまって、決めるつもりで来たんです。全室南向きで日当たりもいいし、その日に申し込みました。
その1か月後に契約、引っ越してきました。決めてからは早かったですね。
大変だったのは、引っ越しの荷物整理。不動産売買の時、サービスとして2tトラックに積めるものならば無料で引き取ってくれるということで、ずいぶん処分しました。それでも、引っ越ししてきてからも、結構な荷物を処分しましたね。
行く場所があるっていいですよ
ここは、とっても静かですし、いいところですよ。
足が丈夫であれば、駅の方には、スーパーや八百屋さん、果物屋さんがありますし、近くにも小さなスーパーがあります。日常の買い物は不便じゃないです。バス停もすぐ近くにありますが、駅くらいまでは歩くようにしています。今のところ苦にならないですね。
フロントで、フラワーアレジメント、お茶、絵の教室など、いろいろなイベントがあり、参加しています。それぞれの先生がいらっしゃって、教えてくださるんです。とても楽しいです。
行く場所があるって、とてもいいことだと思います。高島平団地は広いので、別の集まりもありますけれど、やっぱりフロントでの集まりがいいですね。「そこに行けば知っている誰かに会える」というのがいいのです。行きたくなければ行かなくていいし。フロントでの集まりは、気を使わなくてもいい場所だと私は思っています。
規則正しい生活を心掛けています
今は、朝6時に起きて7時には朝食を摂ります。以前は、生活リズムが乱れていました。最近、体調がよくないので、余計に規則正し生活をしています。何が原因かわからないけれど、きちんとした生活をしていて何か気づいたらお医者さんに正確に言えるので、そのためにはきちんとした生活をしなければ、と心掛けています。
もともと胃腸が弱いのですが、食べ過ぎてしまうこともあります。胃腸が痛むこともあり、そういうときは重湯にしたり、徐々に食事量を戻すようにします。本当は、1日少しずつ、5食か6食摂るようにしたいのですけれど。
気を付けていることは、冷たいものはあまり食べないこと。ヨーグルトはレンジで30秒温めて食べています。胃腸に負担をかけずに乳酸菌を摂ることができるそうです。
あと、日課にしているのは、朝起きたときの深呼吸と、足の筋肉を鍛えるために、1日1分4回のスクワットです。ベッドで寝ているときも、足をグーッと伸ばすとか、つま先立ちで部屋の中を歩くとか。何でもいいので、とにかく動かすように、部屋の中でも意識しています。歩けなくなるのが一番怖いですからね。
午後は買い物に行ったり、ぶらっと出かけたり、散歩をしたりして過ごします。籠ってしまうこともあるんですけど、家にいるときは本や雑誌、インテリアのカタログを見たり、昔のものを整理をしたり、あっという間に時間が過ぎますね。
夜は9時、10時までもたなくて、テレビでドラマを見ていても、途中で寝てしまって結末がわからないこともあります(笑)。
健康に気を付けながら、のんびり暮らす
新型コロナウイルスが流行っても、自分の時間を変わらずに過ごしているので、特につらくはありません。ただ、自粛の時期、体調不良も重なって、初めてフロントに買い物代行サービスを頼んだんです。とっても助かりました。それと、自宅でも退屈しなくてすむように、スタッフが脳トレゲームのプリントを配布してくれるなども、ありがたいですね。
今のフロントのかかわり方が、自分にはちょうどいいと感じています。
仕事ばかりしてきましたから、これからは健康を維持して、のんびり過ごしていきたいと思っています。昔のお友達と電話でおしゃべりしたりね。友だち関係を長く続けていくコツは、「親しき仲にも礼儀あり」。間隔をある程度あけて会うのがいいと思っています。
(2020年6月3日)
長く勤務してきた経験から、人との付き合い、自分との向き合い方に一家言持っていらっしゃるAさんでした。
今現在、
◆フラワーアレンジメント
◆絵画の会
など、感染拡大防止策を行って開催しています。まだ開催できていないイベントに関しても居住者の皆さんと対策を考えながら、「新たな生活様式」