Yさんよりのお手紙
少し前になりますが、昨年10月に入居されたYさんより嬉しいお手紙を
いただきましたので原文のままご紹介します。
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この街に降り立った時、娘は樹々のたたずまい、人の行き交いを、
フィンランドの田舎町の様だと云い、私はローカルな商店街を見たとたん、
西部劇だと思った。
今にも木の扉を胸で押して、ゲーリー・クーパーが出てきそう。
“真昼の決闘か”
八十七歳になっての始めての集団生活に、私はどうなる事かと、住み始めて
二ヵ月半、自分でも不思議なのが、この白い部屋がすっかり私に馴染んでいる。
何時でも相談できる人が身近にいる事、昼でも夜でも、人の気配がする事、
それが生きて行く上でどれだけ重大な事かつくづく感じている。
あのまま一人生活を続けていたら、多分“うつ”になっていたと思う。
短期間にこの空間を探し出して呉れた娘夫婦に感謝一杯です。
亡き親友が “人生には偶然はないのよ、全部必然なの” の言葉を思い出します。
スタッフの皆様今後もよろしく。
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Yさんが入居されているのはグループハウスです。
今流行の、シェアハウスのような、個室がありトイレ、ミニキッチンが付いています。
玄関、リビング、浴室は共同です。
(グループハウス主催のお食事会~グループハウスにて)
Yさんは、お部屋では読書、編み物、刺繍などを楽しみ、
イベントや体操を、皆さんと一緒に楽しんでいらっしゃいます。
(これらは全てYさんの作品です)
Yさんがゆいま~るの生活を楽しんで下さっているのが、
私たちスタッフの喜びでもあります。
素敵なお手紙をありがとうございました。