出版記念パーティー
グループハウスに「俳人」誕生!
12月15日に、グループハウスのリビングルームで、
95歳のTさんの句集『晩涼の坂』の出版記念パーティー
が開かれました。
お1人暮らしのTさんがグループハウスに来られてから、
3年半が経ちました。
Tさんは色々なサービスを受けながら、
マイペースにグループハウスでの生活を楽しんでいらっしゃいます。
「晩涼」とは、暑中の宵の涼しさのことで、夏の季語。
美しい淡い青の表紙をめくると、Tさん自筆の大好きな
「ねこ」の線描画が息づいています。
Tさんは、昭和を代表する俳人中村汀女に師事し、
よくお宅にも通われていたそうです。
枯芝や 柔らかに猫うづくまる
晩涼の 坂の人出の駿河台
居住者の方、スタッフなど合わせて24名の方が参加。
出版社や教会の牧師さんから、お祝いの花束も届き、
本格的な出版記念会に。
出版にご尽力された親族のSさんが話されます。
「戦後の大変な時代を乗り越えた経験や、第一線で仕事をしながらの
母親との日々を詠んだ250句が収められています。」
挨拶の後は、多摩の有名なケーキ屋さん「L.J.B.」のビッグサイズの
ケーキと紅茶で、皆さん歓談されました。
心に残る、とても温かい出版記念パーティーとなりました。
グループハウスに「俳人」が誕生した瞬間に立ち会えて、
大変光栄に思います。