多摩市民と連携し,太陽光による市民発電所始動!
7月6日(土)、多摩電力合同会社(たまでん)による市民発電所第1号となる、恵泉女学園大学南野校舎屋上の太陽光発電施設の発電開始式が行われました。
2013年秋に、ゆいま~る聖ヶ丘が第2号の発電所になることから(市民ファンドによる発電所としては弊社が都内第1号)、式典で(株)コミュニティネットが紹介されました。
まず屋上の太陽光発電の前で、(左から順番に)阿部裕行多摩市長、恵泉女学園大学の川島堅二学長。多摩循環型エネルギー協会の事務局長の高森郁哉さん、多摩電力の代表の山川陽一さんがテープカットを行いました。
テープカット後は、太陽光発電についての説明を受けました。
式典では、恵泉女学園大学長、多摩市長、多摩電力の山川陽一さんなどが、自然エネルギーにかける想いをスピーチした後、㈱コミュニティネットが紹介されました。弊社社長・高橋英與からお祝いのメッセージを述べさせていただきました。
以下、高橋英與の言葉を紹介させていただきます。
みなさま、こんにちは。コミュニティネットの髙橋英與です。本日は「たまでん」さんによる「第1号機」の発電スタート、おめでとうございます。みなさまの日頃のご活動、ご尽力が、再生可能エネルギーと循環型のまちづくりという形に結集されたのだと思います。多摩市民の皆さまの「市民力」に心より敬意を表します。
私どもコミュニティネットの基本姿勢は「環境と福祉のまちづくり」です。環境と共生することを企業理念に掲げ、事業を展開してまいりました。全国各地で高齢者向け住宅などを展開してまいりましたが、屋上にソーラーパネルを設置し、自然エネルギーを利用した循環型の地域づくり・地域貢献は長年の夢でした。今回、たまでんさんと出会い、それがようやく実現できますことを心より嬉しく思っております。
コミュニティネットをご存じない方が多いと思いますので、少しお話させていただきます。私どもは、地域包括ケア並びにコミュニティの拠点となることを目指し、全国各地に「ゆいま〜るシリーズ」を作ってまいりました。多摩市においては2011年12月、聖ヶ丘に「ゆいま〜る聖ヶ丘」、今年3月には中沢の地に「ゆいま〜る中沢」を開設いたしまた。
多摩市においてはまだ日が浅いにもかかわらず、たまでんさんと出会い、「ゆいま〜る聖ヶ丘」の屋上に大陽光発電を設置するというご縁に恵まれました。今回、太陽光発電を設置する「ゆいま〜る聖ヶ丘」は、元気なときから、だんだん弱くなって介護が必要になっても、最期の看取りが必要なときも、対応できる地域の包括ケアの拠点を目指しています。食堂やケアシステムは地域のみなさんにもご利用いただいています。
この「ゆいま〜る聖ヶ丘」は、3月に中沢の地にオープンした「ゆいま〜る中沢」と連携しています。「ゆいま〜る中沢」の隣には、天翁会・新天本病院があり、リハビリ施設、老人保健施設があります。救急医療やがん医療を重点医療とする多摩南部地域病院もあります。すべての医療機関が集約された場所に「ゆいま〜る中沢」はあり、病院を退院した人たちが行く場がない、自宅にも戻れない、かといって他の病院に入院するのも大変、すぐ出なくてはいけない…、そのようなニーズにも対応できる中間施設的な要素、つまり「ゆいま〜る」に住みながら、医療やリハビリを受けることができる機能ももっています。これら「ゆいま〜る中沢」と「ゆいま〜る聖ヶ丘」を拠点に、多摩市全体のトータルケアの仕組みづくりを市民のみなさんと一緒に創っていくことができればと考えております。
そのようななかで奇しくも、「ゆいま〜る聖ヶ丘」において、「たまでん」さんと連携し、屋上に太陽光発電の設備を設置することとなりました。コミュニティネットの基本姿勢である「環境と福祉のまちづくり」の大きな柱である「環境共生」に少しでも寄与できることは大きな慶びです。多摩の市民の皆さまと連携できたということに、大きな意味を感じています。みなさまとともに、多摩市で最期まで自分らしく、豊かな人生を歩んでいくためのまちづくりに寄与してまいりたいと思います。本日は誠におめでとうございます。
コミュニティネット代表取締役 髙橋英與
コミュニティネットは、環境と福祉のまちづくりを進めて参ります。