「治療から予防へ」「健康をつくる」をテーマにセミナー開催

3月11日(月)ホールにて、栄養と健康に関する研究をされている西崎正一(にしざきまさかず)氏に、セミナー「治療から予防の時代へ 健康は守る時代から、つくる時代へ」という内容でご講演頂きました。

入居者のお知り合いより紹介いただきました。西崎氏は「これだけ医学が進歩しているなか、なぜ人は病気になるのか」という疑問を研究して全国各地で栄養と健康の関係をわかりやすく講演されています。

参加された入居者29名、メモを取ったりしながら熱心に聞き入っていました。

昭和22年の日本の平均寿命がは50歳でしたが、平成25年の今や、女性85.99歳、男性79.99歳。長寿国日本は平均寿命も世界一ですが、薬剤消費量(薬を飲んでいる量)も世界一という現状を新聞記事などから説明して下さいました。

病気を治すのは何よりも自らの持つ自然治癒力、そのためにも「栄養をとること、水分をとること、休養をとること」これが大事とお話。

そして「生きる目的を持つことも、もちろん大事」人生に目的を持つことで脳を働かせることになり、それが認知症予防にも繋がりますというお話しをされました。

セミナーの後半ではビタミンやタンパク質など、栄養素に関するお話しもされ、皆、頷いたり身を乗りだしたりしながら興味深く聞いていました。

セミナーの後は、講師が持ってこられた栄養素を測る機械(利用料315円/回)のお試し会も実施。「私は意識して食べているし、運動もしているから」と仰っていた方は本当に一番良い結果が出て「すごい!」と盛り上がりました。「ストレスが良くないって言われたわ」という方もいて「なるほど~」と言い合いました。

女性の入居者が多いこともあり、自炊率の高い伊川谷ですが、今日のセミナーで、栄養や食べるものに関する関心はとても高いことが分かりました。健康と栄養に関するようなイベント、今後は「ゆいま~る食堂」とも一緒になって、食の企画をしたいと夢が広がります。

子どもも若者も集う 世界一素敵な「老人ホーム」

はじめまして、こんにちは。「ゆいま~る厚沢部」の安藤です。

新しく厚沢部のメンバーとなり、厚沢部町に引っ越してきました。「ゆいま~る厚沢部」での暮らしや魅力と共に、地域のこともお伝えできるようになりたいと思います。

さっそく、「ゆいま~る厚沢部」を見に行きました。完成間近の館内を、一部ご紹介したいと思います。

玄関から一歩踏み入れると木のいい香りが広がります!建物には木がふんだんに使われていて、木に囲まれ、頭の奥まで香る木の香に包まれて、心も身体も癒されるようです。

玄関を入るとギャラリーが続き、その先に食堂があります。この食堂は、地域の方にも食べに来ていただけるところとなる予定です。大きな窓からはたくさんの光が入り、ゆったりと食事をしたり、コーヒーを飲んだりしたいなぁと思える、心地よいスペースとなっています。

またこの雪の時季の良さでしょうか、白い雪が部屋をさらに明るくしてくれていて、清い気持ちになります。

今はまだ何も入っていない、まっさらな空間ですが、ここに入居者やご家族の方、地域の方が集って、温かい場所となっていくといいなぁと思っています。

外に出て周りを歩いていると、食堂に面した厚沢部小学校の横道を、先生と子どもたちが列になって歩いてきました。「こんにちは!」と初めて出会った私にも元気にあいさつをしてくれました。食堂の内側からも、そんな子どもたちの姿が見えることを想像すると、なんだか嬉しい気持ちになり、色々な企画や想像も膨らみます。オープンしてからどんな交流が生まれるか、楽しみです。

ギャラリー、食堂から直接来ることのできる、「有料老人ホーム ゆいま~る厚沢部」の入口。木造りの温かい雰囲気がここから広がっています。次回は、居室やリビングのご紹介をしたいと思います。

完成間近となり、扉もつきました。

 

多摩で活躍中の演奏グループ「結弦」コンサート

2月末、地域で活躍する二胡の演奏グループ「結弦(ゆづる)」によるミニコンサートが開催されました。

ジプリでお馴染みの天空の城ラピュタ「君にのせて」に始まり、「蘇州夜曲」「夜来香」など中国の伝統的な曲など哀愁を帯びた音色に皆さんうっとり聞き入っていました。

後半は「トロイカ」「母さんの歌」「早春賦」などの大合唱。お隣の介護施設「どんぐり」「かりん」の利用者さんも大勢参加いただき心温まる時間を過ごしました。

 

ゆいま〜る中沢は高齢者福祉関連施設です

「ゆいま~る中沢」の3月24日のオープンまであと約2週間。オープン間近の現場を訪ねました。出来上がっている所、仕上げに入っている所磨き上げて引渡しを待っている所をご案内します。

2階の共有スペース「からきだの丘」窓には、落ち着いたベージュ色のカーテンがかかります。

 

ゆいま~る食堂もあと少しで完成。地域の方にも利用いただける開かれたレストランです。

駐車スペースからは、雨に濡れずにハウスに入れます。

ゆいま~る中沢では、3月15日に見学会を開催します。参加ご希望の方は0800-800-7037へお申込みください。皆さまのお越しをお待ちいたしております。

嗚呼!排泄ケア。心にナイフをしのばせて@広報担当ヘルパー日記

↑ここ数日で、ずいぶんと暖かくなりました。我が家の近くにある無人農産直売所には、紅白の梅の花がいけられています。目が覚めるように梅の花びらが開いていました。

 【スクーリング7日目】

今日は、「排泄の介助」「レクレーション体験学習」です。

今日のメインは、なんといっても「排泄の介助」です。私たち受講生の中で、一番ドキドキと不安が入り混じったのはこの講義です。今日は、布製のオムツ、紙オムツのやり方、ポータブルトイレへの誘導等について学びました。まずは、介助される側になり、オムツをしてもらいます。人からオムツをされるのは、赤ちゃんの時以来です。はじめは布オムツをしてもらい、それから紙オムツに交換されるという流れです。みんなに見られながら、股を開かれ、恥ずかしい気持ちでオムツをしてもらいました。(服の上からですが…)

教科書には、「排泄を自分自身で管理できるということは、人間にとって最も基本的なニーズであり、健康的な生活を維持する上で重要なことです。排泄の世話を受けることは、気がねや遠慮をしたり、プライドが傷ついたりなど、様々な精神的な苦痛を伴います。したがって、介護者は排泄の援助を受ける利用者の不安や苦痛を理解した上で、深い思いやりをもって介助することが大切です。」と書かれています。

自分が介助される側ならば、一番抵抗があるのは、排泄です。「排泄を人に頼むのは申し訳ない…。トイレにも行けなくなってしまったんだ…。失敗して、衣類や寝具を汚してしまったらどうしよう…。」いろいろな不安が頭をよぎります。

排泄という、最もプライベートな部分を、他人の力を借りなくてはいけないということに、やはり抵抗感があります。介助する側、介助される側は、対等関係にあるべきですが、やはり排泄に関しては、どうしても介助される側には、「排泄は汚いこと、人には見せたくない。」というタブーの気持ちが強いのが、否めません。

小学校の時を思い出してみると、授業中にトイレに立った子がからかわれたり、女性のトイレには、排泄音を消すための、流水の人工音が流れる機械装置もあります。私たちの文化の中で、「排泄」というのは、隠すものであり、あまり声を大にして語られることではないように思います。

そういったことを考えると、介助する側が「排泄」というプライベートな部分を、実際に援助する中でどう配慮しながら行うかということが大切なことであり、また介助される側も必要以上にタブーにしない開かれた場づくりというのも、大切であると感じました。それは、小さな時からそういう場がないとなかなか難しいのかもしれません。

「うんち」や「おしっこ」を当たり前のように明るく語る場ということが、必要だと感じています。そして一方で、「恥ずかしい」という気持ちも、とても人間らしいものであると感じています。

介護の目的は、どうご利用者さんの自立を援助していくかということです。援助があれば、時間がかかってもトイレに自分で行けるということは、とても大切なことです。自分で排泄が出来るということは、やはり「自分が自分であるため」のとても大切な根っこです。たとえ1回失敗したからと言って、すぐにオムツということになれば、私だったら生きる気力がなくなるでしょう。

「自分でトイレに行けるうちは行く!」ということ、この当たり前のことを支えること、それがいかに人に生きる意味を与えているのか、それは私たちが想像する以上に大きなことなのかもしれません。

 

地域の方たちと共に味わうひな祭り

3月3日は桃の節句です。

ゆいま~る食堂では、「ひなまつり特別メニュー」が登場。入居者30名、外部の方が12名、花菜の利用者やスタッフも入れて

全部で60名もご予約を頂きました。朝から食堂スタッフが煮物、団子、ちらし寿司などの準備に追われています。

開店時間の12時には、待ちきれないかのように外部の方や入居者が集まり席がみるみる埋まっていきました。ワクワクしながら重箱の蓋を開けると、彩も華やかな春メニューです。おしゃべりも華を添えて賑やかなひと時となりました。

メニューはちらし寿司・春野菜と鶏肉の炊き合わせ・えびのあられ揚げ・菜の花からし和え・潮汁・三色団子。写真はスタッフ用のお弁当を撮影したものですが、菜の花からし和えが足りなくなってしまい、急きょ代わりにデザートが入りました。

予想していたよりも申込が多く、食堂は嬉しい悲鳴!(でも菜の花を食べ損ねたスタッフはちょっと残念…)

春らしいメニューに、特別感たっぷりで皆大満足。「美味しかった!」の一言でスタッフの疲れも吹き飛びました。お彼岸には、ぼたもちの販売。4月はお花見弁当の販売も予定しています。ゆいま~る食堂で春の訪れを感じてください。