「クロリティー」で筋力アップ

まだまだコロナ感染が収束せず、外出に気を使う状態が続いています。

居住者から「運動不足なので、輪投げをやってみたい」とお声掛けいただきました。

早速、もっと皆さんに使っていただけるように「わらわら広場」に移動しました。

スポーツ輪投げ『クロリティー』は、アメリカのホースシューと日本の伝統的な輪投げをミックスして作られた最新の輪投げ競技です。

まだまだ日本では知られていないので、クロリティーのルール・得点表を作成しました。

体験後には、「リングが重くて、翌日は右腕が筋肉痛になった」と教えていただきました。握力・二の腕の筋力アップ・体幹が鍛えられます。的を狙う集中力と力加減を考えるので、認知症予防にもなります。

簡単なスポーツですが、室内でいつでも出来るのでお勧めです。居住者同士の対戦も楽しみです。

 

ハウス長が事例で語ります「サービス付き高齢者向け住宅」の安心とは?

「サービス付き高齢者向け住宅」での暮らしは、どんなものなのでしょうか? 安否確認や見守り、緊急時の対応がある暮らしとは、どんな暮らしなのでしょうか? 初めて知る人には、資料を読んでも、なかなか実感をもって伝わりにくいかもしれません。

2020年6月19日(金)10:30~11:30、高齢者住宅案内所ゆいま~るステーション名古屋(金山)で、入居検討者に少人数で知りたいことをお話しする「ゆいま~るカフェ」が開催されました。

今回は、当日の内容から、「ゆいま~る神南」ハウス長の沖田美代が語る「サービス付き高齢者向け住宅」の暮らしをご紹介します。

沖田美代・ゆいま~る神南ハウス長

以下、質問にお答えするかたちで、実際にハウスであった具体的な事例を挙げながら、沖田ハウス長がお話しします。

ゆいま~る神南・外観(ビレッジハウス木場タワー)

Q1:新型コロナウイルス対策で、「ゆいま~る神南」では、どういうことに気をつけていましたか?

「緊急事態宣言」が出て、一番警戒していた時期、ハウススタッフは、以下のことを徹底していました。

□出勤前の検温
□公共交通機関で出勤したら、フロントに入ってすぐ必ず手洗い、うがいを徹底
□業務中はマスクを着用
□フロント、コミュニティスペース、皆さんの手が触れるところは、毎日消毒を行う

※以上は、いずれも解除後も続けています。

また、感染状況が日々変わる中で、入居者には折をみて「感染予防を意識して気をつけましょう」というお知らせを配布していました。

フロント入口には消毒剤とマスクを設置

Q2:新型コロナウイルス感染拡大中、「ゆいま~る神南」の入居者は、どのようにすごされていましたか?

皆さん、不要不急の外出は控えていたようです。日頃活発な方も、自宅で過ごすことをこころがけていらっしゃいました。

ただそうすると、私たちが日常の中でお顔を拝見する機会も少なくなるのがジレンマです。

あまり顔を合わせない方には、時折お電話を入れていました。コロナの話をあえてすることはしませんが、声の様子やしゃべり口調が、これまでと変わりないかなどに気をつけつつ、様子うかがいをしていました。

おかげさまで、体調不良になられた方もなく、皆さんお元気に過ごしていらっしゃいます。

Q3:「サービス付き高齢者向け住宅」のサービスにある「安否確認」や「緊急時の対応」では、実際どんなことをしてもらえるのでしょうか?

安否確認

基本的に、「木札」を使って、毎日安否確認を行っています。

入居された方には、名前と部屋番号が記された木札をお渡しします。これを、毎朝10時までに、1階のフロントにお持ちいただいています。手渡しの代わりに「木札専用ポスト」に入れていただいても構いません。

安否確認用木札。実際のものには入居者のお名前と部屋番号が書いてあります

毎朝10時になったら、私たちハウススタッフが、渡された木札をチェックします。木札が出ていたら、安心して、確認はそれで終わりです。

木札が出ていなかった場合は、まずお電話をさしあげます。「木札を出すのを忘れちゃった」という場合もありますので。

お電話もつながらない場合は、お部屋にうかがいます。

この時は、必ずハウススタッフふたりでお部屋にうかがいます。
必ず持参することにしているセットには、使い捨て手袋や、血圧測定器、パルスオキシメータなど、何かあったときに対応するためのものが揃っています。
インターホンを鳴らして、反応がない場合に限り、入室させていただいています。

緊急セット。いつも用意してあります

緊急時の対応

入室させていただいたあとは、状況に応じて対応します。

たとえば、お部屋に入った時、必要であれば救急車の手配を行います。そのときに、血圧を測ったり、どのくらい酸素が血液中にとりこまれているかを測ったりします。そして、その数値を救急隊員に伝えます。もうひとりのハウススタッフは、声をかけるなど本人の対応を行います。

緊急時の安心サポート その1「ペンダント型マイドクター」

セコム ペンダント型マイドクター
【事例1】

入居者Aさん(女性、70代)の木札が出ていなかったため、お部屋にうかがいました。インターホンにも反応がないので、スタッフ2名で部屋に入ったところ、すでにセコムが来たあとのようで、セコムの訪問票が机の上に乗っていて、Aさんはいらっしゃいませんでした。

後で聞いたのですが、Aさんは、朝目覚めたら、腰に強い痛みがあって、起き上がることができなかったのだそうです。

「ゆいま~る神南」に入居されると、各お部屋ごとに、「ペンダント型マイドクター」という、首からかけられる通報装置をお渡ししています。黄色いスイッチを軽く押すと、セコムの統括に通報がいくようになっています。

ベッドで動けなかったAさんがこれを押したところ、セコムの隊員がすみやかにお部屋に駆けつけて、すぐさま救急車の手配をしてくださったそうです。

私たちは、部屋に入ったあとにセコムに確認をとり、どこの病院に搬送されたかなどの状況を確認して、ご家族の方にも連絡をしました。

セコムは、居室に勝手に入ってくるのではなく、「緊急時には駆けつける」という契約のもとに入室しています。入居時に契約を行って、居室のカギをセコムにも渡しています。

入居する皆さんには、最初に緊急時の対応についてご説明しています。Aさんにも、「就寝時には、枕元に『ペンダント型マイドクター』を置いておくといいですよ、ということをお話ししていました。それで、ベッドで具合が悪くなったときに、すぐ押すことができたのです。

おひとり暮らしで、入居して間もなくのことでした。Aさんも、「ここに引っ越してきたあとでよかったわ。引っ越す前だったら、電話も遠くだし、どうなっていたか」とおっしゃっていました。まだまだお元気ですから、そんな心配はそれまでなさっていなかったようです。

緊急時の安心サポート その2「空間センサー」

セコムへの通報装置として、「ペンダント型マイドクター」のほかに、各お部屋に空間センサーが設置してあります。

人の動きを感知するセンサーで、トイレにいくときに必ず通るところにあります。12時間、人の動きを感知しなかったとき、自動的にセコムに異常とみなされて通報がいくようになっています。

居室にあるセコム通報システムの操作盤(インターホン左)と、空間センサー(トイレの扉の左上)
【事例2】

Bさん(男性・60代)の居室に、「12時間、お部屋の中で人の動きがない」ということで、セコムが駆けつけました。

このときのBさんは、持病の糖尿病により、血糖値のコントロールがうまくいかず、身動きできない状態になっていました。12時間の空間センサーでの確認によって、すみやかにセコムに来てもらうことができて、ご入院となりました。

Bさんも、ひとり暮らしなので、もし空間センサーがなかったらどうなっていたかわかりません。「セコムの見守りがあってよかった」という例です。

「空間センサー」と、「ペンダント型マイドクター」は、全室にあります。また「ペンダント型マイドクター」は、1人入居の場合2つ、ご夫婦や2人入居の場合は3つお渡ししています。

「ゆいま〜る神南」は、⽇中は毎⽇ハウススタッフがいます。また夜間や緊急時はセコムのサービスとの連携があり、昼と夜とで、ふたつの安⼼を提供しています

安否確認や緊急対応に関して、ほかの「サ高住」ではちがうやり方でもやっています。ほかの高齢者住宅では、人の動きをもっと管理しているところもあります。「そういう方がいい」という方もいるし、「そこまでは希望しない」という方もいらっしゃるでしょう。

ご本⼈が「どういう暮らしをしたいのか」によって、 選ぶポイントも変わってきます。100%安全ということは、100%管理されるということでもあります。

Q4:「ゆいま~る神南」での「入居者の見守り」とは、実際どんな見守りを行っているのでしょうか?

「見守り」という言葉は、一般的な言葉なので、「サ高住での入居者の見守り」がどんなものか、わかりにくいですよね。

「ゆいま~る神南」で、実際にハウス長が行っている「見守り」は、以下の通りです。

まず、「見守り」というのは「見張る」ということではないと考えています。私が大切にしているのは、「日常の入居者の状況把握をする」という意識をもつことです。日常の把握をしなくては、変化に気づけないからです。

ゆいま~る神南 朝のラジオ体操

「ゆいま~る神南」では毎朝9:30に、健康づくりのために、自由参加のラジオ体操を行っています。

この時、私は、ラジオ体操をしている時の腕の可動域や体の動き、また「足首がむくんでいないか?」もさりげなく見ています。「今日は調子がよさそうだな」「ちょっと悪そうだな」と、ご自身では気づけないところを、ハウススタッフがさりげなく見ています。

また、夏には熱中症の危険性もあるので、気をつけて見守っています。

【事例3】

つい先日、6月に入って、すごく蒸し暑い日が続いたときのことです。お買い物帰りのCさん(男性・80代)と、建物内で顔を合わせることがありましたが、その時に、向こうから歩いてくる様子が普段と違っていることに気づきました。

それでちょっとお声がけをしたところ、「気分が悪い」と言われましたので、お帽子をとってもらって、マスクも外していただきました。そうしたら「ちょっとふらふらする」と言われたので、一緒にお部屋に入らせていただいて、ソファに横になっていただきました。

具合が悪くなったCさんは、熱中症のようにみえました。ご夫妻で入居されている方でしたので、奥さまのDさん(女性・80代)に「飲み物を出してください」と言って、対応していただきました。

その時、Dさんが出そうとした飲み物はアイスコーヒーでした。アイスコーヒーは利尿作用があって、熱中症の時の飲み物として適切ではないので、「アイスコーヒー以外の飲み物はありますか?」とお伝えしたところ、冷たいペットボトルの緑茶があったので、そのときは緑茶を飲んでいただきました。ただ、緑茶もカフェインが入っているので、利尿作用があるんですね。「できることなら麦茶などを、この季節は常備しておくといいですよ」というお話をしました。

余談ですが、「熱中症にはスポーツドリンクがいい」ということも聞きますが、すごく運動して大量に汗をかいたあとや、エネルギーを使ったあとに飲むものとしてはいいのだけれど、運動量が少ない高齢者などが、糖分の多いスポーツドリンクをそのまま飲むというのはあまりお勧めできません。麦茶やほうじ茶を用意しておくことをお勧めします。

このように、ハウススタッフは高齢者の健康に関する情報・知識も日頃から収集し、何かあったときには的確に対応できるよう心がけています。

暮らしのちょっとした困りごとなどは、フロントでご相談ください

福祉用具についても、最近ご相談がありました。

【事例4】

Eさん(女性・70代)から、「お風呂で使う椅子をさがしている」とのご相談がありました。Eさんの身体状況を考えると、必要なのは高さのあるシャワーチェアです。そこで、福祉用具の方に話をつなぐときに、Eさんの身体状況を一緒にお伝えするということもしました。

またシャワーチェアに座ったときの背もたれの位置によっては、皮膚に傷がつくことがあります。背もたれの高さもいろいろあるので、それも「Eさんにはこれぐらいの高さの背もたれがいいと思います」とお伝えしました。

そのほかにも、適切なシャワーチェアを選ぶときには、考慮した方がいいことがたくさんあります。お風呂の広さや、扉が引き戸か開き戸か。椅子の幅はどれが合うか、肘あてがあるのとないのとではどちらがいいか……。それらについてのハウスからの助言も含めて、福祉用具に話をつなぎました。

このように情報提供したうえで購入したシャワーチェアを、実際に使われたEさんは、とてもよろこんでいらっしゃいました。「お風呂の時間が楽になりました。お風呂は毎日のことなので、入るたびにストレスを感じていたんです。チェアをひとつ変えるだけで、こんなに快適にお風呂に入れるんですね」と。今もその椅子をお使いです。

高齢者の暮らしでは、いろんな生活の相談、困りごとがあるものです。ハウススタッフにご相談いただければ、適切な対応を行い、医療や介護で専門家の助言が必要なときは、専門家にご紹介いたします。

2020.6.19 ゆいま~るカフェ「『サービス付き高齢者向け住宅』と『自宅』との暮らしの違いってなに?」(高齢者住宅案内所ゆいま~るステーション名古屋)

参加者からハウス長へのご質問と回答

Q5:夜間に体調が悪くなったときは、セコムに通報するのみですか?

夜間はハウススタッフがいませんので、対応はセコムの緊急駆けつけのみになります。

Q6:介護が必要になったとき、ケアマネさんと合わなかったら、変えてもらうことはできますか? また顔を合わせることがあったら、気まずいかなと気がかりです。

そういう質問は案外多いですね。結論からいうと変えられます。

ケアマネージャーさんに限らず、ヘルパーさんでも同じことがいえます。合わない場合に、チェンジを希望することは可能です。

どうしても伝えづらいという場合は、ハウスに相談してもらって、間にはいることもできます。

Q7:12時間動きがないと通報がいく「空間センサー」ですが、朝から夜遅くまでの外出や、泊りがけの旅行のときは、どうすればいいのですか?

そういう場合は、スイッチ一つで、空間センサーのオン/オフができます。「これから出かける」という操作をしてからお出かけになれば、大丈夫です。

また、旅行先で「切り忘れた!」と思いだした方がいらっしゃいました。
その場合は、フロントに連絡していただきました。フロントからセコムに連絡すると、遠隔操作でオフにしてもらうことができます。スイッチを切り忘れても安心です。

フロントがありますので、何か困ったときは、ご相談いただければ対応いたします。

Q8:私は、寝るのも食事も自由な方がいいのですが、食事の時間は決まっていますか?

食事は、自宅で自炊していただくので、時間も内容も自由です。もちろん、お酒を飲むのも自由です。

配食もとることができます。お弁当を届けてくれるサービスです。フロントでは、必要な方にはそうしたサービスのご紹介もできるよう、準備しています。

参加者の感想

「高齢者住宅案内所ゆいま~るステーション名古屋」でも初の試みだった「オンライン中継」でしたが、沖田ハウス長が、実例をまじえながら行った丁寧な説明で、参加者の皆さんもサ高住での暮らしのイメージができたようでした。

「疑問点はあらかた解消されました」「顔が見えてよく伝わる。IT時代ですねえ」と、参加者の評価も上々でした。

 

サービス付き高齢者向け住宅がどんなものか、安否確認や生活相談サービス、緊急時の対応についてもご理解いただいたうえで、サ高住が適している方は住み替えを検討し、自宅に住み続けたい方は何が必要かを考える必要があるでしょう。

今回の話を参考に、これから自分がどう過ごしたいかを考えていただければと思います。
また、「ゆいま~る神南」「ゆいま~る大曽根」に興味のある方は、見学も受け付けておりますので、どうぞお問合せください。


↓リンク先は、同日のゆいま~るカフェの前半の内容です。
こちらもあわせてお読みください。

「サービス付き高齢者向け住宅」のメリットは? 入居相談員が解説します

【見学・相談関連情報はこちらです】
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*個別の見学に毎日ご対応しています
*オンライン相談・見学に対応しています

ご相談・ご見学の問合せ/申込み先

ゆいま~る入居相談室
フリーダイヤル:0120-812-560(電話受付時間は10:00~17:00です)

■「ゆいま~る神南」紹介ページはこちらです

■「ゆいま~る大曽根」紹介ページはこちらです

 


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ゆいま~るセミナーのご案内「上手に住み替える 賢い不動産売却」

「自宅の管理が大変になってきた」
「家を引き継ぐ人がいない」
「高齢者住宅などに住み替えたい」
と考えたとき、今の自宅をどうしよう……とお考えの方も多いでしょう。
コロナ禍の中での不動産売却の動向、賢く売却する方法を、不動産の専門家に話を聞いてみませんか?

2022年11月4日(金)に、ゆいま~るセミナー「上手に住み替える 賢い不動産売却」を、ゆいま~る神南で開催します(要事前申込)。

感染症対策をしっかりと行い、ゆとりをもって開催します。どうぞ安心してご参加ください。

セミナー終了後、ご希望の方はゆいま~る神南を見学することもできます。

ゆいま~るセミナーへのお問合せ・お申し込みをお待ちしています。


チラシはこちらからもダウンロードできます〈PDF〉

お申込み先

お問い合わせ・お申込みは、
ゆいま~る神南 入居相談室
フリーダイヤル 0120-812-560(受付時間10~17時)
までどうぞ。

開催要項

セミナー タイトル

「上手に住み替える 賢い不動産売却」

会場

ゆいま~る神南
(〒455-0021愛知県名古屋市港区木場町6番18 ビレッジハウス木場タワー101)
※交通案内・地図はこちら

開催日時と講師

2022年11月4日(金)

13:30~15:00

講師

青木政人さん
積水ハウス不動産中部株式会社 名古屋第4営業所 所長

内容

「自宅の管理が大変になってきた」
「家を引き継ぐ人がいない」
「高齢者住宅などに住み替えたい」
と考えたとき、今の自宅をどうしよう……とお考えの方も多いでしょう。
コロナ禍の中での不動産売却の動向、賢く売却する方法を、不動産の専門家がお話しします。

参加費

無料

定員

12名

※お電話で予約してご参加ください。

お申込み先

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2022年11月4日(金)

13:30~15:00

講師

青木政人さん
積水ハウス不動産中部株式会社 名古屋第4営業所 所長

内容

「自宅の管理が大変になってきた」
「家を引き継ぐ人がいない」
「高齢者住宅などに住み替えたい」
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「ゆいま~る神南」で最期まで暮らしたら―――介護や葬儀も含めて総経費をシミュレーションしてみた

たとえば79歳で「ゆいま~る神南」に入居し、96歳で亡くなるまで暮らしたとき、総経費はいくらかかるでしょうか。2020年6月30日に開催したゆいま~るセミナー「あなたの老後資金は大丈夫? みんなで考える生活設計」で、講師の朽木瑛浩さん(一般社団法人 いきいきライフ協会 名古屋 代表理事)がシミュレーション結果を見せてくださいました。87歳で要介護度3の認定を受けて介護サービスを利用し、身元保証等は親族ではなくいきいきライフ協会に依頼し、葬送支援(葬儀や納骨、法要等)も同協会に委託するとしました。その結果やいかに!

講師の朽木瑛浩(くつき あきひろ)さん。一般社団法人 いきいきライフ協会 名古屋 代表理事。

人生100年時代、最期を迎えるまでに、いくらかかるのか。現在の資産や年金等の収入で足りるのだろうか―――気になるが、なかなか計算できないものです…。

2020年6月30日に「ゆいま~るステーション名古屋」で開催したセミナー「あなたの老後資金は大丈夫? みんなで考える生活設計」では、講師に一般社団法人 いきいきライフ協会 名古屋 代表理事の朽木瑛浩(くつき あきひろ)さんを迎え、セミナーの後半では具体的な条件を仮定して収支シミュレーションを行った結果を紹介していただきました。いわゆるライフプラン、ライフシミュレーションです。ここでは朽木さんのご了解をいただいて、そのシミュレーションの前提と結果を再掲します。

※セミナー当日のシミュレーションとは一部の条件や表記を変更しています。たとえば生活費は月額5万円ではなく10万円とし、「ゆいま~る神南」の家賃は一括前払いではなく月額の支払いとしました。

 

シミュレーションの前提

岡林サチさん(仮名)は79歳で2020年に「ゆいま~る神南」に単身で入居。預金は2000万円、それまでに住んでいた一軒家は解体して土地は売却します。年金は月額14万円。未来の想定として入居から10年後の89歳で要介護度3となりますが介護型の高齢者住宅に転居することなく、外部の介護サービスを利用しながら96歳で亡くなるまで「ゆいま~る神南」で暮らすとします。また、子どもなど親族のサポートはなしとし、亡くなったあとのサポートまでをいきいきライフ協会 名古屋に委託するものとしました(前提条件の詳細は下掲)。

※一般社団法人 いきいきライフ協会 名古屋は、施設入居時・入院時に必要な「身元保証サポート」や、緊急駆けつけ・入院支援などの「緊急サポート」、葬儀・納骨・遺品整理などの「死後事務サポート」を請け負う。サポートの内容はちら<<リンク>>、料金表はこちら<<>>。

シミュレーションの前提は下表の通りです(拡大図のダウンロードはこちら)。それぞれの項目ごとに説明します

①現金預貯金
預金は2000万円です。

②その他資産
転居の翌年2021年に、これまで住んでいた一軒家は解体し、土地は売却します。土地は1000万円で売れますが、仲介手数料が36万円、家の解体費用として200万円がかかり、土地売却によって差し引き764万円が預貯金に加わります。

③年金
年金は月額14万円、年額168万円。シミュレーションでは、これが年に0.1%減額されるとしました。

④収入
年金以外の収入はゼロです。

⑤支出
生活費は、月に10万円としました。ここでの生活費は、⑥~⑨の経費は除いたものです。食費や光熱費、交通費、税金、医療費、交際費などです。

⑥ライフイベント
生活費とは別に、86歳までは毎年国内旅行の経費として10万円を見込みました。

⑦高齢者住宅(ゆいま~る神南)
「ゆいま~る神南」の家賃は部屋によって違いますが、ここでは月額家賃を7万7700円の部屋と仮定しました。共益費と生活サポート費はそれぞれ5000円と3万3000円です。

⑧介護
入居して8年目の87歳のときに、要介護3になると仮定しました。「ゆいま~る神南」では介護サービスは提供しませんが、外部の事業者の介護サービスを利用して住み続けることは可能です。介護サービスの経費は月に21万4990円(年間257万9880円)ですが、介護保険の自己負担割合は1割として、支出は月に2万1499円(年間25万7988円)となります。

⑨終活(いきいきライフ協会 名古屋に依頼)
子どもなどの親族に頼ることなく、身元保証や死後の事務サポートはいきいきライフ協会 名古屋に依頼する契約を結ぶことにしました。「ゆいま~る神南」入居時に契約し、初年度は契約時にかかる経費83万4000円と定期訪問(年間3回)1万5000円を合わせて84万9000円かかります。身元保証料4万8000円と定期訪問1万5000円は毎年必要となり、さらに5年ごとに更新料が20万円かかります。96歳で亡くなるとし、葬儀・納骨・法要等に165万円、この年にちょうど更新料20万円もかかるので、最終年の終活費は191万3000円となりました。

※上記の終活経費は、あくまで一例です。実際には相談しながら個々のメニューを決めていきます。一般社団法人 いきいきライフ協会 名古屋では初回の相談は無料で受けているとのことです。

 

シミュレーションの結果

結果は、下表のようになりました(拡大図のダウンロードはこちら)。

「ゆいま~る神南」入居2年目の80歳のときに自宅の土地を売却して預金が2590万円程度になって、年金月額14万円程度の収入で暮らします。そして96歳で亡くなり、葬儀も納骨も終えたところで、預金通帳には458万円が残るという結果でした。計算上は、まだ3.7年を暮らせる金額です。おそらく100歳を迎えることも可能だった資産を残したことになります。

なお今回のセミナーでは最後に、高齢者が漠然とした不安を解消して後顧の憂いなく暮らしを楽しむには、こうしたライフプランの作成に加えて、「認知症などで判断能力が低下する場合に備えて、後見人になってくれる人を探しておく」、「身元保証人になってくれる人を探しておく」、「終末期医療について考える」、「遺言書を作成する」、「死後事務を頼める人を探しておく」といった対処が必要ですというお話をいただいてセミナーを終了しました。

 


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ご相談・ご見学の問合せ/申込み先

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「サービス付き高齢者向け住宅」のメリットは? 入居相談員が解説します

「サービス付き高齢者向け住宅」での暮らしは、どんなものなのでしょうか? 自宅での暮らしに比べて、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか? 初めて知る人には、資料を読んでも、なかなか実感をもって伝わりにくいかもしれません。

2020年6月19日(金)10:30~11:30、高齢者住宅案内所ゆいま~るステーション名古屋(金山)で、入居検討者に少人数で知りたいことをお話しする「ゆいま~るカフェ」が開催されました。

以下、当日の内容から、弊社の入居相談員の村岡鮎香から「サービス付き高齢者向け住宅」の暮らしとはどういうものか、ご紹介します。

高齢者の住まいのお悩みは共通している

住み慣れた我が家は、誰でも離れがたいものです。それでもなぜ、高齢になると、多くの方が住み替えを検討しはじめるのでしょうか?

「高齢期の住まいを、どうしようか」
「父親、母親の暮らしは、今のままでいいのかな?」
そんなふうに、住み替えを検討し始めた方のお悩みは、大体以下の通り、共通しています。

□自宅が古くなって、修理が必要になってきた。修繕にも補強にもお金がかかる
□戸建ての庭の手入れが、負担になってきた
固定資産税、維持費などを結構支払っている
□マンションの管理費修繕積立金が高い
□古くなった家が、身体に合わなくなってきた。階段がつらい
□水回りが古くなってきてリフォームしたい
□体調に不安が出てきた
□暮らしの中で、ひとりで解決するのが難しいことも出てくるが、どこに相談していいのか不安

高齢者にとって「自宅」は危険!?

高齢者のケガは、どこで発生することが多いと思いますか?
65歳以上の高齢者の場合、道路や公共施設などの外出時ではありません。実は、自宅でケガする人が77%という調査結果があります。

また、自宅でのケガの内容を細かく見ると、事故の発生場所は、45%が「居室」です。

外では靴を履いて足を挙げて歩く一方、自宅では多くの方が、無意識のうちにすり足で歩いています。そうすると、畳の上に敷いたカーペット程度の小さな段差でも転びやすくなるんですね。

階段での事故も、高齢者は多くなっています。

「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」とは?

2025年には、いわゆる「団塊の世代」が後期高齢者になります。それに備え、2011年に「高齢者住まい法」が改正されて、国が「サービス付き高齢者向け住宅」を整備することになりました。2025年に60万戸を目標にしていますが、今実際にはまだ23万戸ほどとなっています。

「サービス付き高齢者向け住宅」には、以下のような条件があります。

広さ

25平米以上でないといけません。ただし、共用部がある場合は18平米でもOKです。
※実際、部屋の広さは狭めのところから広いところまでさまざまです。

設備

部屋にトイレと洗面所は必須です。
※キッチン、お風呂は、部屋についていないサ高住もあります。

バリアフリーの構造

段差なし、廊下は車椅子が通れる仕様、手すりも設置されています。

サ高住の用件は、以上ご説明したハードだけではありません。
サ高住とは、ハードとサービスが一体化しています。

毎日1回の安否確認

毎日1度、変わりなくお過ごしかどうか、安否確認を行います。安否確認の手段は、サ高住によってさまざまです。

生活相談サービスも必須

暮らしのちょっとした困りごと、知りたいことなどに応える生活相談サービスがついています。

入居者の条件は、60歳以上

59歳以下の方は原則として入居できません。

高齢者住宅「ゆいま~る」が大切にしていること

高齢者住宅「ゆいま~る」の理念で、大切にしていることは、「施設ではなく、住まいである」ということです。

元気なうちに住み替えしていただき、周囲との関わりの中で、自分らしく生き生きと過ごしていただくことを目指しています。

名古屋には2つの「ゆいま~る」(サービス付き高齢者向け住宅)があります。以下、その事例をもとにお話をしていきます。

「ゆいま~る神南」の紹介

「ゆいま~る神南」は、今ご紹介した要件をそなえた「サービス付き高齢者向け住宅」です。

ゆいま~る神南・外観(ビレッジハウス木場タワー)

部屋の広さは62平米と広々。サ高住の中ではかなり広いといえます。

床は段差なくフラットで、トイレ、玄関、お風呂に手すりを備えています。システムキッチンには、高温になると自動的に消えるガスレンジが備えてあります。

サービスとして、1日1回の安否確認があり、1階フロントには、「生活コーディネーター」と呼ばれるスタッフが、日中365日常駐しています。また、警備会社のセコムと連携しており、夜間を含む365日24時間、緊急時はセコムが駆けつけて対応します。

医療・介護が必要になった時は、地域のサービスを利用して、在宅と同じようにお暮らしいただくことになります。

日中フロントに常駐する「生活コーディネーター」は、マンションの管理人などと異なり、高齢者の身体についての知識や、地域の情報、介護の情報を持っていますので、何か困ったことが起こったときは、必要な情報を整理してお伝えします。

入居いただくときに健康診断書を出してもらって、飲んでいるお薬等についても情報共有するので、何か起こったときには、日頃の状態を把握しているスタッフが対応します。

暮らしぶりについて、離れて住んでいる家族が気づきにくいことも、客観的に判断できます。

「集まって暮らす」楽しみもある

「ゆいま~る神南」では、集まって暮らすことの楽しみもあります。

1階の共有部では、毎朝9時半に「ラジオ体操」を行っています(自由参加)。また、体操教室、お食事のイベントもあります。デッサンの会では、先生が来てデッサンを教えてくださいました。

「こんなことをやりたい」という人が集まれば、外から先生に来てもらうこともできます。

共有スペースは、結構広いので、お客がきたときにここでお茶を飲む人もいます。このように、スペースを分けあって楽しめるのも、集まって住むことの利点のひとつです。

「サ高住」に住み替えるメリット

「サ高住」への住み替えには、以下のようなメリットがあります。

住み替えることで、固定資産税、修繕費がかからなくなる

マンションであれば、管理費や修繕積立金もかからなくなります。

サ高住は賃貸住宅なので、初期費用が比較的おさえられる

最初に大きなお金が動くことはありません。もし住んでみて、「別のところに住み替えたい」となったときにも、大きな負担なく住み替えできます。

見守りのある安心が得られる

「安否確認サービス」があり、何か起こった場合も早めに気づいてもらい対応を受けることができます。また、スタッフがいない夜間は、「緊急通報システム」などでカバーします。

暮らしの制限が少ない

好きなように暮らせるのも魅力のひとつです。⾷事や入浴の時間が決まっていたりすると、一日のスケジュールがしばられがちですが、「ゆいま~る神南」は基本自炊で、自分のペースで自由に暮らせます。
施設と違い、幅広い層の方に自分らしく暮らしていただけます。

バリアフリーの居室

事故のリスクがゼロではありませんが、少なく抑えることができます。

完全個室

プライバシーが守られます。スタッフが勝手に入ることも、緊急時以外はありません。

生活相談で暮らしの困りごとをサポート

生活コーディネーターが日中常駐し、暮らしや緊急時に必要な情報が得られやすい環境です。ご本人の普段の暮らしを知るスタッフに、いろんなことを相談できます。

「サ高住」に住み替えるデメリット

医療・介護に対応するスタッフがいない

今は元気でも、医療依存度が高くなった場合に住み続けることが難しくなることもあります。

ただし、すべての人が要介護になるわけではありませんし、すべての人が医療依存度が高くなるわけでもありません。
サ高住で24時間看護師がいるところもありますが、自由度の低い「施設」っぽいところになったり、人件費の分費用が高くなることが多いといえます。

運営事業者によって設備やサービス内容がさまざま

株式会社コミュニティネットは「ゆいま~る」シリーズを、「最小限のものを揃え、必要なものはそとから付加する」という考え方で運営しています。
「サ高住」といってもいろんなタイプがありますので、その中から自分にぴったりのところを選ぶ必要があることは、考えることが多く、デメリットともいえます。

サービス付き高齢者向け住宅がどんなものか、メリット・デメリットについてご理解いただいたうえで、サ高住が適しているかたは住み替えを検討し、自宅に住み続けたい方は何が必要かを考える必要があるでしょう。

今回の話を参考に、これから自分がどう過ごしたいかを考えていただければと思います。
また、「ゆいま~る神南」「ゆいま~る大曽根」に興味のある方は、見学も受け付けておりますので、どうぞお問合せください。


↓リンク先は、同日のゆいま~るカフェの後半の内容です。
こちらもあわせてお読みください。

ハウス長が事例で語ります「サービス付き高齢者向け住宅」の安心とは?


【見学・相談関連情報はこちらです】
*感染防止に配慮した個別の見学・相談を行っています
*個別の見学に毎日ご対応しています
*オンライン相談・見学に対応しています

ご相談・ご見学の問合せ/申込み先

ゆいま~る入居相談室
フリーダイヤル:0120-812-560(電話受付時間は10:00~17:00です)

■「ゆいま~る神南」紹介ページはこちらです

■「ゆいま~る大曽根」紹介ページはこちらです


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敬老の日

9月19日はゆいま~る拝島でも敬老の日のお祝いをさせていただきました。

フロントには前日からこんな素敵なお花が届きました。

お花の良い香りに入居者の皆さんもうっとりされていました(⌒∇⌒)

この日の昼食は松花堂弁当!!

入居者の皆さんも職員も美味しくいただきました!!

ゆいま~る拝島で暮らす人々でおなじみのTさんも美味しそうに召し上がっていました(^^)

👌オーケーポーズ👌いただきました!!

この他にも職員手作りのカードと美味しいと皆さん喜んでくださった紅白饅頭でお祝いさせていただきました。

皆さんの健康と長寿をスタッフ一同願っております(*^^*)

2022年10月 見学会 ゆいま~る聖ヶ丘

【10月見学会】

■ 10月7日(金) 、10月17日(月)、10月31日(月)

■ 申込締切:見学会の2日前までに、お電話でお申込み下さい。

■ 集合時間・場所:各回とも午前10時 ゆいま~る聖ヶ丘多目的室

■ 定員:各回5名      ■ 参加費:無料

※感染症対策をしっかり行い、開催します。安心してご参加下さい。

※別の日にご見学希望の場合は、ご対応しますので、お問い合わせ下さい。

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お申込・お問合せ・資料請求
TEL:0120-639-655
           (042-319-6783)
多摩市聖ヶ丘2-22-4
ゆいま~る聖ヶ丘A棟 フロント
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ラジオ体操 再開!

こんにちは、ゆいま~る高島平のハウス長の安東です。
9月に入り酷暑も一段落したところで、フロント前広場でのラジオ体操を復活しました。月・水・金の午前11時です。

毎週水曜日は、10の筋トレと輪投げを実施しています。約1時間外で身体を動かし、大きな声を出し、笑い、ストレス発散に繋がっています。

今後は、ボッチャを実施すべく道具を用意しました。みんなで練習して、いずれはお隣の第二小学校の児童や区内のチームと交流できたら・・・と考えています。

冬には時間を温かい午後2時に変更する予定ですが、まだ来月は午前11時にやっていきます。近隣の皆さん参加可能です。無料です。是非一緒に身体を動かしましょう。