【8月見学会】 ゆいま~る福

☆ランチ付き見学会(要予約)

8月13(火)、8月22日(木)

◇集合時間:午前1030分~

◇集合場所:阪神なんば線「福」駅なんば方面改札口集合

◇参加費:ランチ・コーヒー付きで500

◇定員:各回15

見学会では「ゆいま~る福」の魅力を是非ご体感下さい。

実際のハウス内の雰囲気、お部屋のつくり、設えなどご覧いただき、

住み心地の良さを肌で感じていただけます。

サービス付き高齢者向け住宅 ゆいま~る福
大阪府大阪市西淀川区福町2丁目4-8
 電話:06-6474-1888

8月上旬(7月29日~8月11日分)メニュー

7月はよく雨が降りましたが、
今度は急激に暑くなり、
体調管理が難しい時期になりました。

そのような時も、おいしく食事を召し上がっていただけるように
ゆいま~る食堂では、メニューも趣向を凝らしています。

夏季限定メニュー、冷やし中華。
こちらは常時ご用意しています。

また、8月はお楽しみメニューの日を設けました。
8月8日(木)に揚げたて天ぷら定食を、
数量限定、予約制で提供します。
ご予約は、7月30日までに
ゆいま~る食堂までご連絡ください。

ゆいま~る食堂では、お肉・お魚・野菜を使った
バランスのよいお食事で、皆さまのご来訪を心よりお待ちしております♪
↓クリックしてメニューを拡大↓

81歳で自活生活を楽しんでいます

「老人ホームっていう言葉が嫌いでね」とおっしゃる三浦さんは、今年81歳。夫を亡くし、一人暮らしがなんとなく不安になってきたとき、「これだ!」と思ってゆいま~る神南を見学したと言います。「普通のマンションの中に散らばって高齢者住宅があって、干渉されずに自活生活が保てて、これはいいわ!」と思ったそうです。ゆいま~る神南に来られてからは、自転車に乗って地域を探検したり、図書館で本を借りたり、買い物に出かけたり、アクティブに過ごされています。三浦さんにお暮らしの様子を伺いました。

料理は毎日するというお元気な三浦幸子さん(81歳)
2019年6月入居

元気なうちは「放っておいて」

4月に81歳になりました。南区に55年くらい住んどったの。4回くらい引っ越しているけど、全部南区。住みやすかったからね。最後の家には46年住んでましたね。

出身は九州の大分市。生まれたのは戸畑市(現北九州市)で、戦争中に縁故疎開で大分に移って25歳までいました。25歳の時に、両親を相次いで亡くし、その時姉と弟が名古屋にいて呼んでくれたので、思い切って大分を離れました。

夫が亡くなったのは2014年5月。それから1人暮らし。ふたりの時はその家が永住の地だと思っとったんだけど、一人になると夜なんか不安でしょ。なにかあったらどうしようって。それでも元気だったし4~5年はなんとなくそのまま暮らしていたけど、子どもがいないから、ゆくゆくは老人ホームかな、と新聞広告で高齢者住宅の広告なんかも見るようになりました。ただ、老人ホームっていう言葉が嫌いでね。三食付きで、炊事洗濯全部してもらったらやることがないでしょ。そうしたら、ちょうどここのチラシが入っていたのよ。「ああ、これだ」と思いましたね。普通のマンションの中に高齢者住宅が散らばっていて、自活生活で、これはいいわと思ってね。困ったときはサポートがあるし、緊急のセコムも、ちょうどつかず離れずの感じで生活できるのかなって。元気がなくなったら助けてほしいけど、元気なうちは「放っておいて」って感じかな(笑)。自分の考えに合ってたんだね。

決断したのは自分

去年、チラシを見て、年が明けて3月か4月、入りたいという意思はだいたい決まっていたの。だけど、すぐに飛びついて後悔することがあるでしょう? 聞いたら、2期も3期もあるっていうから少し考えていたの。だけど、その間も、引っ越ししたらこうしよう、ああしようと、頭の中では引っ越ししていたの(笑)。パンフレットを見ながら、どこに何を置くとか。

実際に見学したら、Sタイプはクローゼットが魅力だったけど、玄関を開けて中が見えにくいJタイプにしたの。部屋は一人では広すぎるくらいです。ゆったりしているから、夫婦にはちょうどいいわね。前の家は、今よりちょっと狭い。部屋が2つにダイニング。でも、狭く感じなかったね。私たちが若いころに安く買ったのでエレベーターは無かった。5階建ての3階だったけど、体力があるのよ。平気でしたね(笑)。ひざと腰が痛くて病院にかかっているけど、階段は苦じゃないの。サッサと上がっていたわね。

姉と姪に相談はしたけど、決断したのは自分。決断力があるとは思えないけど、あるのかなあ。ここに引っ越しを決めたのが最大の決断かな。姉も85だし、保証人になってくれた姪も「おばちゃん、ひとりでようやるね」って。

引越しも業者さんには頼みましたけど、こまごましたのは全部一人でやりました。荷物出したり、段ボール箱積んだりね。整理整頓好きだから苦にはならないの。


↑リビングでくつろぐ三浦さん。整理整頓好きなのでお部屋はスッキリ

1日の暮らしを紹介します

今は、朝は6時くらいに起きるの。朝食は6時半くらい。ごはん、みそ汁、漬物、副菜をちょこっと。みそ汁は野菜いっぱいの具沢山が好き。これだけでおかずになるくらいです。

9時半のラジオ体操に間に合うように身支度をしたり、掃除や洗濯を済ませます。ラジオ体操から戻ったら、買い物に行きます。今、いろいろ自転車で探検してるの。この道を行ったらどこに出るのかとか、ここに100円ショップがあったとかね。この前は、区役所と図書館まで行きました。バスや電車もいいけど私は自転車が便利。

食事は自分で作るので、買い物に行くでしょ。献立のバランスを考えたり、品物を見たり選んで買ったり、お金の計算したりね。自転車のかご一杯にして帰ってきます。頭の体操にもなるし、運動にもなる。


↑手際よくお料理(左)  食器棚もおしゃれに工夫されています(右)

お昼は、軽めですね。たいていパンとコーヒーと果物。同じように食べても飽きないの。本が好きでね、昼ごはんのあと読んで、夕方までずっと読むときも。時代小説が好き。推理小説も好きだけど、気に入った作家が見つかると、その人の作品をずっと読むの。厚いのも薄いのもあるけど。午後は、読書のほかはアイロンかけたり、ミシンを引っ張り出してみたり、若い時に通っていた創花工芸や、テレビのコマーシャルの時にはクイズを解いてみたり。整理整頓が好きだから、棚の整理とか。整っていることが好きというか、性分なんだね、若い時から。麻雀も好きなので、ほかの入居者の方たちとおしゃべりしながらできたらいいですね。

夕方は、5時くらいから夕食の支度とお風呂の準備。夕食は5時半から6時くらい。自分で作ります。昨日はサラダと味付け肉を焼きました。夕食は、肉、魚、卵などたんぱく質を摂っています。支度は苦にならないですね。7時くらいには片付けも終わって、テレビの前に座ってますね。といっても、私たちが見る番組はあまりないから、テレビ人間ではないですよ。

寝るのは10時くらいですね。9時くらいからうつらうつらしちゃうけど。


↑クイズを解く三浦さん。頭の体操になります

フロントに相談できるのが安心

これまでは健康で、入院したこともないし、夫婦2人とも風邪もひかず、寝込むこともほとんどなかったんです。夫も健康で真面目一筋で会社に勤めていましたから。それこそ、入院して6カ月であっという間に逝きました。だから、看病らしい看病もしなかったね。

だけど、これからはわからない。どういう生活になるか、今はわからないけど、介護保険を使うようになったら、フロントで相談して自分に合ったところを探すお手伝いをしてもらえる。そういう安心、何かあった時に相談できるのがいいですね。

↑趣味の一つ、創花工芸

※この記事のダイジェスト版は『ゆいま~る通信』神南4号(2019/7/15発行)に掲載されています。

大作完成!!

居住者の方が数年がかりで完成させた大作です。
モチーフは全部で35枚!
メリヤス編みやガーター編みなど数種類の編み方を駆使して作ったそうです。
色やマークの組み合わせを考えたり、試行錯誤されたそうです。
とっても可愛いです☆早く使いたいですね☆

「食」の楽しみ☆

梅雨明けが待たれる今日このごろ。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて、グループハウス中沢(住宅型有料老人ホーム)では、暑い夏に向けて栄養をつけよう!ということで「鰻ちらし」が提供されました。

居住者の皆さん「おいしい~!」と笑顔が溢れました。
また、Nさんからは「暑さに負けず笑顔で頑張りましょうね!」そんな言葉も聞かれました。

グループハウスで提供しているお食事は、併設された「ゆいま~る食堂」で作っています。
旬の食材を使用した食事は皆さんの元気の源。食べることは皆さん楽しみの一つです☆

ゆいま~る那須の七夕

梅雨の晴れ間、ゆいま~る那須の共用室「自由室」を通りかかりましたら、

自遊人倶楽部で手作りした七夕飾りが目に留まりました。

*自遊人倶楽部:過去のブログにも登場しました入居者の方達の自主活動の一つです。

笹竹には折り紙の鶴や親子亀・パンダ等の動物、花、人形、吹き流しが飾り付けられ、彩り豊かで何とも楽しげです。

 

七夕の原型は古代日本における禊(みそぎ)の行事が、仏教伝来や織姫にあやかる乞巧奠(きっこうでん)と結び付いて宮中行事となり、その後年月を経て現在のスタイルへと変化したようです。

始まりを江戸時代に遡る短冊。當時は主に文芸の上達に関するお願いごとがしたためられたのだとか。

ゆいま~る那須の短冊も出番待ちです。皆さんはどの様なお願いごとを七夕へ託すのでしょうか。

 

間もなく土用の丑を迎えます。

梅雨明けが待ち遠しいですね。

 

 

日本に三つの「分散型サ高住」、ここで暮らす人びとのプロフィールを紹介します

既存の集合住宅に分散する空き部屋をバリアフリーにリニューアルする“分散型”のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、現在のところは「ゆいま~る高島平」(東京都板橋区、2014年12月オープン)、「ゆいま~る大曽根」(名古屋市北区、2017年9月オープン)、そして「ゆいま~る神南」(名古屋市港区、2018年11月オープン)の三つ。まだ、他社は手掛けていません。

老後の安心を確保する高齢者住宅の中で、一般のマンションに住んでいる感覚で気ままに自由な生活を謳歌できるという観点からは、分散型サ高住は群を抜いている存在です。このように元気なアクティブシニアにぴったりの分散型サ高住には、実際にどのような人びとが暮らしているか、そのプロフィールをご紹介します。以下、特に断り書きがない場合は、「ゆいま~る高島平」「ゆいま~る大曽根」「ゆいま~る神南」に暮らす方々を合わせて2019年7月初旬のデータを集計した結果です。

おひとりさまが84%

部屋はふたりで暮らすことができる広さですが、実際にはおひとりさまが84%を占めています。そしておひとりさまの女性対男性の比率は4:1。元気なうちに高齢者向けの住宅に転居することを夫婦で決断する例はまだ少ないことがわかります。夫が亡くなって7回忌や13回忌を迎えた妻が「元気なうちに老後に安心できる住まいに移ろう」と決断する例が多いようです。

入居時年齢と現在の年齢

下のグラフには、入居したときの年齢と、現在の年齢の分布を並べました。入居時の年齢は60代が1割、70代前半が2割、70代後半が3割でピークですが、80歳以上で入居した方も36%と少なくありません(入居時年齢の平均は77.4歳)。ゆいま~る神南とゆいま~る大曽根はオープンからまだ日が浅いのですが、ゆいま~る高島平は4年半が経過しているので、現在の年齢は平均79.4歳になり、90歳代の方も7.3%を占めています。

 

自立・要支援・要介護の割合

アクティブシニアに向いている高齢者住宅ですが、このグラフは現在の要支援や要介護の方の比率をまとめたものです。入居時はほとんどの方が自立の方ですが、ゆいま~る高島平はオープンから4年半なので、三つのサ高住全体では要支援あるいは要介護の方が3割を占めています。なお、一番新しい「ゆいま~る神南」では現時点では全員自立です。

※お元気なアクティブシニアにはぴったりの分散型サ高住ですが、車椅子が必要になったり認知症で介護度が進んだらどうなるのかは、みなさんの共通の関心事です。今年(2019年)2月2日(土)に名古屋市で開催した「60・70・80・90代の楽しい暮らしを考えるフォーラム」で、コーディネータからの問いかけに、「ゆいま~る大曽根」の石黒ハウス長は次のように回答しました。
石黒ハウス長:「入居前から、たとえば認知症がひどくなっていて、自分の家に帰ることができないような方は、最初から(入居を)お断りすることになりますね。住み替えても、自分の家に帰ることができないことで、よそのお宅にも迷惑をかけてしまいますから。ほかには、すでに介護度が高い方で、介護サービスを使ってもひとり暮らしができない人は、きびしいかもしれないですね。うまく介護サービスを使えば、ひとり暮らしも可能かもしれないのですが・・・。現在のゆいま~る大曽根には、いわゆる施設に入っていたけれども、もっと自由な暮らしをしたいということで住み替えてきた方がいらっしゃいます。ただそういう方は、(施設を)出てきたからには「自分で!」ということで、頑張って暮らしていらっしゃいます。そうではなくて、あれをして欲しい、これをしてくれないのかといった、依存度の高い方は、(住み替えてきても)大変かもしれないです」
ただし状況はそれぞれなので、個別にはお問い合わせください。

 

新しい暮らし方「近居」

次に紹介するグラフは、人生100年時代の新しい暮らし方として今後注目されそうなデータです。分散型サ高住に転居した動機として、「子供などの親族や親しい知人が近くに暮らしていることが大きな決め手となった」ひとの比率です。こうした方が、4分の1を占めているという結果になりました。いわゆる、子世代による親の呼び寄せ、あるいは近居と呼ばれる暮らし方です。かつては、遠くに暮らす親がまだ元気な場合は、呼び寄せて同居するという例が多かったのではないでしょうか。しかし人生100年時代と言われる昨今、離れて暮らすのは心配だが、同居してお互いを干渉してしまうのを避けて、近くでそれぞれが独立して暮らすパターンが増えているようです。実は、「ゆいま~る神南」だけに限ると、この比率が5割に上がっています。これは、「ゆいま~る神南」の周辺に40代50代の壮年世代が多く、自分の老後を考え始めるとともに遠くに暮らす親が気がかりな層が多いためと考えられます。

高島平には全国から、大曽根には東海・近畿・北陸から

最後は、転居する前の住所を地図にプロットしたものです。
左は「ゆいま~る高島平」、右は「ゆいま~る大曽根」のデータです。分散型サ高住が日本にまだ三つしかないこと、そして「近居」のパターンが増えていることもあって、かなり遠くから住み替える方も珍しくありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本に三つの「分散型サ高住」、ここで暮らす人びとのプロフィールを紹介します

既存の集合住宅に分散する空き部屋をバリアフリーにリニューアルする“分散型”のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、現在のところは「ゆいま~る高島平」(東京都板橋区、2014年12月オープン)、「ゆいま~る大曽根」(名古屋市北区、2017年9月オープン)、そして「ゆいま~る神南」(名古屋市港区、2018年11月オープン)の三つ。まだ、他社は手掛けていません。

老後の安心を確保する高齢者住宅の中で、一般のマンションに住んでいる感覚で気ままに自由な生活を謳歌できるという観点からは、分散型サ高住は群を抜いている存在です。このように元気なアクティブシニアにぴったりの分散型サ高住には、実際にどのような人びとが暮らしているか、そのプロフィールをご紹介します。以下、特に断り書きがない場合は、「ゆいま~る高島平」「ゆいま~る大曽根」「ゆいま~る神南」に暮らす方々を合わせて2019年7月初旬のデータを集計した結果です。

おひとりさまが84%

部屋はふたりで暮らすことができる広さですが、実際にはおひとりさまが84%を占めています。そしておひとりさまの女性対男性の比率は4:1。元気なうちに高齢者向けの住宅に転居することを夫婦で決断する例はまだ少ないことがわかります。夫が亡くなって7回忌や13回忌を迎えた妻が「元気なうちに老後に安心できる住まいに移ろう」と決断する例が多いようです。

入居時年齢と現在の年齢

下のグラフには、入居したときの年齢と、現在の年齢の分布を並べました。入居時の年齢は60代が1割、70代前半が2割、70代後半が3割でピークですが、80歳以上で入居した方も36%と少なくありません(入居時年齢の平均は77.4歳)。ゆいま~る神南とゆいま~る大曽根はオープンからまだ日が浅いのですが、ゆいま~る高島平は4年半が経過しているので、現在の年齢は平均79.4歳になり、90歳代の方も7.3%を占めています。

 

自立・要支援・要介護の割合

アクティブシニアに向いている高齢者住宅ですが、このグラフは現在の要支援や要介護の方の比率をまとめたものです。入居時はほとんどの方が自立の方ですが、ゆいま~る高島平はオープンから4年半なので、三つのサ高住全体では要支援あるいは要介護の方が3割を占めています。なお、一番新しい「ゆいま~る神南」では現時点では全員自立です。

※お元気なアクティブシニアにはぴったりの分散型サ高住ですが、車椅子が必要になったり認知症で介護度が進んだらどうなるのかは、みなさんの共通の関心事です。今年(2019年)2月2日(土)に名古屋市で開催した「60・70・80・90代の楽しい暮らしを考えるフォーラム」で、コーディネータからの問いかけに、「ゆいま~る大曽根」の石黒ハウス長は次のように回答しました。
石黒ハウス長:「入居前から、たとえば認知症がひどくなっていて、自分の家に帰ることができないような方は、最初から(入居を)お断りすることになりますね。住み替えても、自分の家に帰ることができないことで、よそのお宅にも迷惑をかけてしまいますから。ほかには、すでに介護度が高い方で、介護サービスを使ってもひとり暮らしができない人は、きびしいかもしれないですね。うまく介護サービスを使えば、ひとり暮らしも可能かもしれないのですが・・・。現在のゆいま~る大曽根には、いわゆる施設に入っていたけれども、もっと自由な暮らしをしたいということで住み替えてきた方がいらっしゃいます。ただそういう方は、(施設を)出てきたからには「自分で!」ということで、頑張って暮らしていらっしゃいます。そうではなくて、あれをして欲しい、これをしてくれないのかといった、依存度の高い方は、(住み替えてきても)大変かもしれないです」
ただし状況はそれぞれなので、個別にはお問い合わせください。

 

新しい暮らし方「近居」

次に紹介するグラフは、人生100年時代の新しい暮らし方として今後注目されそうなデータです。分散型サ高住に転居した動機として、「子供などの親族や親しい知人が近くに暮らしていることが大きな決め手となった」ひとの比率です。こうした方が、4分の1を占めているという結果になりました。いわゆる、子世代による親の呼び寄せ、あるいは近居と呼ばれる暮らし方です。かつては、遠くに暮らす親がまだ元気な場合は、呼び寄せて同居するという例が多かったのではないでしょうか。しかし人生100年時代と言われる昨今、離れて暮らすのは心配だが、同居してお互いを干渉してしまうのを避けて、近くでそれぞれが独立して暮らすパターンが増えているようです。実は、「ゆいま~る神南」だけに限ると、この比率が5割に上がっています。これは、「ゆいま~る神南」の周辺に40代50代の壮年世代が多く、自分の老後を考え始めるとともに遠くに暮らす親が気がかりな層が多いためと考えられます。

高島平には全国から、大曽根には東海・近畿・北陸から

最後は、転居する前の住所を地図にプロットしたものです。
左は「ゆいま~る高島平」、右は「ゆいま~る大曽根」のデータです。分散型サ高住が日本にまだ三つしかないこと、そして「近居」のパターンが増えていることもあって、かなり遠くから住み替える方も珍しくありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本に三つの「分散型サ高住」、ここで暮らす人びとのプロフィールを紹介します

既存の集合住宅に分散する空き部屋をバリアフリーにリニューアルする“分散型”のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、現在のところは「ゆいま~る高島平」(東京都板橋区、2014年12月オープン)、「ゆいま~る大曽根」(名古屋市北区、2017年9月オープン)、そして「ゆいま~る神南」(名古屋市港区、2018年11月オープン)の三つ。まだ、他社は手掛けていません。

老後の安心を確保する高齢者住宅の中で、一般のマンションに住んでいる感覚で気ままに自由な生活を謳歌できるという観点からは、分散型サ高住は群を抜いている存在です。このように元気なアクティブシニアにぴったりの分散型サ高住には、実際にどのような人びとが暮らしているか、そのプロフィールをご紹介します。以下、特に断り書きがない場合は、「ゆいま~る高島平」「ゆいま~る大曽根」「ゆいま~る神南」に暮らす方々を合わせて2019年7月初旬のデータを集計した結果です。

おひとりさまが84%

部屋はふたりで暮らすことができる広さですが、実際にはおひとりさまが84%を占めています。そしておひとりさまの女性対男性の比率は4:1。元気なうちに高齢者向けの住宅に転居することを夫婦で決断する例はまだ少ないことがわかります。夫が亡くなって7回忌や13回忌を迎えた妻が「元気なうちに老後に安心できる住まいに移ろう」と決断する例が多いようです。

入居時年齢と現在の年齢

下のグラフには、入居したときの年齢と、現在の年齢の分布を並べました。入居時の年齢は60代が1割、70代前半が2割、70代後半が3割でピークですが、80歳以上で入居した方も36%と少なくありません(入居時年齢の平均は77.4歳)。ゆいま~る神南とゆいま~る大曽根はオープンからまだ日が浅いのですが、ゆいま~る高島平は4年半が経過しているので、現在の年齢は平均79.4歳になり、90歳代の方も7.3%を占めています。

 

自立・要支援・要介護の割合

アクティブシニアに向いている高齢者住宅ですが、このグラフは現在の要支援や要介護の方の比率をまとめたものです。入居時はほとんどの方が自立の方ですが、ゆいま~る高島平はオープンから4年半なので、三つのサ高住全体では要支援あるいは要介護の方が3割を占めています。なお、一番新しい「ゆいま~る神南」では現時点では全員自立です。

※お元気なアクティブシニアにはぴったりの分散型サ高住ですが、車椅子が必要になったり認知症で介護度が進んだらどうなるのかは、みなさんの共通の関心事です。今年(2019年)2月2日(土)に名古屋市で開催した「60・70・80・90代の楽しい暮らしを考えるフォーラム」で、コーディネータからの問いかけに、「ゆいま~る大曽根」の石黒ハウス長は次のように回答しました。
石黒ハウス長:「入居前から、たとえば認知症がひどくなっていて、自分の家に帰ることができないような方は、最初から(入居を)お断りすることになりますね。住み替えても、自分の家に帰ることができないことで、よそのお宅にも迷惑をかけてしまいますから。ほかには、すでに介護度が高い方で、介護サービスを使ってもひとり暮らしができない人は、きびしいかもしれないですね。うまく介護サービスを使えば、ひとり暮らしも可能かもしれないのですが・・・。現在のゆいま~る大曽根には、いわゆる施設に入っていたけれども、もっと自由な暮らしをしたいということで住み替えてきた方がいらっしゃいます。ただそういう方は、(施設を)出てきたからには「自分で!」ということで、頑張って暮らしていらっしゃいます。そうではなくて、あれをして欲しい、これをしてくれないのかといった、依存度の高い方は、(住み替えてきても)大変かもしれないです」
ただし状況はそれぞれなので、個別にはお問い合わせください。

 

新しい暮らし方「近居」

次に紹介するグラフは、人生100年時代の新しい暮らし方として今後注目されそうなデータです。分散型サ高住に転居した動機として、「子供などの親族や親しい知人が近くに暮らしていることが大きな決め手となった」ひとの比率です。こうした方が、4分の1を占めているという結果になりました。いわゆる、子世代による親の呼び寄せ、あるいは近居と呼ばれる暮らし方です。かつては、遠くに暮らす親がまだ元気な場合は、呼び寄せて同居するという例が多かったのではないでしょうか。しかし人生100年時代と言われる昨今、離れて暮らすのは心配だが、同居してお互いを干渉してしまうのを避けて、近くでそれぞれが独立して暮らすパターンが増えているようです。実は、「ゆいま~る神南」だけに限ると、この比率が5割に上がっています。これは、「ゆいま~る神南」の周辺に40代50代の壮年世代が多く、自分の老後を考え始めるとともに遠くに暮らす親が気がかりな層が多いためと考えられます。

高島平には全国から、大曽根には東海・近畿・北陸から

最後は、転居する前の住所を地図にプロットしたものです。
左は「ゆいま~る高島平」、右は「ゆいま~る大曽根」のデータです。分散型サ高住が日本にまだ三つしかないこと、そして「近居」のパターンが増えていることもあって、かなり遠くから住み替える方も珍しくありません。