先日、3F介護保険外ショートステイのご利用のTさんと、屋上庭園に散歩に出かけた時の出来事です。

屋上には、グリーン部会の方が植えられた花や、以前に蒔かれた種から芽を出し、咲いた花々がきれいに咲いていました。
tさんは「まぁ~きれいね~」と感動の表情を浮かべていました。白い花からは、微かに麗しい香りがして、風も爽やかに吹き、自然にTさんも私も笑顔になります。白い花に手を添えて、「いい匂い・・・」と。
長い入院生活から、保険外ショートステイに来られたTさん。
「外はやはりいいわ~。」と。ここ屋上庭園の、大きな空と、風をたっぷりと感じられたようです。
入院生活も終わり、ここから自宅復帰に向けての暮らしのスタートです。
介護保険外ショートステイでは、“退院後自宅に戻るまでの中間リハビリ地点として”“急なショートステイの先として”皆さんに合わせた暮らしをの手伝いしています。

2012年6月14日函館新聞
「ゆいま~る入居支援へ 厚沢部町議会 補正予算案を可決」
2013年6月6日函館新聞「笑顔で過ごせる施設に」
ゆいま~る厚沢部の吉木ハウス長がインタビューを受けました
6月6日(木)に、ゆいま~る中沢の屋上庭園に舞い降りた、花の種。
風船に願いを込めて飛ばしてくれた山梨県韮崎小学校に、御礼のお電話をしました。
ドキドキしながら、受話器を握りました。

6月6日(木)に、種が届いたこと、6月18日(火)には、居住者の方とスタッフで、屋上庭園に種を撒くことをお伝えしました。
電話口に出られた先生も、とても喜んでくださりました 。
韮崎小学校の児童数は、全校で330名。
6月5日(水)の10時に、全校で風船を飛ばしたそうです。この取り組みは、人権教育の一環で、低学年の子どもたちには、「友だちを大切さ」、そして高学年では「いじめや平和」についての願いを書き、風船に花の種につけて飛ばしたそうです。
私の息子も、このお手紙をくれた6年生と同じ6年生です。
花の種には「いじめをなくそう」と書いてありました。
場所は変わっても、平和を願う気持ちは同じです。

山梨から飛ばした風船は、風にのり、一晩旅をしてここ多摩市まで飛んできました。
空は、確かにつながっていることを改めて感じています。
先日のブログで、小学校の運動会を見に来ていた中学生が『ゆいま~る厚沢部』に遊びに来てくれました!という嬉しい出来事を紹介しましたが、今度はなんと、厚沢部保育所に通う子どもたちが訪問してくれました!
保育士さんと一緒にやってきたのは厚沢部保育所の年少さんたちです。

厚沢部保育所からゆいま~る厚沢部までは、徒歩5分弱とすぐそばで、この日は近くをお散歩していた様子。大きな窓から見えた黄色くてかわいい帽子たちに、思わず「こんにちはー!」と声をかけました。
スタッフの知り合いが保育士をしており、「ああ!」とお互いにびっくり。
「Aさんここにいたんですか!新しくできたから気になっていたけど、入ったことはなかったです。」とのこと。どうぞどうぞと、保育士さんと子供たち総勢10名ほどがいらっしゃいました。
居住者たちも、かわいい子供たちに、自然と笑顔があふれます。
「ここ、こんなふうに一般の人も入れる場所だとは思ってなかったから驚いた。また今度子供たちと一緒に遊びに来ます!」と保育士さん。

子供たちとの交流は、とても新鮮でした。普段はなかなか触れ合う機会がないということもあり、お互いにとても良い刺激になったと思います。
地域の方々、そのひとりひとりに近く、多世代が違和感なく集える、それがゆいま~る厚沢部なのではないでしょうか。「またお散歩にきたときは、ぜひ、遊びに来てね。」
みんなが家族であるような和やかな空間となりました。
6 月7日(金)AED(自動体外式除細動器)講習会を、多目的室で開催し、10名の居住者が参加されました。
みなさんは、AEDを知っていますか?
AEDは、突然の心停止を起こして倒れた人を、そこにいる人たちがその場で使って倒れた人の命を救うことができる医療機器のことです。駅や劇場などで、見かけた方も多いのではないかと思います。
フクダ電子さんご協力により、今回、トレーニングボックス、通称『あっぱくん』を使って、「胸骨の圧迫」「AEDの使い方」「倒れている人に声をかける勇気を持つ」、この3点について学びました。

参加者一同、最初、表情少し固めに話を聞いていましたが、一連の流れや力の入れ具合(力の入れ加減が良いと音がなります)が解かってくると、自分達でも圧迫できる、大きな声での呼びかけると反応があるといった実感がいい相乗効果となって、お互いにアドバイスし合ったり、協力し合って、みなさん汗をかきながら、活気ある雰囲気の中、講習することができました。

昨今、新聞やテレビでも、AEDという単語を目にすることが多くなりました。年間約6万人の心臓突然死の方がおられるそうです。一人で全部やる必要はない、しかし自分たちができることを増やしていくことは大切だと感じています。今後も継続的にこのようなセミナーを開催していきます。

ゆいま~る中沢の介護士のSです。
夜勤明けの朝、梅雨の晴れ間の青空で清々しい朝を迎えました。
3Fは介護の見守りのあるフロアで、サービス付き高齢者向け住宅に加えて、介護保険の要介護認定を受けていない方もお使いいただくことのできる「介護保険外ショートステイ」があります。「ほっとルーム」と名づけた共有のリビングスペースの窓を全開にして、新鮮な少しひんやりとした空気を入れました。
遠くから、ガタンゴトンと電車が通る小さな音が聞こえてきました(小田急線の唐木田駅はすぐ近くです)。この電車の音を聞くと、朝の始まりを感じます。その電車の音が通り過ぎると、隣の空き地で、ピィピィピッと、天高く雲雀(ひばり)の鳴き声……。見上げると、2羽の雲雀がもみあうように空中でじゃれています。ベランダに出て、その様子を眺めました。雲雀を見るのは何年ぶりでしょう。なんだか、ずいぶん昔のような気がします。
夜勤明け、新しい朝を迎えることの倖せを感じます。
朝は、いろいろな音がしてにぎやかです。暮らしが奏でる音も大切な朝の始まりの合図なのだと感じます。
今日も一日、ゆいま〜る中沢にお住まいの皆さまとともに、生活を奏でていきたいと思います。

6月6日(木)、ゆいま~る食堂で「ゆいま~る中沢 お食事会」を開催し、居住者12名、ご家族1名、スタッフ13名が参加しました。

ゆいま~る中沢がオープンして2カ月が過ぎました。新しく入居される方も少しずつ増えてきた中で、居住者とスタッフが共に顔を合わせ、親睦を深めたいと考えてお食事会を開催。おいしいお食事をいただきながら、楽しくお話しをしました。

司会の挨拶、乾杯の後にはじまった自己紹介では、「こんなにスタッフが大勢いたなんて今まで知らなかった」、「エレベーターでこんなにお会いしないわよ」、「なんだか旅行に来ているみたいです」、「ここは環境が良い」、「ぜひ仲良くやっていきましょう」、「ここは自由で暮らしに安心があるから満足している」、など皆さん楽しそうにお話をしてくれました。

そしてS様ご夫妻の娘さんから「父と母の穏やかな様子を見ていると最後の賭け!とここに移ることを英断して本当に良かった」とうれしいお言葉をいただく、極めつけは、そのS様ご主人から「私はここで最期を迎えます」との宣言をいただいた時には、じーんと胸が熱くなり、スタッフとしてこの仕事をしていて良かった、頑張る勇気と元気をいただきました。
そしてさらに、素敵な報告がありました。山梨県韮崎小学校の6年生が、風船で飛ばした花の種が、偶然にもゆいま~る中沢5階の屋上庭園に舞い降りました。
メッセージには「いじめがなくなりますように」と書かれていました。「種を植えて花が咲いたら写真を撮り、韮崎小学校へ送りたいね」と話に花を咲きました。
みなさんのたくさんの笑いと想いの中、第1回目の食事会は、あっという間にお開きとなりました。次回の食事会も楽しみです。
2013年6月に発行された
日経ヘルスケアの特集
「給付抑制に備え 広がる介護保険外サービス」に
介護保険外ショートステイなかざわが掲載されました。

生活コーディネーターのNさんの胸ポケットに名札のような、荷札のようなものがぶら下がっていました。「それは何ですか?」とたずねたところ、花の種が、ゆいま〜る中沢の5階にある屋上庭園に飛んできたとのこと。
なんて偶然。
なんて素敵。
風船に、願いを込めて遠くの街から飛ばした、山梨県の小学校6年生。
紙には「いじめをなくそう」と。
ほんとうね。
種のお便りが降り立った屋上庭園に、きれいな花が咲くといいね。
明日、この種を届けてくれた「君」がいる小学校に電話しようと思います。
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