
少し前ですが、12月7日の夕方、久しぶりに大きな地震がありました。11日は、東日本大震災から1年9ケ月でしたね。
各棟の戸締りを終えて、事務所にいるといきなり3台の携帯電話(ハウス、会社個人、個人私物)がけたたましい音で鳴り始める。「何事???」と胸がドキリ。思えば3・11後は頻繁に鳴り響いていたこの緊急速報の音。あの時の気持ちが自然とよみがえります。
幸い大きな問題も無く、あっという間に居住者の安否確認も終えて一安心。大したことが無くとも、この安否確認が居居者に安心を与えてくれます。馴染みのある顔が周りにいるだけで、とてもホッとしますね。それはスタッフも居住者も同じこと。「今の地震すごかったね~」「気をつけてね」そんな何気ない会話が暮らしの中では、一番大切なこと。いざという時に、まずはお隣同士で声を掛け合えるような関係でいたいですね。
地震が起こるたびに、わたしたちは、なんともろい基盤の上で生きていることだろうと思います。平穏のように流れゆく日常も、いつ何があるのかわからないという現実の上に立っていることに気づかされます。震災後から続く東北の方々の現実、そしてそこに住む人の思い…忙しいとどうしても目の前の生活に追われている自分がいます。でも今回のような地震があると、まだ何も終わっていないのだということを痛感しています。
地震で起きた被害のことを考えると、現実は厳しくて、希望はあるのだろうかと思うことがあります。でもたとえ絶望にまわりを支配されていたとしても、人は今日という日を生きるしかありません。今日という一日の中にあるキラリとある光を信じて歩いていくしかありません。3・11の記憶をたぐりよせながら、今、生きている意味を見つめ直すことの大切さを感じています。一日一生懸命に生き、今日も美しい新しい朝が来るたびに、その朝の光と空気に希望を感じる自分がいます。
美しいパウダースノーが降り注ぐ毎日が続いております。私は寒い寒いと言えますが、この寒さの中に生きる木々に逞しさを感じずにはいられません。

↓そして、よ~く見ると松ぼっくりの赤ちゃんも。

木と言えば、ゆいま~る厚沢部は木の家です。
隣の町民プールも木の建物です。良好な住環境と美しい街並みなどにも配慮し、当初から設計者は木造で考案してきました。

木をふんだんに使うゆいま~る厚沢部、現在の居室の工事状況です。温かみを醸し出しています。和の空間を感じさせてくれます。
木材の特性として湿度の調整をしてくれます。健康を育くむ一役をかってくれることでしょう。

建物の中心部に位置する吹き抜け部分です。
普通に窓が取れない場所なので吹き抜けの上部から採光が取れるようになっています。
入居された方たちが日々の生活の中で明るい空間で気持ち良く過ごすことができるよう配慮されています。


今年一番の寒さで初雪が舞う12月9日(日)、恒例の「もちつき大会」が行われました。
参加者は全部で32名、居住者方々、近隣のもちつき名人Aさん、「ゆいま~る伊川谷」のお隣さんご家族のちびっこたちも来てくれました。約6㎏のもち米を3回に分け、交代で「ぺったんこ!ぺったんこ!」とつきました。私は、初めて手水を付ける介助をさせてもらいました。杵がおもちにひっつかないよう、つく人のリズムを壊さないようにということは、やってみると案外難しい。私は杵が上がった時に手を出していたが、後で「杵を振り下ろした時に手を出すといいのよ」と居住者からアドバイスをいただきました。来年こそはもっとうまくなりたいと思います。おもちをつくにしても、居居者の方々の経験には勝てません。その宝の宝庫に力強いものを感じますね。

つきあがったもち200個は手早く居住者有志が丸めにかかります。つくねのようにきゅっとしぼり、1つのもちの大きさにちぎるのは熟練の技でしょうか。見事な手際で丸められていきます。そして丸めているそばでは、今か今かと出来上がりを待ち受けているギャラリーがたくさん。出来上がったもちは、「あんこ」「きなこ」「大根おろし」とシンプルに3種からお好みで選べ、食堂特製「けんちん汁」とともにいただきました。なんと、おもち、けんちん汁はお代り自由、お土産のおもち2個付きで500円という価格でご提供。食堂内は温かな声と、美味しいおもちに皆さんの笑顔がいっぱいでした。

古くからおもちは、ハレの日には欠かせないもので、お正月や人生の門出のお祝いや、人生の節目に食べられています。また、桜の季節のさくら餅や、ひな祭りの菱餅や、端午の節句の柏餅など、季節に合わせたおもちの種類もたくさんありますね。「おもち」というだけで、なんとなく心が華やぐのは、日本人がハレの日におもちを食べ続けていたDNAからでしょうか。わいわい大勢で食べるおもちつき、来年も楽しみにしたいと思います。おもちをつくと、今年も終わりに近づいているのを感じますね。

今日は、多摩センターの冬の名所をご紹介します。
ここ多摩センターの駅前では、ただいま色とりどりのイルミネーションが楽しめます。大都会ほどまわりが明るくはないので、光がくっきりと見え、とても美しい様子を見せています。子どもから大人まで、みんながゆったりとイルミネーションを楽しんでいます。小さなか子どもがサンタのモチーフのイルミネーションに「サンタさん!」と何か一生懸命話かけていました。
寒い季節限定のイルミネーション、ぜひ夜のお散歩がてらお越しください。
★★★多摩センターイルミネーション★★★
●‐‐‐点灯期間‐‐‐●
11月10日(土)~12月31日(月)
●‐‐‐点灯時間‐‐‐●
月・火・水・木 16:30~22:00
金・土・日・祝 16:00~22:00


厚沢部は冬本番! 白い世界が広がっています。

外は寒いですが、ゆいま〜る厚沢部は熱いです。2013年の3月竣工、5月から入居開始を目指し、厚沢部町の皆さんと意見交換しながら「地域の拠点」となるハウスづくりに向け、知恵を出し合っています。
これまでに、7回にわたり意見交換会(ワークショップ)を行ってきました。誰もが立ち寄れる空間づくりを目指し、設計士が模型や画像で概要を説明し、参加者の皆さんからご意見などをいただき、設計に生かしてきました。
12月22日、第8回住民参加型の意見交換会を開きます。テーマは地域に開かれた「ゆいま〜る食堂」についてです。
ゆいま〜る食堂は、地域の方も気軽に立ち寄れ、食事やお茶をしながらおしゃべりができるスペースです。地域の食材をできるだけ利用した食事作りをめざします。皆さんからの意見を参考に、「食」に反映させていくために食事会を開催します。たくさんの皆さんのご参加をお待ちしています。
内容 事業概要の説明、食事会
日時 2012年12月22日(土) 10:00〜13:00
場所 町民交流センターあゆみ 1階和室
参加費(材料費) 500円
先着 30名迄
申込〆切 12/14
申込先 素敵な過疎づくり㈱ 気付「ゆいま~る厚沢部開設準備室」
フリーダイヤル:0800-800-1767
TEL : 0139-56-1681
FAX : 0139-67-2035
担当:吉木
〒043-1113
北海道檜山郡厚沢部町新町207番地



「ゆいま~る厚沢部開設準備室」がオープンしました。来年の5月のオープンに向けて、地域に根ざした形できめ細やかなサポートをしていきます。ご意見、ご相談やご質問など、お気軽にお問合せください。北海道の中の厚沢部町の中の小さな開設準備室ですが、大きな夢と希望を発信していきます!
〒043-1113
北海道檜山郡厚沢部町新町207番地
素敵な過疎づくり㈱ 気付「ゆいま~る厚沢部開設準備室」
フリーダイヤル:0800-800-1767
TEL : 0139-56-1681
FAX : 0139-67-2035
(建物完成まで素敵な過疎づくり㈱のFAXをお借りしています)

「ゆいま~る厚沢部開設準備室」がオープンしました。来年の5月のオープンに向けて、地域に根ざした形できめ細やかなサポートをしていきます。ご意見、ご相談やご質問など、お気軽にお問合せください。北海道の中の厚沢部の中の小さな開設準備室ですが、大きな夢と希望を発信していきます!
〒043-1113
北海道檜山郡厚沢部町新町207番地
素敵な過疎づくり㈱ 気付「ゆいま~る厚沢部開設準備室」
フリーダイヤル:0800-800-1767
TEL : 0139-56-1681
FAX : 0139-67-2035
(建物完成まで素敵な過疎づくり㈱のFAXをお借りしています)

「マージャン、やる人いないかしら~?!」
10月の夕食懇談会時の入居者Aさんの明るいお声かけから始まった健康マージャンサークル。若い時にマージャンに親しんだ方も多く、ベテランのHさん、Mさんが上手に指導。教科書はなんとお手製です!

初心者もこのとおりパイを並べる手つきも板についてきました。頭と手と目を2時間たっぷりフル回転。「昔これで、大学の授業さぼるようになっちゃってさぁ~」「40年ぶりだけど手は覚えてるもんだねぇ~」「私は自分のを並べるのに精いっぱいよ!」など、楽しい声が多目的室に響きます。健康マージャンサークルという名前も素敵ですね。健康マージャンサークルは、月に3~4回のお楽しみの時間です。

ここ厚沢部はついに真冬の到来です。
2日間にわたり雪が降り、あっという間にあたり一面銀世界。幹線道路は融雪剤をまきながら除雪車が走ります。積った雪は湿り気が少ないので、真っ白でふんわりと美味しそう。コートについた雪はさらさらとしていて、軽くはらえば簡単に落とせる雪です。雪も気候や条件によって、いろいろな姿を見せてくれます。

そんな雪降る中でも着々と「ゆいま~る厚沢部」の工事が進められています。外壁も張られ、一部屋ごとに窓、壁、床ができ内装工事も進んできました。ここは北海道、外に出ればやはり寒さが身にしみます。しかし「ゆいま~る厚沢部」の建物の木の温もりや風合いや木の香りをかいでいると、木の温かみが伝わってきて、心が和みホッとします。毎日少しずつ形ができていく「ゆいま~る厚沢部」の完成が楽しみです。寒い中で工事を着々と進めて頂いている職人さんにも感謝。
![冬囲いDSCF3903[1]](http://c-net.jp/wordpress/wp-content/uploads/2012/12/冬囲いDSCF39031.jpg)
こちらでは木を雪の重さや寒さから守るために雪が降る季節を前に、一斉に樹木が「雪囲い」されます。わが「ゆいま~るの食堂」の大きな窓から全貌が見えるようにシンボルツリーを植樹したいと思いますが、できれば雪囲いの必要のないものにしたいなぁ。木に雪が積もり白く輝くその光景を窓から眺めてみたいですね。それに適したツリーは何があるのだろうか…。これも町民参加の意見交換会で決めていきたいです。
「窓の外にこんな樹があったらいいなぁ」これは小さなことかもしれません。でもひとつひとつに皆さんの「こうだったらいいなぁ」という夢や希望を入れて実現していくことで、オープンする頃には「ゆいま~る厚沢部」は、希望がたくさんつまった場所になるのだと思います。「ゆいま~る厚沢部」が皆さんの居心地のよい居場所となるように、小さな夢や希望を集めて進行中です。

ここ那須に、雪が降りました。
出勤時に空を見上げると、ちらちらと小さなものが降っていたと思っていたら、あっという間に一面が真っ白になるほどの積雪となりました。雪に覆われた風景というのは、どこか心が真っ白になっていくような、気持ちになります。新雪の上を歩く感触はキュッキュッと気持ちが良い・・・がやはり安全第一。
昼食の食堂に居住者の皆さんが安全に来られるように雪かきを始めました。雪かきというのはこれが案外体力がいる作業。そこに居住者のKさんが「手伝うよ」と私のスコップを持ち去って雪かきをはじめてくださりました。「母ちゃんが行って来いって言うからさ!」と。お言葉に甘えて、手伝っていただき、雪かきが終わる頃には、身体がホカホカ。
昼には雪も止み、それほど気温も高くなかったので、あっという間に雪は融けてくれたのですが、今度は夜間の凍結が心配…そこにNTTデータだいちさんが夕方、融雪剤を撒きに来てくださる。言わずとサポートしてくださるNTTデータだいちさんに感謝。
居住者の方も含め、いろいろな方の優しさや思いやり、そして責任感に支えられながら「ゆいま~る那須」は、無事に一日を終えることができています。冬の厳しさを感じながらも、この自然の営みの中で、助け助けられ、一日一日が気持ちよく過ごすことができ感謝。自然の中で暮らしていると、毎日が新しい一日であることをよく感じます。一度たりとも同じでない空や風の音、木々の見せる様子…。一瞬一瞬が「初めまして」。自然と「いのち」について考えさせてくれます。

Copyright © Community Net Inc.