ゆいま~る伊川谷ブログ

AED講習会


ゆいま~る伊川谷のフロント前には、AEDが設置されています。
まだ一度も使った事はありませんが「どの様に使えばよいのかを知りたい」と
居住者からの声も有り、先月10月24日に”AEDの講習会”を開催しました。
神戸市西消防署の方が来られ、居住者19名、スタッフ5名 計24名が参加し、
AEDの使い方を教えて頂きました。

AED本体のデザインやケースは異なる物がありますが、操作手順はほぼ同じです。
蓋を開ければ自動的に電源が入るものと、手動で電源を入れるものがあります。
ゆいま~る伊川谷に設置されてるのは手動式です。

電源を入れると音声指示が流れます。
後は全てその指示に従い、体の右胸上部と左わき腹に直接パットをはります。
注意)パットをはりつける位置が濡れていれば拭取ってパットをつけます。

パットをはるとAEDが自動で心電図の解析をし、電気ショックが必要か否かを
知らせてくれます。必要であれば、充電をはじめ”電気ショックボタンを押して下さい”と
指示がされ、それに従いボタンを押します。
この一連の動作を繰り返し指示に従って行います。

触る機会が無く、手順が難しいかと思っていましたが、
音声指示の通りに動けばよいので、想像していたよりも簡単でした。
実際に体験したことで不安なく使えそうです!

ただ、講師の方の話ではAEDの普及により、これだけに頼ってしまう傾向が
あるそうです。AEDは心停止の状態で、心房細動とよばれる心臓が不規則に
ふるえている状態には有効ですが、完全に心肺停止してしまったら使用できません。
その時には、胸骨圧迫(心臓マッサージ)が必要となります。

この胸骨圧迫は、救急車やAEDが来るまでの僅かな時間に、
出来る最も重要な行為だと言われています。
1分間に100回、体が約5センチ沈むぐらい圧迫するという
大変な労力がいりますが、周りの方と協力し、正しい知識で対処を
することが重要不可欠な救命処置であること改めて感じました。

現在、救急車を呼んだ時に到着に掛る時間は、全国平均で約8分だそうです。
AEDも駅前等の公共の場にしかほとんどないと思います。
これらが到着する間に、私達が出来る事を学ぶ良い機会になりました。

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