ゆいま~る伊川谷ブログ

神代尚芳医師を偲ぶ会 完成期医療福祉


一般社団法人コミュニティーネットワーク協会の前会長の神代尚芳医師が、5月17日に永眠されました。

ゆいま~る伊川谷は、開設前から神代先生の完成期医療福祉の勉強会を通して関わりをもたれた居住者が多くいます。葬儀に参列できなかった居住者もいて「偲ぶ会」の開催を望む声があがりました。

7月4日、偶然にも四十九日となるこの日、ゆいま~る食堂には先生のご親族、入居者24名、関係者、新聞記者、スタッフを含め42名の方々が集まりました。

黙祷から始まり、ご親族、関係者より挨拶をいただきました。その後、入居者から一言ずつ話をしていただきました。勉強会で、お酒の会で、健康相談でと、それぞれ出会いや思い出がありました。

「ゆいま~るに決めたのは、先生の人柄にひかれたから」という言葉があちこちで聞かれました。また「死は完成であるという言葉に惹かれた。すい臓がんの夫に、りっぱな物を持ちですね。と大笑いして気持ちがすっと楽になりました。」「80歳をすぎて癌になったら天寿癌だと思って、そのまま楽に死んだらええ。と言われ、姉の癌にもうろたえないで緩和ケアを選べた」など周囲を惹きつける先生の人柄があわられた話が聞かれました。

最後に、社団法人コミュニティーネットワーク協会の近山恵子理事長の言葉の中で、「神代先生の思いが生きていて嬉しく思う。ゆいま~るを中心にしながら蒔いた種を育てていかなくてはと思う。こういう会をすることで居住者同士、居住者とスタッフが一つになった。ここに住んでよかったねというのを自然に生み出せることができるといい。」という言葉が心に残りました。

(遺影の代わりとなった○の文字は十牛図の8つ目。十牛図は、禅の悟りにいたる道筋を牛を主題とした十枚の絵で表した もの。)

神代先生がコミュニティネットワーク協会をおこされた意味とそれを継承し続けることを皆で確認できた会となりました。

 

 

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