ゆいま~る拝島の山々
明るい空に「朝だ!」とベッドから降りる。
カーテンを開けると窓いっぱい奥多摩の緑が広がる。
その真ん中に無口な富士山が姿を見せる。
この世界の二分の一は自然だ。
だから元気な自然と在ることこそ、人が元気に生きるには大切だと思い、
長く透析に病む妻とこのゆいま~るに入った。
私は下手な絵を描く。
今月から月に1枚、1年間12枚の、ゆいま~るをいだく
大きな自然(山々)を描いてやろうと思っている。
私の歩く姿を見ていたここのケアマネージャーが、
私にリハビリが必要だと週3回午前中リハビリに通いだした。
私は83歳、この年寄りが元気に生きるものがいっぱい詰まった場所が
このゆいま~る拝島だ。
ゆいま~る住人 田邊 壽