笑顔がいっぱいのおもちつき
今年一番の寒さで初雪が舞う12月9日(日)、恒例の「もちつき大会」が行われました。
参加者は全部で32名、居住者方々、近隣のもちつき名人Aさん、「ゆいま~る伊川谷」のお隣さんご家族のちびっこたちも来てくれました。約6㎏のもち米を3回に分け、交代で「ぺったんこ!ぺったんこ!」とつきました。私は、初めて手水を付ける介助をさせてもらいました。杵がおもちにひっつかないよう、つく人のリズムを壊さないようにということは、やってみると案外難しい。私は杵が上がった時に手を出していたが、後で「杵を振り下ろした時に手を出すといいのよ」と居住者からアドバイスをいただきました。来年こそはもっとうまくなりたいと思います。おもちをつくにしても、居居者の方々の経験には勝てません。その宝の宝庫に力強いものを感じますね。
つきあがったもち200個は手早く居住者有志が丸めにかかります。つくねのようにきゅっとしぼり、1つのもちの大きさにちぎるのは熟練の技でしょうか。見事な手際で丸められていきます。そして丸めているそばでは、今か今かと出来上がりを待ち受けているギャラリーがたくさん。出来上がったもちは、「あんこ」「きなこ」「大根おろし」とシンプルに3種からお好みで選べ、食堂特製「けんちん汁」とともにいただきました。なんと、おもち、けんちん汁はお代り自由、お土産のおもち2個付きで500円という価格でご提供。食堂内は温かな声と、美味しいおもちに皆さんの笑顔がいっぱいでした。
古くからおもちは、ハレの日には欠かせないもので、お正月や人生の門出のお祝いや、人生の節目に食べられています。また、桜の季節のさくら餅や、ひな祭りの菱餅や、端午の節句の柏餅など、季節に合わせたおもちの種類もたくさんありますね。「おもち」というだけで、なんとなく心が華やぐのは、日本人がハレの日におもちを食べ続けていたDNAからでしょうか。わいわい大勢で食べるおもちつき、来年も楽しみにしたいと思います。おもちをつくと、今年も終わりに近づいているのを感じますね。