家賃65,000円〜のシェア的暮らし。空室はあと4部屋
猛烈な暑さです。写真は夏の風物詩、ゆいま〜る中沢がある多摩市のお隣、町田市にある薬師池公園の中にある大賀ハスです。今年は花が少ないそうですが、お勧めスポットです(行かれるなら、ぜひ、早朝に)。
さてさて「ゆいま〜る中沢」はオープンから1年4ケ月がたち、現在72人の方が暮らしています。
ゆいま〜る中沢は、7階建部分のA棟と、4階建部分のB棟に分かれるのですが、このうちA棟にあるサービス付き高齢者向け住宅にお住まいの方は61人で、女性が44人、男性が17人です。平均年齢は他のハウスよりも少し高めで、女性が79歳、男性が83歳。
一方、B棟4階にある「グループハウス中沢」には11人の方が暮らしていらっしゃいます。うち女性7人(平均年齢85歳)、男性が4人(同88歳)です。今日は、このグループハウス中沢のことをお伝えします。
グループハウス中沢は、全部で18部屋あります。よく認知症の方たちが暮らす「グループホーム」と勘違いされるのですが、そうではありません。これは、コミュニティネット独自の名称で、「見守りのあるシェア的なお住まい」のことです。
全部で18室ありますが、9室×2ユニットとなっており、それぞれのユニットに「居室(トイレと洗面付き)」+「キッチン」「リビング」「お風呂」「トイレ」があります。
フロアには生活コーディネーターとサポートスタッフが日中常駐し、夜間は夜勤者が定時巡回、緊急対応をします。
リビングにはキッチンがあり、お料理できます。和室もあります。
これは、モデルルーム。エアコン、カーテン、ベッド、クローゼット、照明器具は備え付けです。
実は私たちスタッフは今年2月半ばから3月まで、このお部屋(正確には、今は有料ショートステイとして使っている、ここと同じタイプの3階の部屋)に泊まり込みました。私たちの会社は、新しいハウスを創るときはその地域に住み込み、みなさんが求めていること、足りないことリサーチし、「こういうものが欲しい」という声を受け、「夢」を「実現」していく〜という進め方を基本としています。この4階のグループハウス18室は、最初は短期滞在型の「有料ショートステイ」としてスタートしたのですが、どうがんばっても、利用者が増えなかったのです(理由は地域への認知度の低さや価格の高さもあったと思います)。
利用者がいなければ、収入が入らず、経営が厳しくなります。で、今年2月、社長命令がくだり「スタッフが住み込み、ニーズを満たすためには何が必要で、何を改善すればいいか、体感して生み出して下さい」という方針となりまして、約9人がここで暮らし始めたというわけです。はい、社長も住み込みました↓(後ろに見えるのがキッチンです)
そのときの話は社長ブログにも書かれていますが、当時を振り返っての感想は、、、「個室+共同のリビングキッチンのあるシェア的暮らし」が思いのほか楽しい、ということでした。早く仕事が終わったスタッフを中心に夕食で作り、そのうち一人また二人とスタッフが集まり、みんなで食卓を囲み、「お疲れさま」の乾杯をして、たまには歌など歌い……。9時頃にはそれぞれの部屋に戻って、寝る人もあったでしょうが、読書する、パソコンを開くなど、それぞれプライベートな時間を過ごし、朝はまた顔をあわせ、キッチンで簡単な朝食をとる、もしくは1階にあるゆいま〜る食堂に食べに行き……。
家庭的なぬくもりがある共有スペースに加えて、充実したキッチンコーナーの使い勝手の良さと、一人になりたいときはトイレも洗面もある個室に戻ることができるのが魅力と感じました。
そんな経験をベースに、様々な議論を重ねた末「グループハウス中沢」は6月1日に誕生しました。
おかげさまで、全18室のうち、これから入居される方も含めて14室まで決まり、空室はあと4室となりました。ここに入居された方たちの平均年齢は冒頭に書いたように、女性が85歳、男性88歳。自立の方、要支援の方、要介護の方も暮らしています。
食事は、1階にある「ゆいま〜る食堂」のお食事を召し上がっている方が多いようですが、毎日、ご自分でお料理をされている方もいらっしゃるそうです。毎日のように、多摩センターに外出される方、リハビリに取り組まれて車椅子から杖歩行ができるようになった方など、様々な暮らしが始まっています。
「どんな暮らしをなさりたいですか?」とうかがうと、共通しているのは「自由な暮らし。自由に出かけ、自由に家族や友だちと会い、自分らしく暮らしたい」。同時に「一人での暮らしが不安だった」「ご飯を作るのが面倒になった」という方もいらっしゃいます。
加えて、中沢が医療介護施設に囲まれていることが最大の安心であるようです。
ゆいま〜る中沢に隣接して医療法人財団・天翁会による新天本病院(写真左奥)、道を挟み、デイケアやショートステイなどがある「あい老健」(写真右手)。さらに、徒歩2分には多摩南部地域病院。
そして、ゆいま〜る中沢の1階には「あいクリニック中沢」。建物内には小規模多機能居宅施設とグループホーム(いずれも天翁会)があります。
グループハウス中沢に暮らしている方の多くが、こうした医療介護施設を利用され、リハビリに通われたり、病院やクリニックを受診されたりしています。
猛暑激しき夏。体力が落ちていらっしゃる方が増えています。一人暮らしの不安のある方、見守りのある暮らし、食事をきちんと摂れる暮らし、リハビリ含めて体力の維持、改善をされたい方……、ぜひ、ご利用いただきたいと思っています。どうぞお問い合わせ下さい。
■ひと月の生活費のめやす(月払いの場合)
家賃65,000円+管理費87,130円+水光熱費12,960円+食費52,500円(1日3食30日利用した場合)=合計217,590円
※別途、介護・医療費がかかります。※各費用の使途、有料サービス等についてはお問い合わせ下さい。
■お問い合わせ先
フリーダイヤル 0800−800−7037
〒206ー0036 多摩市中沢2−5−3 ゆいま〜る中沢内B棟4階住宅型有料老人ホーム グループハウス中沢