ゆいま~る那須 暮らす人々の声

自然に囲まれ、母の笑顔が増えた!――東京にいるときよりアクティブになった母


91歳のお母様とゆいま~る那須での暮らしを選択された櫛引順子さん。

東京から引っ越してこられた当初は、「思い切ってしまったかな」と不安もあったと言います。しかし、快適な木造住宅、豊かな自然と新鮮な食材に囲まれ、すぐに「大満足」に変わりました。

ころんで腰を痛めてから、好きな料理から遠ざかっていたお母様の美智さんですが、那須に来てから、おいしい野菜や生みたて卵に感動、IHキッチンにも安心して、再び料理を作るようになったそうです。「こんな笑う人だったのか」と娘さんである櫛引さんもびっくり。那須での暮らしぶりについて、お話を聞かせていただきました。

草花に囲まれたゆいま~る那須

ゆいま~る那須

櫛引順子さん(65) お母様・美智さん(91)と二人暮らし

2016年4月入居

■体験入居で、木の床に感激!

ゆいま~る那須に住んでいる友人にすすめられて、2015年9月に同居している母と体験入居(一泊)をしたんです。天然の八溝杉で作られた木造の戸建てで、木の床がとても気持ちよかった! これまで都会の集合住宅暮らしがほとんどだったので、「木造っていいなあ」とあらためて感じました。

近くに牧場(森林ノ牧場)があり、北海道出身の母は、「小さいころ、家の裏に牧場があって、おいしい牛乳をもらったわ」と懐かしそうにしていました。季節から栗拾いもして、母もここの環境が気に入ったみたいです。

その後、12月に契約を交わし、翌2月に退職、東京都多摩市の団地から、那須に引っ越してきたのが2016年の4月です。

心癒される森林ノ牧場

母との二人暮らしは20年になります。

私も定年が迫り、年金生活になったらどう暮らしていこうか考えていました。住んでいた団地のポストには「家賃分で購入できます!」とチラシが入ってきます。しかし、一生すみ続けられるかどうかわからないものに、老後の資金を使う気にはなりません。購入はやはり勇気がいります。都営団地も検討してみましたが、この先、定年後の年金生活で、母の介護をしながら、一生家賃を払い続けるのは難しいと思いました。新しい土地で、あらためてネットワークを作るのにも不安がありました。

先々の心配をしていたとき、友人からゆいま~る那須をすすめられたのです。ここなら、一括で家賃を支払えば、月々年金で暮らしていけるしくみがあるし、なにかあっても見守りのシステムが充実しているので安心です。友人も住んでいるので、心強い。幸い、弟が資金的に協力してくれたこともあって、母と移り住む決心がつきました。

■ゆいま~る号と物品販売がお気に入り

いざ引越しとなると、ずっと都会暮らしだったので、正直なところ、十分な検討をしないで思い切ってしまったかもしれないという思いがありました。不安も残っていたのですが、来てみると思ったより快適でした。

たとえば、これまでは、コンビニは近くにあるけれど、野菜やお魚、お肉など生鮮食料品を買うためには、少し離れたスーパーまで行かなければなりませんでした。母も一緒だと、バスを利用することになります。バス停から団地の入り口までは少し距離があって、天気が悪い日など、母と歩くのが大変だと感じるときもありました。

ここは、近くにコンビこそありませんが、「ゆいま~る号」(ハウス送迎車)が1日4便出ていて、時間を合わせれば、スーパーでも駅前でも病院でも行ってくれます。入居者にとって主要なルートを通ってくれるので、とっても便利。しかも、ゆいま~る号なら、住んでいるゲートの入り口まで来てくれる。共同のおかかえ運転手がいるようなものです。

母もすっかりゆいま~る号が気に入って、今では月に一度、病院の診察が終わったあとに買い物をして、外食するのを楽しみにしています。

まとまって住む利点も感じています。

うれしいのは、移動の物品販売の充実です。北海道の酪農品や天然酵母のパン、新鮮野菜などを定期的に売りに来てくれるのです。

私は、ここのパンがお気に入り。とってもおいしいので、一週間分購入しています。生みたて卵の販売もあります。味は格別。1つ20円でバラ売りしてくれるので、皆さん、「3つ」「6つ」と購入しています。買った日のメニューは「卵かけご飯」と決めています。絶品ですよ!

おいしいパンの移動販売

■散歩やラジオ体操、音楽イベントと盛りだくさん

「ゆる散歩」という週2回、住宅近くを30分ほど歩く会があり、参加しています。周辺は自然豊かで、季節を感じられてとっても気持ちいいです。

月に1度、母と牧場まで散歩しているのですが、ハウス内通貨のゆいま~る券*「朝ま~る券」でソフトクリーム、「昼ま~る券」で絞るヨーグルトが購入できるのが楽しみ! そういう意味で、都会では味わえない豊かな生活が送れると思います。

地域に開かれたゆいま~る食堂も併設されています。メニューを見て週1~2回くらい利用していますが、お刺身や麦とろ、ヒレカツ、てんぷらのほか、栗ご飯など季節の味も楽めます。また、そば店を経営していた入居者の方が週2回(月曜日と木曜日)、ゆいま~る食堂でそばを打ってくれるのですが、その日はよく利用しています。とってもおいしいんです。

ほかにも、ラジオ体操の会や、音楽イベントなどがあり、退屈になるときがないですね。

高齢者の皆さんは経験豊かなので、いろいろなアンテナを持っていて、情報交換も活発。それぞれの人生があり、皆さんのお話を聞くだけでも楽しいです。

ま~る券

自然観察会も行なわれています

■お母さんって、こんなに笑う人だったのね

91歳の母はもともと料理好きでしたが、一昨年ころんで腰を痛めてからあまり料理をしなくなっていました。加えて、ガスを使うことが不安になっていたようです。那須に来たら、IHキッチンで火が出ないから安心したようで、私が使っているのを見て母も興味を示しました。そして、「スイッチ押すのはあなたがしてね」と言って、私につきそってもらいながらもキッチンに立つようになりました。だしをとったり、煮物を作ったり、好きな料理をはじめるようになったんです。

母はきれい好きなので、ガス台もきれいにしておきたい気持ちはあるものの、掃除は大変ですよね。でも、IHだとさっと拭くだけできれいになるので、それも気に入ったようです。マイペースで、料理を作るようになりました。

友だちが畑のとれたて野菜をくださったのですが、母も「とりたてはおいしい!」と喜んでいます。昔は農家でなくても、庭先で家庭菜園をしている家も多かったですよね。母もそんな昔の暮らしを思い出したようで、「畑って、いいね」とニコニコ。ここにきて、母の笑顔がとても多くなりました。こんなに笑う人だったのかと驚いているくらいです。

■年金で、母と二人で暮らしていける!

生活費ですが、思いのほかかかりません。

夏は朝夕涼しいので、クーラーはほとんど使いませんでした。

冬はペレットストーブ(木を粉々に砕いて乾燥し、圧縮成形した木質ペレットを燃料とするストーブ)を使うのですけれど、それがどれくらいかはまだわかりません。ただ、壁に断熱材がしっかり入っているので、冬でも一度室内を暖めておけば、あまり寒くはならないようです。これからも、食費(外食含む)、光熱費など、年金で母と二人、暮らしていけそうです。

見守りシステムがしっかりしているのも安心です。緊急通報のボタン設置や生活相談にのってくれるフロントもある。これまでは、団地に知り合いもあまりいないし、母と二人でポツンと暮らしている感じでした。なにかあったら言いにいけるところがあるので、とても気が楽になりました。

にぎやかな「ゆいま~る食堂」。土曜に開かれている「ゆいま~る居酒屋」のようす

来年の春になったら、ゆいま~る那須の住人で作っている「農部会」で畑を一区画借りて、野菜を育てるつもりです。今から「練習」として、草取りや、農地を耕す作業を手伝わせてもらっています。ここでの暮らしも、だんだん忙しくなってきました。

安心しつつ、自由に、自然の中で母と暮らし、楽しい毎日です。

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