♪ピアノミニコンサート
ゆいま~る聖ヶ丘の多目的室に1台のピアノがやってきたのは9月5日のこと。
実はこのピアノには多くの人の想いがこもっているのです。
事の始まりは入居者の方が見つけた1つの新聞記事から。
「吉報よ!」と入居者のKさんが教えてくださったのは、8月10日の朝日新聞に載っていた「聴かせてあげたい よみがえった調べ新品同様によみがえったピアノを使ってみませんか?」という記事。
終戦直後に製作された後、長く放置されひどい状態であったピアノを「日本ピアノ調律・音楽学院」の生徒さんたちが心を込めて10か月もの時間をかけて修理したものを寄贈してくださるという内容のものでした。
今まで多目的室にあったものは小さな電子オルガンだけ。
ここはぜひとも応募して本物のピアノを手に入れたい!とさっそく応募したものの、寄贈されるのはたったの2台。
諦めかけていた矢先、なんとゆいま~る聖ヶ丘が選ばれたという知らせが入ったのです。
ピアノが来てから、迫力のある生演奏に、うたごえサークルの歌声も更に美しく、元気に響いています。
9月26日、生徒さんたちが調律を兼ねてミニコンサートを開いてくださいました。
生まれ変わったピアノを演奏する生徒さんたちのまなざしは巣立っていった子供を見守る親のような優しさで溢れていました。