連続セミナー第2回 「在宅で介護を受けながら、暮らしている人の事例」開催

3月4日(水)、高島平フロントにて、連続セミナー第2回「在宅で介護を受けながら、暮らしている人の事例」が開催されました。

高島平介護センター団地中央店・所長、小澤徹さんを講師にお迎えし、31名の参加者とともに、介護の仕組みから実例に至るまで初歩から学ぶ貴重な時間でした。

ゆいま~る高島平で最期まで暮らせるか……。もし支援や介護が必要になったら、現在の住まいを離れなければならないのでしょうか。ひとりで暮らし続けることができるのでしょうか。

そんな疑問に答える事例が、小澤所長から紹介されました。家事や通院など日常生活の中で自ら行うことに困難がでてきたら、役所へ「要介護認定の申請」を始めるタイミング。手続きを経て各人の介護の度合いが決められ、ケアプランに基づいて、サービス利用の開始となります。

 

介護プランとは「本人の意志」「家族の支援」「環境」によって作られるもの。この介護プランを使ってご本人がどんな目標を達成したいのか。歩行をスムーズにしてイタリア旅行に行きたい、山歩きを楽しみたいなど。目標を立て、それに沿ったプランを作りケアマネージャーと一緒にイメージを実現していきます。もし支援や介護が必要になっても、介護支援を上手に使っていけば在宅で暮らしていくことはできます、という小澤所長の力強い言葉でした。

 

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 ゆいま~る高島平では、地域の医療機関や介護事業者をはじめ、板橋区や高島平団地自治会などと連携を取り、地域包括ケアを共につくり始めています。もし支援や介護が必要になっても在宅で暮らし続けたいというご本人の意志があるかぎり、ゆいま~る高島平は地域ぐるみでサポートしてまいります。

ひな祭りイベント

3月3日火曜日、『ひな祭りイベント』 を開催しました。
3部構成で第1部は、毎週火曜日開催の「歌部会」と合同で春のうたを合唱しました。
ピアノ伴奏のYさんの選曲が10曲、当日リクエストで2曲を加えて計12曲でした。

たくさん歌ったので、皆さんお腹がペコペコになりました。

第2部はお待ちかねの食事の時間です。ゆいま~る中沢食堂の 『雛祭りご膳』

を皆でわいわいと食べました。美味しい食事に話もはずみます!

御品書き ↓

お話しがはずんでいるところ ↓

お腹も膨れて、いよいよ最後は 『館内の3カ所に飾られた雛飾りを見に行くツアー』
に出発です!

まず、1つ目は 『たまの道の和室』 です。まだ新しい人形

そして、2つ目は 『有料ショートステイ・和室』です。昭和10年のものと聞いています。

最後、3つ目はグループハウス中沢の和室です。舌きりすずめや、花咲か爺さん

などの物語を人形で表現しています。

 ツアーも無事終了しました。
また来年も楽しみましょう! 皆さんお疲れ様でした!

気分は大学生?!

先日、厚沢部町事業「福祉でつなぐ交流ツアー」プログラムの一環として

居住者の皆さんとの交流を通じて、福祉の現場を学ぼうということで

愛知県名古屋市の大学生の皆さんが来訪されました。

 

せっかくなので、ハウスやゆいま~る食堂の課題も一緒に考えていただこうと

当日開催された「食の懇談会」と「運営懇談会」にも参加していただき

いろいろな意見もたくさん頂戴しました。

 

懇談会後は皆で“きんつば作り”をおこない、リビングは賑やかな笑い声に包まれました。

若い方達との調理に、皆さんとっても楽しそうです♪

上手に出来たね!」「美味しそう!」と、目がキラキラしていました。

 

出来上がった“きんつば”は、お茶会をしながら皆さんで美味しくいただきました。

 

次に学生さんによる“ハンドマッサージ”の時間です。

「若い人に触ってもらって、何だか若返っちゃうみたいだわ!」

「気持ちいいね~!」と皆さん大喜び♪

あらら・・・

スタッフも一緒に、男子学生さんにマッサージをしてもらっています(笑)

 

居住者の皆さんの表情はいつもよりも若々しく、生き生きとされており

「気分はもう、大学生!!」

 

今後も様々な方達との交流の場を、たくさん作っていきたいと考えています。

 

 

歌でつづる幼き日の幻想

3月3日 早春のお茶会が開催されました。
一部は春の唱歌メドレー歌唱、二部はお茶会、参加者は29名
一部は居住者のWさんが【幼き日の幻想】というタイトルを付けてくださり、
選曲、歌伴奏、BGMまですべて担当して頂きました。

早春賦~どこかで春が~春よ来い~おぼろ月夜~うれしいひな祭り
~花嫁人形~ゆりかご~通りゃんせ~砂山~故郷の10曲歌唱。
中でもゆりかごの歌と聞くと北原白秋作詞と思いがちですが

平井 康三郎さんの作詞作曲。
さらに通りゃんせは2グループで分担合唱。

砂山は民謡調・童謡調の歌い方で歌唱。

特に童謡調は佐渡の太鼓を連想するような伴奏で楽しく歌い上げました。
こうして選曲していただいた曲を歌いながら 幼い時、歌った思い出、
わらべ歌で遊んだ日々、 母の腕にだかれて眠った日々、
ひな祭りはお嫁に入り支度に似ているような・・・
そんな思いがよみがえってくる瞬間でした。

歌唱後は居住者Yさんを中心にほか3名のお手前でお茶会開始。

さあ お点前拝見!

s  お抹茶をふるいにかけます

s  ふるいにかけたお抹茶をナツメに入れます

s  お湯を入れてお茶碗をあたためます

s  お抹茶を入れます

s  お抹茶を点てています

お抹茶を頂く前に桜餅を一口召しあがっていただくと

一層おいしくいただけるそうです。

セットされたお抹茶と桜餅を眺めていると春を感じます。

音楽と茶道はともにこころを癒し
至福のひと時をあたえてくれる素晴らしい
日本の芸術文化。

次回はお月見をしながらお抹茶をいただけたら・・・・いいですね。

グループハウス中沢 ~ある日の夕食風景~

グループハウス中沢とは、ゆいま~る中沢B棟4階にある、
【住宅型有料老人ホーム】です。
ひとりで生活するの不安、
人の気配やちょっとした見守りがほしい…
そのような方々が生活する、新しいシェアハウス。
そのグループハウス中沢の夕食風景をご紹介します。

 食事はみなさん、こちらのリビングで召し上がります。
一階に併設している、ゆいま~る食堂で作っているものを
スタッフがワゴンで運びますので、毎食できたて。
事前に申し出ていただければ、
「家族と外食するから食事はいらないわ~」
そのような事もできます。
夕食は18時からです。

 配膳をお手伝いしてくれるのは、居住者のFさんです。
グループハウスは、
一人部屋の個室に、トイレと洗面台があります。
プライベート空間は確保しつつ
食事はこのように皆さんと一緒に。
その人らしく、自由に。
自由な暮らし、時々みんなで。
それがグループハウス中沢です。

 スタッフが通勤途中に見つけた椿と、居住者の手作りお雛様。
家庭的な雰囲気のリビング。
ご見学等のお問い合わせは
 ↓こちらまで↓
℡0800-800-7037
どうぞお気軽にご相談くださいませ★

世田谷区長が「ゆいま~る高島平」視察!

3月4日、世田谷区長の保坂展人さんが「ゆいま~る高島平」に来訪されました。

左(世田谷区長 保坂展人さん) 右(コミュニティネット 高橋社長)

当日は、UR都市機構東日本賃貸住宅本部ストック事業推進部ウェルフェア推進チームの山田秀之さんのご案内のもと、弊社社長の高橋英與、ゆいま~る高島平ハウス長の古賀眞由美がお迎えをさせていただきました。

ゆいま~る高島平は、UR高島平団地(2-26-2号棟)に点在する既存住戸30戸をサービス付き高齢者向け住宅に改修した取り組みです。今回、ゆいま~る高島平が新しい取り組みとして注目され、世田谷区長の視察が行われました。

古賀ハウス長が、ゆいま~る高島平の概要、運営状況、入居者の方のご様子などについてご説明をさせていただきました。

(中央)セコムマイドクタープラスの説明をする古賀ハウス長

保坂さんからは、「自分はアイデアマンだと思ったけれど、ゆいま~る高島平のような発想はできない!」と感嘆の声をあげられていました。

団地の前で談笑する保坂さん

 昨年12月にオープンした「ゆいま~る高島平」。

全国に820万戸あると言われる空き家、空き室の有効活用、団地再生の視点からもメディア、行政担当者の多くの方に注目をいただいています。

現在、お引越しが順次終わられ、16世帯の方がお暮しになっています。ゆいま~る高島平の取り組みはスタートしたばかりです。「最期まで自分らしく生きる」場としてのゆいま~る高島平の様子を今後も発信していきます。

 

 

 

 

家族葬の落とし穴

2月7日、株式会社セレモア様より講師をお招きして
「現代のお葬儀事情と家族葬について」のセミナーを開催。

地域の方も含め、26名参加。

講師には、業界でも多数実績をお持ちの株式会社セレモア

中島重夫さんにお越しいただきました。

ゆいま~る多摩平の森では「ライフプラン」というものを

居住者に書いてもらい、提出頂いています。

一般的にいう、エンディングノートのような物のゆいま~る版で、

もしもの時に備えて、要望を書いて頂きます。

ご自身が最期をどのような形で迎えたいか、

どのようなご希望、思いがあるのかなど伺い、

私たちスタッフは、入居者ひとりひとりの思いを実現できるようにと

考えています。

 

その一環で、今回はお葬儀について、皆で学びました。

最近では、「家族だけでこじんまり葬儀をしたい」

「火葬だけでして、葬儀はいらない」といったご希望も伺う事があります。

その際の、注意点や事前の準備を教えて頂きました。

 

注意点としては、身内だけの家族葬をすることで、葬儀は簡潔に終わっても、

後から知らせを聞いた方が、後から後から

お線香をあげに来られ、その都度ご家族が対応する苦労が多いという事。

また、火葬だけで葬儀をあげない場合、

ご家族にとっては、気持ちの整理がつかずにすべてが終わってしまい

長い時間過ごされてしまうこともあるようです。

ライフプランのように、ご自身のご希望を記しておくということ。

その内容を、周りに伝えておくこと。

 

ご家族や後見人と話し合っておくということが大事と教わりました。

スタッフにとっても大変貴重な学びの場となりました。

編み物で、楽しく♪リハビリ

今回は、居住者Sさんを紹介したいと思います。

Sさんは脳疾患の後遺症で、右手が動かし辛くなってしまい

普段は「右手が冷たい!」と手袋をして温めているのですが

先日、居住者の皆さんで編み物をしていた時の事です。

 

他の方の編む姿を『じーっ』と見ているSさんに、「編み物してみませんか?」

とのスタッフの声掛けに、「若いときは沢山編み物をしたけど、今はこんな手では

出来ないよ」とおっしゃるSさん。

 

試しに棒針と毛糸を渡してみると・・・

 

とても上手に編まれているSさん。

 

その後も黙々と編み続けられていました。

 

とても右手に麻痺があるとは思えないスピードで、編み目もきちんと揃っていて

綺麗に編まれていました。

「昔は着るものは作るしかなくて、みんなつくったんだよ~」と編み物もたくさんされて

いろいろなもの作っていたとの事でした。

 

体はちゃんと覚えているという証しなんですね。

スタッフ一同、Sさんに驚かされた一日でした。

昭和初期の雛人形

ひな祭りを前に
有料ショートステイの和室にひな人形が飾られました。

 この七段飾りのりっぱなひな人形は
ゆいま~る中沢の近所にお住まいの方から寄贈されたもの。

寄贈して頂いた方のお母様がそのまたお母様から
昭和十年の初節句に頂いたとのこと。
幸い戦災も免れ、小さなお道具も失うことなく、補修を重ね、
約八十年にわたり、大切に大切に、毎年飾ってこられたそうです。

多くの方に見て頂ければとの思いから、
この度 ゆいま~る中沢に寄贈して頂きました。
戦前の年代物、一見の価値ありです。
ショートステイに滞在中の方もスタッフと共に飾り付けし、
お道具も並べて、できあがったひな人形を前に、
昔を思い出して頂いています。
ショートステイ利用される方は、
ゆいま~る中沢の居住者向けのイベント、部会にも
参加する事が出来ます。
映画会、歌の会、体操の会など楽しい会が
定期的に用意されています。
詳しくは、お気軽にお問合せください。
春はひな祭り、お花見なども予定されています。
寒さでこわばった心と身体をほぐしに来てみませんか!?