ツバメ日誌・その②
先月からこのブログの主役の座についたツバクロウの近況をご紹介します。
10日ほど前のこと、静寂な巣の様子に入居者の方から卵はどうなったのと心配の声が上がり
長身のスタッフがカメラのレンズを、そうっと巣の中へ向けてみましたら、
目も開いていない小さな小さなヒナが数羽、写っていたのです。
体温が下がらないように、でしょうか。丸ぁるい体を寄せ合ってピクリとも動きません。
「生きてるの?大丈夫かしら。」そんな皆の不安の声を吹き飛ばすかのように、
その後、ヒナの成長は目を見張るほどです。
親鳥は巣と野原や田んぼを目まぐるしいほどに何往復も移動し、
餌となる虫を探してはヒナに食べさせ、休むいとまもありません。
そんな様子を入居者の方も目を細めてご覧になっています。
順調に行けば、間もなく翼が整い、親鳥に倣って飛翔訓練を始めるでしょう。
早いものです。
那須は緑濃い季節を迎えました。
牧草や樹木の葉が陽の光を受けてキラキラと輝いています。
楢の木立を渡ってきた爽やかな風に吹かれ深く息を吸い込むと、
心身ともに寛ぎ開放されます。
この時期は散策も楽しく、程よく体を動かすことでご飯も美味しく食べられます。
梅雨前のひととき、体験利用へいらっしゃいませんか。