大切なものはなあに? 荷物整理と捨てる技術
一人暮らしや高齢夫婦のみでの生活への不安、介護への不安、子供や親戚に「迷惑をかけたくない」という思い…。さまざま理由からみなさん「終のすみか」への住み替えを考えますが、住み替えるときの一番の悩みは「荷物の整理」ではないでしょうか。
11月9日(金)「ゆいま~る伊川谷ホール」にて「今から考える終の棲家と荷物の整理」のセミナーが開催されました。講師は高齢者住宅情報センターの田中由利子さんです。「ゆいま~る伊川谷」の見学会も兼ねており外部の方が18名参加されました。
セミナーでは「終の棲家」として高齢者向け住宅の説明のあと荷物の整理について話されました。
●みなさんの片付けられない理由として…
・何から手を付けてよいかわからない
・きっかけがない
・思い出があり捨てられない
・まだ使えるのでもったいない
…などなど、誰もの共通する悩みです。
●整理するには基準を決めることが大切です。
①捨てないもの(必要なもの、心を豊かにするものなど)
②保留するもの(期限を決め①か③に分ける)
③上記以外は処分(リサイクルショップへ持ち込む、人に譲る、廃棄する)
大事なものは分別に迷わないので迷うものは大事なものではないのかもしれません。また、「後で使う」は結局「使わない」ことが多く、「今使わない」もの。「使わない」ものと割り切りましょう。特に電化製品の古いものは危険なので捨てましょう。
整理をすることは気持ちよく安全に暮らせ、自分で管理できる環境は、自分のために使えるお金・時間・エネルギーが増えます。気力・取捨選択する判断力・決断力・体力があるうちに行いましょう。との言葉に皆さんうなずかれていました。
荷物の整理をすることはいいことずくめなのですがなかなかできないのが悩みどころ。このセミナーがきっかけになって、少しでも整理をはじめ、身も心も軽い生活ができるといいですね。