~毎日の日課は散歩、たわいものない会話ができる喜び~
2014年6月1日、ゆいま~る中沢B棟4階に、グループハウス中沢がオープンしました。
グループハウス中沢は、全部で18部屋あります。よく認知症の方たちが暮らす「グループホーム」と勘違いされるのですが、そうではありません。これは、コミュニティネット独自の名称で、「見守りのあるシェア的なお住まい」のことです。
全部で18室ありますが、9室×2ユニットとなっており、それぞれのユニットに「居室(トイレと洗面付き)」+「キッチン」「リビング」「お風呂」「トイレ」があります。
フロアには生活コーディネーターとサポートスタッフが日中常駐し、夜間は夜勤者が定時巡回、緊急対応をします。
居住者の皆さんの新しい暮らしがスタートしています。今回、その様子をご紹介します。
Oさん(80才)
ここグループハウスに入居したきっかけは、身体の調子が悪くなり一人暮らしに不安を感じ、稲城市に住む娘の近くで暮らしたいと思ったからです。娘からも「何かあった時に、遠くだと駆けつけられない!」と言われたことも大きなきっかけです。住みなれた場所を離れるのは、友達もたくさんいたのでさびしく思いましたが、新しい暮らしを決断しました。
毎日の暮らしは、5時30分~6時頃に起き、身づくろいをしてからお部屋の掃除をし、仏壇に水をあげることから始まります。6時~7時まで、ゆいま~る中沢の周辺を1時間ほどかけてゆっくり散歩をします。
中沢周辺は、緑も多いので気持ちがよいですね。帰る頃には、汗びっしょりになるので、帰ったら簡単にシャワーを浴びます。夏の時期は、1日に2回お風呂を利用しています。ここのお風呂は、1つのフロア(9室)に1つあるのですが、皆さん時間帯を見て、入ってらっしゃいますね。
入居者の皆さん3名と、共有で新聞を取っていますので、まず新聞を朝食の前に読みます。そして、朝食の時に、次の方に新聞をまわします。
夜眠れないと嫌なので、昼寝はしないようにしています。今は引っ越してきたばかりなので、部屋の片づけや友人に手紙を書いたりして過ごしています。
最近は、ゆいま~る中沢で開かれている中国体操(入居者が講師)や、歌う部会に参加しています。中国体操では、美空ひばりの「川の流れのように」の曲に合わせながら体操をすることが、とても楽しいです。講師の先生も優しく指導してくれるので、安心して楽しんでいます。
曲に合わせ、心の中で歌いながら体操をしています(笑)歌う部会では自分がリクエストした曲が採用され嬉しかったです。
居住者が講師となる中国体操 健康維持に最適グループハウス中沢の暮らしは、ひとりじゃないところがいいですね。
朝の連続ドラマをみんなで観て「あーだこーだ」言ったり、今日のご飯は美味しかったわね、ちょっといまいちだったね……とか。
誰かが近くにいて、たわいもない話ができることはとてもいいものだと思います。 これから何をしたいかというと思いつきませんが、今はそんな暮らしを楽しんでいます。