「なごや歴史満喫バス」
10月に入り、そよ吹く風に急に秋を感じるようになりました。名古屋市営バスが、金山から有松までの市内南部の名所・史跡を周遊するルート「なごや歴史満喫バス」の試行運行を始めました。10月1日~11月5日まで期間限定です。名古屋市にお住いの65歳以上の方で、敬老パスをお持ちの方は無料で乗車できます。
金山から神宮東門・七里の渡し・船方・笠寺西門・大高駅・桶狭間古戦場公園を経由して名鉄有松まで、約1時間半の観光が楽しめます。途中下車も可能です。
有松は江戸時代の宿場町。有松絞りの産地として繁栄し、伝統的家屋が残り、往時の様子を今に伝えています。2019年に「日本遺産」に認定されました。
桶狭間古戦場公園は、永禄3(1560)年におきた桶狭間の戦いの中心地。おけはざま山に陣を構えていた今川義元の最後の地とされています。
桶狭間古戦場公園の南にある大池のほとりには、彼岸花が鮮やかに咲いていました。
熱田神宮の東門参道では毎月1日に「あつた朔日市」が開催されています。毎月1日に神社に参拝する朔日参りに合わせて、熱田に縁のある企業等が出店しています。居住者のNさんは、毎月欠かさず朔日参りをおこなってみえます。
市バス内のアナウンスは、なごやおもてなし武将隊の徳川家康の音声で歴史ガイドが流れます。降車のお知らせも「次で降りよ。降りるものは知らせるがよい。」と時代劇調でタイムスリップした気分が味わえます。立ち寄り先の催し物を調べてから出かけると、楽しみが倍増しますね。秋のお出かけ先に加えてみてはいかがでしょうか。