ゆいま〜る食堂と草むらの会「畑deきっちん」
ゆいま〜る中沢がオープンしてからまもなく半年を迎えます。私たちは、地域に暮らす方々の「居場所」「拠点」を目指し、1階にある「ゆいま〜る食堂」は地域の方々にもご利用いただいているところですが、ひとつ残念なお知らせがあります。
オープン以来、ゆいま〜る食堂の運営を担ってこられた「NPO法人多摩草むらの会」さんがこの7月末日をもって運営を辞退されました(ゆいま〜る食堂は現在、弊社スタッフを中心に、通常通り営業しています)。
9月3日、代表理事の風間美代子さんとお会いしていろいろお話しました。私たちは、地域で障がい者の就労支援に取り組んでこられた草むらの会さんの存在を大切に思っていること、「支え・支えられ」の連携が十分にできなかった課題を今後に生かしたいといった思いをお伝えしました。
風間さんからは障がい者の就労支援事業にかける熱い思いをうかがいました。
「私たちは障がい者就労支援事業所として、収益性など高いレベルの運営が要求されるA型事業所の登録(最低賃金を保証した労働契約を締結する、週31時間以上勤務)を目指してきました。8月30日に、ココリア多摩センター6階レストラン街に『畑deきっちん』をオープンしたのもその夢の実現のためです」と風間さん。
↓「畑deきっちん」
ココリア多摩センターにオープンした「畑deきっちん」にもうかがいました。直営工場(夢畑)の地場野菜を中心にした食材で作られたお料理、甘味・デザートなどがいっぱい。おいしくいただきました。
「ゆいま〜るの居住者さんたちやスタッフに畑deきっちんのことを伝え、みんなで食べにきますね」と風間さんにお伝えすると、とても喜んでくださいました。
多摩の地で、高齢者も障がい者も子どもも、尊厳を守られ、自分らしく、安心して暮らし続けるまちづくりに向け、形は変われどこれからも共に支え合っていきましょうと手を握り、確認しました。
ココリア多摩センター6階にある「畑deきっちん」にて。代表理事の風間さん(右)。左は、開店のお祝いにお花をもってかけつけた社団法人コミュニティネットワーク協会の近山恵子理事長