ゆいま~る中沢ブログ

多摩市 トータルケアの拠点に オープン記念式典開催 


「ゆいま〜る中沢」のオープンに先立ち、記念式典を3月21日、開催いたしました。

式典には阿部裕行多摩市長がいらしてくださいました。式典前、多摩市長に居室や小規模多機能居宅施設の入る3階フロアをご見学いただきました。

↓「介護保険外ショートステイ」のリビングダイニングを見学される阿部裕行多摩市長。

↓続いて、住まい(サービス付き高齢者向け住宅)をご覧いただきました(右=弊社社長の髙橋英與)

高齢者福祉関連施設「ゆいま〜る中沢」は、クリニックや訪問看護はじめ、介護・医療の事業所に加え、サービス付き高齢者向け住宅56戸を含む「地域の拠点」として3月24日(日)にオープンいたします。また、多摩市の地域密着事業である小規模多機能、グループホームも、2014年度中に開設する予定です。これについては医療法人財団天翁会が2014年度中に開設する事業者として選定されています(2014年2月に開設予定)。

記念式典は、「ゆいま〜る中沢」ハウス長である久須美則子の司会のもとで、弊社代表取締役・髙橋英與の挨拶でスタートし、阿部裕行多摩市長、鈴木秀之健康福祉部長からの祝辞を賜りました。続いて、天翁会の天本宏理事長、NPO法人多摩草むらの会の風間美代子代表、社団法人コミュニティネットワーク協会の袖井孝子副会長並びに近山恵子理事長からもそれぞれ「ゆいま〜る中沢」への期待を込めたお言葉をいただきました。記念式典には、ゆいま〜る中沢への入居を予定されている方々や地域でご尽力されているたくさんの方にもご列席いただきました。心よりお礼申し上げます。記念式典の模様を数回に分けてお届けします。

ミュニティネット代表取締役社長・髙橋英與 ごあいさつ

本日はお忙しいなか、たくさんの方にこの記念式典にご参加いただき、ありがとうございます。今まで私どもは各地で「ゆいま〜るシリーズ」を作ってまいりましたが、多摩市における「ゆいま〜る中沢」はこれまでにない新しい取組みを内包しています。多摩市全体のトータルケアを実現するために貢献したいということが大きなテーマでございます。

今日は、阿部裕行多摩市長、鈴木秀之健康福祉部長にもご列席いただき、ありがたく存じます。本来、ここ(ゆいま〜る中沢)は「医療ゾーン」ということで病院をつくる予定のところでした。その場所を医療に加え、看護•介護・福祉、そして高齢者の住宅を含めた「ゾーン」に広げることができましたのも、多摩市の行政の皆さま方のご理解があってはじめて完成することができました。

ゆいま〜る中沢の隣には天翁会・新天本病院があり、リハビリ施設、老人保健施設があります。救急医療やがん医療を重要医療とする多摩南部地域病院もあります。すべての医療機関が集約された場所に「ゆいま〜る中沢」はあります。元気なときからだんだんからだが弱くなって、最期の終末まで対応できる多摩市全体における「センター的機能」を目指したいと考えています。

また、2011年12月にオープンした「ゆいま〜る聖ヶ丘」はこのセンターと連携しながら、サテライトとして「住宅+ケアシステム」の役割を果たしています。このようなタイプを今後、多摩市のなかに何カ所か作っていきたいと考えています。

高齢者の方たちのニーズは「サービス付き高齢者向け住宅に入りたい」というニーズがある一方で、「できれば自宅で最後まで住み続けたい」というニーズも大変多いのです。幅広いニーズに応えるトータルなケアの仕組みをつくっていくなかで、「最後まで自宅で住み続けたい」方のために、新たに「ゆいま〜る倶楽部」という仕組みを用意しました。これは、「できるだけ自宅で住み続けましょう。万一、自宅にいられないときは介護室を用意してあります」という仕組みです。

医療連携という言葉をよく聞きますが、現実的にはとても大変です。天翁会の天本宏理事長とは「現場ではいろいろなことがあるけれど、研修だと思っていただき、トップ同士では連携していきましょう」と話し合ってきました。ゆいま〜る聖ヶ丘で連携した経験をもとに、中沢ではそれをもっと発展した形で対応していきます。

病院を退院した人たちが行く場がない、自宅にも戻れない、かといって他の病院に入院するもの大変、すぐ出なくてはいけない……、そのようなニーズにも対応したい。中間施設的な要素、つまり、ゆいま〜る中沢に住みながら、医療やリハビリを受けることができる機能も含み込んであります。ですから、今日ご列席していただいた行政の方、地元の皆さん方とともに、ここをひとつの拠点としてスタートさせ、多摩市全域のなかでいかにトータルなケアシステムをつくるかということを一緒に進めさせていただければ嬉しいと考えています。

同時に団地再生ということにも大きな意味をもちます。「ゆいま〜る中沢」をひとつの拠点として使っていただき、さまざまな仕組みを地元の皆さんと一緒に創っていくことができればと考えております。

障がい者の雇用に取り組んでこられた地元のNPO法人「多摩草むらの会」のみなさんは「ゆいま〜る聖ヶ丘」の食堂を担って下さっていますが、「ゆいま〜る中沢」の食堂も担って下さいます。私どもはコミュニティの拠点を創っていきながら、ケアや食は地元の方と連携していくという風に考えております。

「ゆいま〜る中沢」のオープンにあたりましては、株式会社URコムシステムの皆さま、大和ハウス工業株式会社の皆さまには多大なご協力をいただき、心より感謝申し上げます。また、多くの資金が必要な総合的な建物の建設は、民間の自主努力だけではうまくいきません。金融機関の皆さま含めて多大なご支援をいただき、それが「ゆいま〜る中沢」のエネルギーになっております。

高齢化社会は急激に進展します。ケアの対応が重要になります。年金も下がっていきます。少しでも安く、質のいいものをどうつくるか。それは連携しかありません。行政だけでも、民間だけでも、地元だけでもできません。総力戦しかないのです。今後は「ゆいま〜る中沢」を核にしながら、多摩市における地域包括ケアのモデルが成功すれば、それは他の地域でも参考になると思います。私どももがんばりますので、みなさんのご協力をいただきながら、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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