本日オープンです!天翁会・天本宏理事長のお話
高齢者福祉関連施設「ゆいま〜る中沢」は本日、オープンします。これも、多摩市をはじめたくさんの皆さまのご理解、ご支援のおかげと感謝しております。「ゆいま〜る中沢」のお隣は医療法人財団天翁会「新天本病院」です。同会と連携しながら、多摩市における医療・福祉ゾーンとして地域に貢献していきたいと考えています。
↑この写真は21日の「ゆいま〜る中沢」オープン記念式典での一コマ。阿部裕行多摩市長(左)、社団法人コミュニティネットワーク協会の袖井孝子副会長、そして医療法人財団天翁会の天本宏理事長(右)。天本先生と袖井先生は40年前からのお知り合いだそうです。ありがたいことに「つながる・ひろがる」式典でした。
天本宏理事長は「住みなれた地域の中で、高齢者とご家族の生活を支援したい」という強い信念のもと、1980年に多摩市中心部に「天本病院」をつくられました。2000年には患者・利用者がより安心できるサービス体制のため「あいセーフティネット」構想を掲げ、法人内や地域関係機関との連携を推進されています。多摩地域における高齢者医療・ケアのパイオニアでいらっしゃいます。天本宏理事長から、「ゆいま〜る中沢」オープン記念式典で以下の言葉を頂戴しました。
医療法人財団天翁会 天本宏理事長
「ゆいま〜る中沢」での医療介護連携の取組みに期待しています。夢をもってこれからの難題にとりくむ第一歩として、ひとつのモデルとして、居場所である住まい、健康、病気、いろいろなものを支援していきたいと考えています。大切なことは、町づくりだと思うのです。今までの施設、有料老人ホームは、箱のなかだけで完結しています。「ゆいま〜る中沢」がいかに地域に溶け込んで行くかが重要となります。いかに地域のなかに貢献をしていくか、一体化して行くか、という使命を我々とともに一緒に歩んでいける。それは大変、やりがいのある地域貢献だと思っております。
我々も医療だけでなく、看護、リハビリ、いろいろな社会的なことに関しても、挑戦をしていきたいと考え行動しています。大都市東京、多摩ニュータウン、多摩市……、これから超高齢化が急速に進んでまいります。過去にない経験であり、モデルはありません。我々が正しいと思うことをいろいろチャレンジするしかない。それは私たちの法人だけでは到底できません。新たな取組みをなさる事業者の方々と、多摩市の指導のもとにやっていきたいと思います。ここ(中沢)は医療福祉ゾーンです。そのおかげで、これからの国家戦略のひとつである地域包括ケアシステムというものを、日常生活圏であるこの地域のなかでほぼ完成していくことができます。地域密着事業であるグループホーム、小規模多機能、あいクリニック訪問看護ステーション、そういう事業とあわせて、ここの周辺の日常生活圏にお住まいの方々の安心と安全をいかに保障していくか。一歩一歩、みなさんとともに歩んでいきたいと思います。
いろいろな課題があると思いますが、トップ同士で目標を決めた限りは、市長さんも含めて、取り組んでいく所存でございます。ここに住まわれる高齢者の方、老いて行く私も含めて、みんなが参画していかなくてはいけません。おまかせではすまない時代がきます。自分はどうありたいのかということをはっきりいっていただければ、我々はそれに会わせていろいろなものを作っていきたい。これからもよろしくお願いします。一緒になってやっていけることを楽しみにしています。
↓式典終了後、記者発表会を開きました。地元の「多摩テレビ」はじめ、たくさんのメディアの方が来てくださいました。
↓多摩地域における先進的な医療・福祉ゾーンを目指して……。天本宏理事長と弊社社長の髙橋英與。