足場がとれ始めました。蒼い空,雑木林,白い月…
11月27日(火)「ゆいま~る中沢」の建設現場を見学しました。現場責任者、担当者の引率で、まず屋上庭園となる5階屋上に向かいました。
わっ、空が広い! 東京には空がないというけれど、ここには大きな空が広がっていました。そして、西北方向に広がる雑木林。屋上からは、美しい多摩丘陵を一望することができます。春夏秋冬を通し、素晴らしい眺めを楽しむことができそうです。思わず、広々とした空と、四季折々の景色を眺めながら、屋上庭園でくつろがれる居住者の方々の姿を思い浮かべました。
それから、館内に入り、有料ショートステイ、居室、多目的室などの共用部を見学しました。多目的室や共用部は、想像していたよりも広く、日の光がたっぷりと入ってきます。廊下の手すり、玄関のベンチ、エアコンの設置位置、ベランダの奥行、日照などをチェック&チェック。
こんな風にして、私たちは今、現地見学、現場定例会、設計士さんとの打ち合わせを重ね、施設設備に関する確認しなくてはならないこと、心配されることを確認しながら進めています。そして、これまでの担当者が積み上げイメージてきたものが、竣工に向け、形になっていきます。
オープンまで限られた期間の中で、専門家の知恵を借りながら、「暮らす人」「そこで働く人」の目線での暮らしやすさ、使いやすさを点検をしていかなくては。誰もが心地よく過ごせるような場所づくりを目指して。
建設作業が進む中、忙しく立ち働く現場の皆さんが、快く迎えてくださったことに、本当に感謝。大きくて頑丈な建物は、「地道な一人一人の仕事」によってつくられていることを改めて確認し、勇気をもらった気分です。
外に出ると気がつけば夕暮れでした。パステルカラーの夕焼け空に、もうすぐ満月になる白い月がぼぼんやり浮かんでいます。ちょっと幻想的な光景のなかで、足場が外れはじめた「ゆいま~る中沢」がとても美しく、しばらくその姿を見つめました。