春の息吹 少しづつ‥‥
1月から2月に掛けて、日本中を席巻した冬将軍の到来には、すさまじいものがありました。
那須地方も例年に増して、厳しい寒さに見舞われました。
しかし、3月の声を聴くと、雪解けが少しづつ進み、春の息吹をやっと感じられるようになってきました。
ハウス内に芽吹いた「小さな春」をご紹介します。
ハウスから展望できる那須連山の雄姿。標高2,000メートル級の山々は、厳冬の表情を未だに湛えたままです。
ふっくらと膨らんだ柳の花穂。2月下旬から芽吹き始めました。
寒風吹き荒ぶ中、最初に春の息吹を実感させてくれたのは、この柳でした。
あたらしき
木の芽の はなやかさ
さあ わたしよ
うれしいうちに ほほ笑もう 『逝春賦』八木重吉
日照時間が長くなっていることを、大地や植物はよく知っていて、
まだまだ寒いこの時期に、気の早い柳は軽やかな芽吹きを迎えています。
春を孕んだ光の中、新しい世界に出会った歓喜の声に、ふつふつと歓びが溢れてくるようです。
満作(マンサク)の花も、小さな春の訪れを予感させます。
蝋梅(ロウバイ)の花もほころび始めました。
シャクナゲの芽も膨らみつつあります。「春よ、来い!」と言わんばかりに。
3月中旬を過ぎれば、那須高原にも本格的な春が一歩一歩近づいてきます。
陽光うららかな日に、ハウス見学にお越しください。心よりお待ちしております。