お部屋拝見:南北に長い広々LDを、3つのテーブルで3つの空間に使い分ける
住み替えには、悩みがつきものです。どんな間取りが住みやすいのか? 新しい住まいに、荷物はどのくらい持っていけるのか? 収納はどんな工夫で使いやすく仕舞いやすくなるのか? 参考になるのが、実際に住み替えした方の体験談です。
「ゆいま~る神南」で暮らす杉山紀子さん(76)のお部屋は、「Jタイプ」の2LDK(62.52平米)。16帖の広さのリビングに、南側の和室と北側の洋室がついています。
杉山さんは、戸建ての家からこの部屋への住み替え。家具・家電はほぼ部屋に合わせて購入し、車一台でお引越しされたそうです。
入居されてから約1年半が経った今、どのように暮らしていらっしゃるのでしょうか。お部屋を、見せていただきました。
「ゆいま~る神南」Jタイプ居室の間取り
玄関
玄関の靴入れの上には、いつも生花を飾っています。花が持たない夏場だけ、造花を飾っているそうです。
リビングダイニング
リビングダイニングを、北側から南側(ベランダ側)に向かって見たところ。テーブルが3つあり、用途に合わせて使い分けています。
一番手前のダイニングテーブルは、来客用。背もたれがある椅子を2脚と、ベンチタイプの椅子を1脚置いています。
食事は、まんなかの座卓で食べているそうです。また、その奥にソファのサイドテーブルが見えます。
3つのテーブルがあるリビングダイニングを、逆に南側から見たところです。
中央の座卓は、”床に座る”生活に慣れた杉山さんの生活の中心です。食事をしたり、テレビを見たりするときはここを使います。
ソファーは、テレビを見るときではなく、主に「足が疲れた」ときに使うそうです。このように、ちょっと5分ほど、横になって足を高くあげていると楽になるそうです。
キッチン
3つ口コンロのある、広めのキッチン。ただし調理するスペースが狭めなので、工夫が必要です。
杉山さんは、水切り籠を2段にした上段に置いて、下の空間を使えるように工夫しています。
キッチン周りでは、背が高くないので、小さな踏み台を使って作業をしています。
キッチンの壁は、マグネット(磁石)がくっつくタイプ。マグネットのフックをつけて、調理器具をかけています。
冷蔵庫は、入居時に1人用の小さいサイズに買い替えました。冷蔵庫の上に電子レンジを置いて使っています。
台所の上には照明がありませんが、手元の光とダイニングからの明かりで間に合っており、不便はないそうです。
北側・寝室
杉山さんは、北側の洋室を寝室にしています。トイレに近くて、夜中にも行きやすいところが便利です。
この部屋はエアコンがつけられない部屋で、つけるならウインドウタイプのエアコン限定になりますが、今のところ、なくても特に問題はなかったそうです。
寝室の入口にはのれんをかけてあります。開け閉め不要で出入りできます。
南側・和室
南側和室には、物をまったくおいていません。この部屋は着替えや、友達が泊まりにきたときに使っています。
お仏壇
お仏壇の代わりに、現在はキャビネットを利用して、コンパクトなお参りの空間を作っています。
上にお写真を置き、下のガラスの開き戸の中に、お位牌や仏壇周りのものを収めています。命日にはこれらを出してお参りしているそうです。
トイレ・洗面所
水を大切に使っているので、残り湯をお洗濯に使うホースなども準備しています。
便利お掃除道具
広いフローリングの床のお掃除は、モップが便利です。
杉山さんが使っているのは、ダスキンのモップセットです。大小のモップと、ゴミを吸い取る機械がセットでレンタルできます。
「ゆいま~る神南」が気になった方は、ぜひ見学にきてください。特に間取りは、実際に見て決めていただきたいと考えています。
実際に住みながら、住みやすいようにあれこれと工夫していくのがお好きな方には、とても向いている住まいだと思います。