ゆいま~る中沢ブログ

本当に大切なものは目には見えない@広報担当ヘルパー日記④


関東では、春一番が吹いたそうです。少し動くと、汗ばむ陽気でした。通勤途中にある梅畑の梅の花も、毎朝通るたびにに、一輪一輪と咲きはじめています。

【スクーリング4日目】

姿勢(ボディメカニクス)と体位(介護で必要な基本的姿勢)、移動(車椅子の使い方、移乗の仕方等)の介護を学びました。

まる一日、ほぼ実技をしながらの講習。介護者が無駄な動きをせず、利用者さんに最大限の効果を意識的に行うボディメカニクスの基本を学ぶ。先生の動きを見ていると、腰をぐっとおとし、足を開き、とても力強い後姿。利用者さん役の生徒も、気持ちがよいくらいスッと身体が動く。

グループになって、実践にやってみる。他の人がやっていると、お互いに、こうするといいよ、こうだよ、等とアドバイスができるが、実際に利用者さん役の人の前に立つと、頭は真っ白になり、次の行動が思い浮かばない…。見てわかることと、やることとはずいぶん違います。介護する側にとって、介護される側の体験は非常に大切です。

また、ご利用者さんにどのように声かけかをするかで、ずいぶん介護される側の安心感が違うのだということも痛感。

 

午後からは、車椅子について学ぶ。車椅子に乗る体験、段差の上り方、下り方について学ぶ。車椅子を介助する側が、通常の歩く速さで押されると利用者さんがとても怖く感じること、階段を上る時、下りる時、車椅子の動きが少し変わるだけで、怖さを感じることを体験。人に身体を任されていることの不安、目線の高さ、介助する側が感じにくい状況を体験することで知る。体験と想像力がとっても大切。

以前に、段差の前で車椅子の方と、介助の方がとまっていたので、「お手伝いしましょうか」と声をかけたことがあった。その時は、「コツがあるので、大丈夫です」と断られたことがある。今、振り返ってみあると、あの時は、私は相手には力が必要だと考えていたが、介助は力ではなく、車椅子の機能を理解した上での動きであることが、今ではわかります。一つ勉強するたびに、色々なことを気づかされます。

今日は、身体を動かす実践だったので、あっという間に終了。帰り道、地面に身体がうまっていくような疲労感、筋肉の疲れを感じている自分がいました。初めての経験と、まだボディメカニクスが身についていないため、身体を効果的に動かせないことから起こっているのでしょう。

介護の勉強をしはじめてから、街を歩いていても、車椅子の人、杖をついている人とすれ違うと、ほんの一瞬ですが、振り返ってします。それは今までの関心とは少し違ったもののように感じています。

杖をついている人であれば、歩き方を観察したり(勝手に観察してごめんなさい)、どんな日常を送っているのだろうか、等想像している自分がいます。今までは「大変だろうなぁ」と漠然とした思いを持つだけでしたが、今はその人が送っている暮らしについて考えようとしている自分がいます。

 

3月3日は、おひなまつり。とあるお店に行ったら、お店のお客さんが手作りの落雁を作ってもってこられていました。お店にあった小さな台と、屏風で立派なおひなさまに!

 

 

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