春の匂いに誘われて

ゆいま~る拝島の図書部会が企画した
“青梅 梅の公園散策”

当日は晴れときどき曇りのちょっと肌寒い天候でしたが、
参加者のみなさんは元気にロビーに集合。

電車に乗り、バスに揺られ、途中の家々の
お庭の草花や植木なども鑑賞しながら、
なだらかな山道を登って行き・・・。

途中には赤や白、そして淡いピンク濃いピンクなどの
梅の木がちらほら。

丘を登り切った時、眼前に広がったのは、
なだらかな斜面に咲き誇った見事な梅の大群たち。
まだ、七分咲きといったところだが、それでも見応え十分!

足が疲れやすい参加者を他の元気な参加者がサポートして歩いている様子は
まさしく、ゆいま~るの理想像の一片が垣間見えた瞬間でした。

空から舞い降りた繋がり

山梨県韮崎小学校6年1組の皆さんとの繋がりは
このゆいま~る中沢屋上庭園に舞い降りた、風船から始まりました

ある日、屋上に舞い降りたその風船には、
【いじめをなくそう】というメッセージと共に、【矢車草の種】がついていました。

その風船を飛ばしたのが、韮崎小学校6年1組の生徒さん。

山梨県韮崎市からはるばる飛んできたその種を、ゆいま~る中沢では、
屋上庭園で育てています。大切に大切に…。

先日、その6年1組の皆さんから、先日、素敵なプレゼントが届きました。
小包を開けてみると、画用紙や色紙に描いた生徒さん達の作品と
先生からのお手紙。

韮崎を紹介する手作りパンフレットです。

一人ひとりが工夫を凝らして作ったその作品。

一つひとつの作品を手に取り、眺め、
6年1組の子供たちの声や姿を想像しました。
この子は絵が好きなのかな…この子はサッカー少年?!
入居者のAさんは、

女学生時代、韮崎にお住まいだったとの事。
「ここに来て、まさか、韮崎と繋がりをもてるとは思いませんでした。
うれしくなりました。ここに来てよかったです。」
と喜ばれていました。

また、作品をご覧になった入居者Yさんは

「山梨から飛んできた風船にが!?ここまで?!あら~ご縁ですね~」

と驚きの表情。手作りパンフレットを手に取り熱心にご覧になっていました。

6年1組の子供たちは、今月20日が卒業式だったそうです。

6年1組の皆さん、
思い出に残る卒業式になりましたか?

4月からは中学生ですね。
勉強や部活、それから新たな友達との時間…
これから始まる新しい生活に、期待や不安もあるかもしれませんが、
この学生時代を、共に過ごす友人たちとの繋がりを、大切にして下さいね。
卒業おめでとう。そして、あたたかい繋がりをありがとう

春が笑顔を連れて来てくれます

3月に入りあちらこちらで春の訪れを

感じることができます。

 

先月の大雪がうそのようです・・・。

フロントの脇に沈丁花の蕾がつき始めました。

 

 

集会室のお手洗いに飾ると室内は暖かいせいか

あっという間に花が開き素敵な香りに包まれました。

入居者Sさんと沈丁花の話をしていると女子会のように

みなさんが次々に沈丁花にまつわるおはなしをして下さいました。

 

女学生の時に実習で緊張した時にこの香りが緊張をほぐしてくれた

だから今でも思い出の香り!」とNさん。

 

一旦フロントに戻り花ことばを調べたら

『栄光』『不死』『不滅』『歓楽』『永遠』。

みなさんにお伝えすると「私たちにぴったりね~!!」と大笑い。

 

Kさんが「冬より春の方が好きだわ~。みんなが自然と笑顔になるでしょ」と

言いながらご自宅用にお花をお持ち帰りしていました。

毎月行われている『フラワーセラピー』でも春を感じることが出来ました。

「ゆいま~る新聞」発刊

小学6年生のN・Sくんが冬休みの自由研究

の活動の場としてゆいま~るで1日体験されました。

その内容をゆいま~る新聞としてまとめてくれましたので紹介いたします。

*この新聞を入手したいという方はご相談下さい。

*PDFは写真をクリック。

 

ゆいま~るを研究テーマにした理由は

介護士になることが将来の夢だからだそうです。

 

朝から夕方まで、ラジオ体操、トランプなどレクレー

ションに参加し、その合間に居住者へのヒアリング

をするなど積極的に活動されていました。

 

ハウスに子どもが居るだけで明るく楽しい雰囲気に包まれ、

居住者はいつもより笑顔や元気な様子が伺えました。

 

家族以外に高齢者との交流の場を持つことはあまりないかと

思いますが、子どもには優しさやあたたかさ、思いやり

がみにつき、高齢者は生きがいや元気なる傾向にあり、

親にとってみても親が教えられないことを子どもが学べるという

相乗効果があるようです。

 

今回の体験によりN・Sくんの介護士になるという夢がより身近になって

いればとても嬉しいです。

 

より多くの方々が、いつでも、気軽に立ち寄れ

交流できる場の提供に努めたいと思います。

 

ありがとうございました!

施設=自由がない?!

ゆいま~る厚沢部から徒歩2分ほどの

町民交流センター「あゆみ」にて、

第8回 厚沢部歌謡(カラオケ)発表会がありました。

1年に1回、

道南全域からカラオケ愛好者たちが

ここ厚沢部町に集まり、

日頃の練習の成果を発表する場です。

演歌や歌謡曲を歌ったり、

踊りを披露したりと総勢68名の熱唱熱演でした。

この発表会には、ゆいま~る厚沢部介護スタッフも

舞踊で参加しました。居住者も、8名が見に行きました。

舞踊はプログラム一番最初なので、出遅れて見逃さないように!

とお昼ご飯を少し早く食べて会場へ。

 

↓会場に付き、開場を待っています

ステージの一番前、ど真ん中に座ることが出来ました!!

↓開演を待つ居住者たち

プログラムを真剣に確認している居住者Sさん。

いざ開演!!幕開けはわがゆいま~るスタッフの舞踊です!

素晴らしい舞踊に居住者の方たちがおひねりを投げています。

↓おひねりを投げに行く居住者Yさん

また、第一部の一番最後にもわがスタッフが登場し

再度おひねりを投げに行っています。

↓Iさん、たくさんおひねりを投げています!!

 

第一部が終了したところで帰ってきました。

「すごくよかったね、歌もみんなうまいわぁ。

外に見に行くのもたまにはいいよね。楽しかったよ。」と

帰ってきたEさんが笑顔で話されていました。

また、「踊り上手だったねぇ。」

「ちゃんとお札をつつんで持っていかないとだめよ、来年は!」

「いやぁ、今度からもう少しおひねり多く作っていかないとだめだなこりゃ。」

「来年も見に行こうねぇ!」

「今日は興奮して寝られないわ!」

などと、興奮冷めやらぬ会話が聞かれていました。

 

地域のイベントに参加すると、いろいろな人から声をかけられます。

「いつからゆいま~るに入ったの?」「どんな暮らしなの?」と、

知り合いの方と偶然会った居住者Eさんは質問攻めされていました。

ゆいま~る厚沢部の居住者が地域のイベントに参加すると、

狭い町ですからそれぞれいろいろな知り合いなどに出くわします。

そこでの会話をチラッと聞くと、「あら、施設に入ったんじゃないの?」と。

「自由じゃない施設」「暗いイメージ」といった従来の

福祉施設のイメージが根強く残っているこの小さな町では、

施設に入る=外に出てこないといった捉え方なのでしょうか。

自由に地域イベントに参加すると驚かれていました。

これからも地域とのつながりの場を持ち続け、

それが結果的にゆいま~る厚沢部を自然な形で

わかっていただくきっかけになればいいな、と思いました。

ゆいま~る那須グランドオープン2周年

風花舞う朝、いつもより早く食堂に入ると、まっさきに迎えてくれたのは

思い思いに咲いた色とりどりの花達。

居住者Uさんがいつものように素敵にアレンジされている真っ最中

「ようこそ!この特別な日に。」そんな声が聞こえてきそうな明るい彩です。

そう、今日はゆいま~る那須のグランドオープン2周年をお祝いする特別な一日です。

こうした行事に欠かせない縁の下の力持ち的な存在が居住者の方々のお手伝いなのです。

男性陣の会場セッティング。そして女性陣の厨房サポート。

そのお手伝いの方々が忙しく、でも和気あいあいと立ち働く姿に加えて、

今日は地域で日本料理店を営む”那々川”さんもかけつけて下さいました。

出来ることを皆で支えあうゆいま~る那須の風景です。

パーティーには居住者の方々をはじめ、設計士さん、建築士さん、地域の方々も

多数お集まりいただき、およそ60名程の皆さんで祝杯をあげました。

「おめでとう!」

「もう2年経ったのね、最初のオープンからは3年よね。」

「その前は何もない山林だったのよ。」

「リスやタヌキがいたのよ。」

そんな会話があちらこちらで飛び交います。

一期オープンは3年半前に時を遡ります。

その後二期、グランドオープンと続きました。

その頃から応援して下さっている地域の方々からは当時を懐かしむ話や、

温かいメッセージをそれぞれに頂きました。

絵手紙教室の古山先生、郷土料理教室の井上さんに始まり、

生みたて卵を分けて下さる根本さんからは、ゆいま~る那須そのものを文化と捉える

「田舎に都会がやってきた」なんてフレーズが会場を沸かせました!

有機無農薬栽培野菜を分けて下さっている恩塚さんからは食べ物の質の話を。

恩塚さんは、添加物や農薬を体に入れない大切さを熱心に説かれ、皆も真剣に耳を傾けました。また、すぐお隣の福島県西郷村で幼稚園を経営される五十嵐さんからは

「うちの幼稚園に来て、子供達から元気パワーをもらって下さい。」と嬉しいお誘い。

非電化工房の藤原さんからはお庭拝見のお誘いも頂きました。

そして、ゆいま~る那須の居住者もお世話になっている

あい・デイサービスセンター

施設長の石井さん、設計士の瀬戸さん、近藤さん、今井さん、

八光建設の園部さんと続き、

それぞれに、この2周年への思いを語っていただきました。

所狭しと並んだ数々の手作りの料理の他にも、地域の方々からお赤飯やケーキ、お漬物まで届けられ、

温かく家庭的な雰囲気でテーブルを囲み賑やかに談笑し、第一部を終えました。

 

 

第二部では、ゆいま~る那須の歩みを「那須100年コミュニティ」と題し、

プラスニューオフィス設計士の、瀬戸さん、近藤さん。地域プロデューサーの宮本さん。

コミュニティネットワーク協会理事長の近山さんがパネルディスカッションを行ってくださいました。

この地が里山だった頃からの話をはじめとして、集まりすぎず散らばりすぎず「わ」になって

暮らすことをコンセプトに現在のスタイルになったこと。

設計士さん自身も住みたい家であること。

どんな住宅を作りたいかと意見を出し合った際に

”自分らしく暮らせる家”が多数意見となるも、”高齢者の家”とはどなたも仰らなかったと、当時のアンケートを読み返すと一同が大笑い。

設計図面が100通りにもおよび、居住希望の皆さんと選択された経緯。居住にこぎつけた矢先の3.11神戸への避難。戻りすぐの二期工事。生活の場のすぐ隣が建築工事現場という一期居住者の方のストレス経験も今では思い出となり、この場では「やりにくかったでしょう。」と労いの言葉が出るのも月日の経過があってこそ。

苦楽を共にした創り手と住み手が一緒になった住まいづくりは里山から始まり、その意識の繋がり、広がり。また関わってこられた先人の方々の思い、知恵、行動の上に今があること。

暮らし、生き方の中から新しいコミュニケーションが生まれ、

続いていく100年コミュニティ。

その襷を未来へつないでいきたいですね。

グループハウスの一日

朝6時30分、グループハウスのあちらこちらのお部屋から、
人の動く気配が聞こえてきます。
スタッフは、じっと耳を澄まします。
「あら?Tさんはまだお休みかな。」
お部屋を訪ね、お声をかけます。
「おはようございます。もうそろそろ7時になりますよ。」
「食堂が始まりました。お食事行かれませんか?」等々。

お部屋のミニキッチンで、自分で朝食を用意する方、
ゆいま~る食堂で馴染みのスタッフや常連さんと
おしゃべりしながら朝食の方、
思い思いの形でお食事をされます。

朝10時、リビングではテレビ体操が始まります。 身体も目覚めます。

お茶で一服した後は、デイサービスに出掛ける方、
受診のため病院に行く方、
ハウスのサークルに参加する方、
近くのスーパーに買い物に行く方、
それぞれのスケジュールで動き出します。


時間を見計らって、それぞれ準備が間に合うように
お声かけするのもスタッフの大事な仕事のひとつです。

ひと部屋予備の部屋もあります。
ベッド、寝具、テレビや椅子等も用意されているので
一般居室の入居者が体調を崩してしまって、
一人では不安な時など、急な利用も可能です。
夜勤のスタッフは、夕方5時にはスタンバイ。
その日の出来事や入居者の様子、体調などの申し送りを
しっかり受けで夜間に備えます。

夜9時過ぎには敷地内を巡回をし、異常がないか見守ります。
体調不良などで、コールがあれば、直ぐに駆けつけ、バイタルチェック。

グループハウスでの暮らしはまさに、24時間、ほどよい見守りのある住まい方です。

水曜日はパンの日

毎週水曜日の2時、食堂ではパンの販売が始まります。

「スーパーのパンでは物足りない」という居住者の声に応えたもの。

あしたやさんのご好意で、食パン、バターロール、

フランスパンに調理パンと、今すぐ食べたくなるような

ふわふわのパンがずらりと並べられます。

 

焼き立てパンをお目あてに居住者の皆さんが

30分も前から集まっていらっしゃり、

販売開始を待ちながら、おしゃべりに花が咲きます。

 

「今日はどのパンにしようかしら?」

「バターロールどうだった?」

お一人お一人順番にパン選び。

そして「本日も完売!!また、来週」

 

その他にも食堂の棚にはあしたやさんの調味料やお菓子、お餅など

さまざまな食材が並び、健康志向の高い居住者のニーズに応えています。

 

隣町在住のデザイナーキクコさんのコーナーは、

オシャレバッグやポーチ、アクセサリー、メガネケースなど

心のこもった温かい雰囲気の作品でいっぱい!

巾着袋は200円~、ポーチは600円~とお買い得。

リピーターも多いです。

 

食堂がつなぐ地域の輪がどんどん広がっています。