編み物で、楽しく♪リハビリ
今回は、居住者Sさんを紹介したいと思います。
Sさんは脳疾患の後遺症で、右手が動かし辛くなってしまい
普段は「右手が冷たい!」と手袋をして温めているのですが
先日、居住者の皆さんで編み物をしていた時の事です。
他の方の編む姿を『じーっ』と見ているSさんに、「編み物してみませんか?」
とのスタッフの声掛けに、「若いときは沢山編み物をしたけど、今はこんな手では
出来ないよ」とおっしゃるSさん。
試しに棒針と毛糸を渡してみると・・・
とても上手に編まれているSさん。
その後も黙々と編み続けられていました。
とても右手に麻痺があるとは思えないスピードで、編み目もきちんと揃っていて
綺麗に編まれていました。
「昔は着るものは作るしかなくて、みんなつくったんだよ~」と編み物もたくさんされて
いろいろなもの作っていたとの事でした。
体はちゃんと覚えているという証しなんですね。
スタッフ一同、Sさんに驚かされた一日でした。