立夏
5月になりました。二十四節気ですと、『立夏』です。4月はやや肌寒い日々が続きましたが、ようやく爽やかな季節になってきました。ゴールデンウイークの連休中は特に暑く、最高で29℃にも達しました。
『五月晴れ』という言葉があるように、カラッとした爽やかな晴れる日が印象に残りますが、実は一年で一番不安定な天気が続きます。局所的な雨も降りますし、雹の発生件数は年間の3割を占めます。
例年であれば多くの観光客で連日ごった返す那須も、今年は新型コロナウイルスの影響で、全く静かで落ち着いた雰囲気でした。幸い、那須町と日常生活圏である福島県西郷村・白河市では現在、まだ感染者はでていない状況です。
栃木県の緊急事態宣言は解除され、全国的に外出や経済活動が再開に向けて動きだしている状況ですが、新型コロナウイルスの終息には未だ程遠い現状です。
那須連山も毎年5月8日に開山祭が行われますが、今年は開山祭も中止。山開きは行われていません。心なしか随分ひっそりとした佇まい。
しかし自然は自然、そんな中でも那須町ではいつも通り田植えも始まり、またいつも通り帰ってきてくれる生き物たちがいます。
ツバメがちょこんと、手摺りに乗っています。近づいても逃げません。もうずっと30分くらい、佇んでいました。
突然、「ピーチチチ….」と鳴いたと思ったら、また別のツバメが颯爽と飛んできて、古巣があるところへ入りました。
どうやら毎年やってくるツバメなのでしょう。今年もお会いできました。