共に生きる
先日、近隣の小学校の学校公開(授業参観)で
【高齢者サポート学習】を行うということだったので
見学に行ってきました!
一昨年6月から児童の下校見守り(声掛け運動)を
居住者・利用者と行っている近隣の小学校での開催です。
居住者・利用者も一緒に見学できたら・・・と思いましたが
今回は寒い体育館での開催だったのでお誘いは控え
スタッフのみで見学に伺いました。
2ヶ所の地域包括支援センターの方や、市役所の方が
高齢者の身体やこころの変化などを
わかりやすくクイズも交えて、5年生の生徒さんたちに説明されました。
疑似体験をする時間では
重りやゴーグル、手袋などを使い高齢者の身体体験です。
「チャックが簡単に出来ない!」
「本がめくれない!」
「怖くて歩き出せない!」
「こんなにからだが重く感じるの!?」
「方向を簡単に変えられない!」
「誰かがいてくれると安心」
と、体験している生徒さんからたくさんの感想が出ていました。
中には、
「これで耳栓したらもっと怖いね(身体の不自由+耳の不自由さ)」
という鋭い意見を言う生徒も。
その後、おばあちゃんと孫(小学生)の設定で、【ものがない場合】・
【コンビニで困っている】という、身近にありそうな題材での寸劇が行われ、
更に理解が深まったのではないでしょうか。
その後、劇についてグループディスカッションをしました。
「ちょっと見守ってあげればいいだけなのに!」
「優しく声かけてあげたらいいのに!」
など、子どものストレートな言葉に感動しました。
校長先生より
「この学校の歴史の中で初の高齢者についての学習。
たくさん感じ取ってみんなに伝えていきましょう。」
との締めの言葉。
体育館に飾ってあった立派な書が輝いて見えました。