喜びとおいしさを分かち合う「多世代・餅つき」
12月8日(土)ゆいま~る多摩平の森「餅つき会」が青空の下、行われました。日程が決まってから2週間程しかなく、準備は大変でしたが、スタッフが一丸となり無事に当日を迎えることができました。当日は好天に恵まれ、居住居者、地域の方、りえんと多摩平から合計80名近い参加者がありました。食堂前デッキは、子どもから高齢者まで色々な世代がいて、ワイワイガヤガヤ、とっても楽しい雰囲気。
ボランティアさんも大勢参加くださり、つきあがった餅をまるめ「あんこ、きなこ、胡麻、大根おろし、おかか海苔、納豆」を次から次へとからめてくれます。この種類の多さにどれを食べようか迷ってしまいますね。80人分のお腹を満足させる量というのは、並大抵の量ではありません。皆さんの手早いお仕事のおかげで、出来立てのお餅がどんどん配られていきます。
今年で94才になられる居住者男性も力強く杵を振り上げ、周りの声援を受けていました。地域の子供たちが変わる変わるつくと自然と「よいしょ、よいしょ」と掛け声がわきました。子どものお餅をつく姿って、本当にほほえましいですね。
最後の一臼はボランティアさんの打ち上げ用で、大福餅にし豚汁と一緒に召し上がって頂きお開きとなりました。
ひと昔前は、餅つきは家族が揃って行う年中行事でした。現代では、家族のあり方や生活様式が変化し、餅をつく風景はほとんど見られなくなりました。餅つきひとつをとっても、子どもは、お母さんやお父さん、おばあさんやおじいさんの働く姿をみて、自然と生活の知恵を学んでいたのだと思います。家族というつながりではないけれど、自分たちの住む場所で、子どもも大人も楽しく交流しながら日本の行事を楽しめるというのは、幸せなことですね。来年もたくさんのご参加をお待ちしています。