手仕事の技が冴える逸品
今月、お誕生日を迎え、96歳になられた多摩平の森居住者のOさんは
30代のころから、染め物がご趣味だったそうです。
今回はOさんの染め物作品の1部をご紹介させていただきます。
たとう紙を開くと…
柄、色彩、繊細なタッチに、目も心も奪われるほど上品に輝く帯。
非常に細やかで、正確・丁寧な染め物の技、趣味の域を超えた感性と技の逸品。保管も非常に丁寧にされており、Oさんの作品への想いと几帳面なお人柄が感じられます。
こちらの作品を作り上げた時のご様子を伺うと、下絵を完成させるのが大変だけれど、色入れは、TVを見ながら楽しくすすめていたそうです。
「私は、ながらの人だから」と柔らかい笑顔でお話してくださいました。
楽しみながら没頭し極める趣味があるということは、素敵な生き甲斐ですね!!
当時は染め物のほかに、テニスもなさっていたそうで、
お天気の良い日は、絶好のテニス日和になると思うところですが…
天気が良いから染め物が干せる!!
結果的にテニスをやめてしまったというエピソードもお聞かせいただきました♪
私たちスタッフは、居住者の方々が成し遂げてきた人生の積み重ねや
経験豊かな思考に触れ、日々刺激を受け、感動を与えていただいています。
今後も、このブログを通して居住者の方々の素敵な趣味の作品なども紹介したいと思います。