おやつ作り ホットプレートで簡単アップルパイを作ろう!
今回のおやつ作りは
昨年、友人から山盛りのリンゴをいただいたので、何か利用者と一緒に楽しくお料理をしたいと考え、「アップルパイ」作りに挑戦してみました。
問題は、リンゴの皮むき・・・
さて利用者に皮を剥いていただけるだろうか?
と考えている時、ふと「自分でリンゴの皮を剥いて食べましたよ」
と仰る利用者がおられたことを思い出しました。
さっそくその方に、「今日は皆でアップルパイを作るので、リンゴの皮むき
をしていただけますか?」と尋ねると、快く引き受けてくださいました。
いざ本番では、リンゴを丸いまま器用に皮を剥いてくださり、実に感動しました。
私も対抗意識を燃やし、同じように丸ごと皮むきに挑戦してみました。
無事に皮むきが終わり、次はリンゴのスライスへ。
トントントントン!とリズムよく包丁がまな板に当たる音がフロアに響きます。
見ると、利用者の1人が、まるでプロの料理人のような包丁裁きでリンゴをスライスしていらしゃるのです。
手の怪我を心配して「ゆっくり切ってもらっていいですよ」と言うと
「ゆっくりやと、真っ直ぐ切られへんねん」と
スピードを変えることなく、トントントントン!
心配した怪我もなく、リンゴのスライスが完了しました。
ここからはホットプレートの出番。
スライスしたリンゴをホットプレートで加熱し、砂糖を加えて、コンポート
にしていきます。
包丁が上手く使えなかった利用者も、
「これは任せて」と言わんばかりにリンゴが焦げないようにコテで混ぜてくださいました。
リンゴの焼ける良い香りがフロアに立ち込め、何となく利用者に笑顔が広がります。
続いて、餃子の皮にリンゴのコンポートを乗せて、接着剤代わりのバターを塗って、
もう一枚の皮で蓋をします。
パイ生地から作ると、とても時間が足りないので、餃子の皮をパイ生地に見立てて代用しました。
生地に包み終えたパイを、再び、ホットプレートで加熱し、皮をパリパリに焼いていきました。
少し焦げ目がついたくらいが食感が良いので、焦げ過ぎないように、
こまめに裏返していきます。
そして、焼きあがったパイを半分に切って、盛り付けたら完成!
今回は、初春の季節感も味わっていただきたく、イチゴも添えて盛り付けました。
さらに、飲み物は、利用者に剥いていただいたリンゴの皮を使った「アップルミルクティー」も添えて。
さて問題のお味の程は?
リンゴの皮を剥いてくださった利用者から、「OKサイン」をいただきました。
シンプルな内容ではありましたが、利用者が分担して参加でき、お味もGOODの評価を頂いただき、一安心。
予想以上の利用者の活躍と、新しい一面が見られた、楽しいひと時でした。